大切なことはいつも「じぶん」で選択する
なにか困ったことがあったとき。
自分一人では決断しづらい問題が立ちはだかったとき。
どうしても一人では抱えきれない選択肢が目の前に現れた時。
「人生は選択の連続だ」とはよく言ったもので、生きていると大きな選択や小さな選択まで毎日たくさんの選択の中で生きている。
わたしは俗に言う優柔不断というやつで、友達とランチに行くと最後までメニューが決まらず、結局店員さんを呼んでもらって決めなければいけない場面に自分を追い込んで決めることも少なくない。
そんなわたしだから、悩み事や相談事をすることもきっと人より多いんだと思う。何かあったら友達にすぐに相談してしまうし、気づいたら「ねぇ聞いて」とLINEを送っている。
そんなとき、誰かに相談事を聞いてもらうとき、決まっていつも自分の斜め上から自分を眺めているもう一人の自分がいるような気がしていた。
俯瞰的に、どこか他人事のように自分自身を見つめているもう一人の自分。
その自分が、悩んでいる私の斜め上で「相談しているけれども結局自分の中で答えは決まっていて、その背中を押してほしんでしょ」と他人事のようにささやいている。
たぶんそのもう一人の自分の言う通りなんだと思う。
自分の選びたい道を肯定してほしくて、間違っていないんだと思いたくて、誰かにその選択肢の背中を押してもらっている。
きっと相談するときにはもう選ぶ方は自分の奥底で決まってしまっているんだと思う。
大事なことこそ誰かに相談したくなるし、自分一人で決めてしまうのが怖くなることだってある。知らず知らずのうちに誰かを頼ってしまいたくなることだってある。でも、きっと本当に大事なことは自分でちゃんと決めなければいけないんだと思う。
誰かに私の大切な決断をゆだねてしまうのではなく、自分の歩む道はしっかりと自分自身で決めていく。
そうすることで、歩んでいくこの道も、きっと今よりも幾分か自信をもって歩いていけるようになる気がした。