ニコチンと大学生と①
私は2024年から禁煙(減煙)する予定のヤニカスである。
私は喫煙可能になったころに喫煙を始めた。
きっかけは好きな人が吸っていたとか、単純な興味とか、からとかだったと思う。常喫はアークロイヤルとかハイライト。私は今日も馥郁たる紫煙を燻らせる。
紫煙
ある冬の朝、くゆらせたタバコの煙はそのまま雲の中へ。するとやにわにとある考えが降ってきた。「いつタバコやめよう?」
もともと、老齢になったところで吸ってる自分を想像できていなっかた。人生設計になかったのだ、タバコは。脆い意志と惰性で吸っていたタバコは突如、壁と認識されはじめた。当たり前に思う、「これを取り除くべく動き出そう」と。周りでタバコを嫌う人が帰省先の人たちと、彼女。今後の生活で絶対にタバコは邪魔になる。
禁煙
まず、直近にある年末の帰省を禁煙で乗り切ろうと思った(もともと実家は喫煙NGなので予定通りだが……)。
2週間の年末帰省のあと、つまり来年からは目標として紙巻タバコをやめようか。一人暮らしの家にはPloomTechがある、これは隗(身近な手始め的な意味で)にはうってっつけだ。来年はハイライトでもアークロイヤルでもなくPloomTechを吸い続けようか、家の中でも吸えるし。
しかしここで立ちはだかる大きな壁がある。味の違いだ。ハイライトのラム酒や、アークロイヤルのバニラ、そんな幽香はPloomTechのレギュラーには今のところない。むしろボールドゴシックの「タバコ」という文字が頭に浮かぶ。癖のないメビウスだから仕方ないか……。そう考えると禁煙すると二度と玩味できなくなるのか。
こんな記事書いているとまた吸いたいなぁ。
実家から送信
鮎野鱗:北海道大学理学部物理学科、今はオモコロとたむらかえが生きがい。