IT業界とWeb業界の違い

初めに

2021/12/17 株式会社potentialightにて初の研修がありました。
僕自身あまり知識のない内容だったため、学びのたくさんある有意義な時間でした。新しいことを学ぶ時ってワクワクしますよね👻

今回はせっかく学んだことを忘れないうちにさっさとアウトプットしてしまおう大作戦と復習をできるようにするために、自分の言葉で人生初のnoteを書いてみました。
※エビングハウスの忘却曲線によると翌日には6割以上も忘却するというデータがありますよね。僕の場合は完全に忘却する恐れがあります。

エビングハウスの忘却曲線

↑出典:https://ameblo.jp/kaatsu-oyama-tochigi/entry-12248057871.html


それではやっていきましょう🎄

研修の目的

まず初めに今回の研修の目的は"IT業界とWeb業界の違い"を理解することです。

なぜならば、"業界と職種の違い"を理解するためです。まずは業界を理解。
違いを正しく理解しておくことは、求職者の理解を深め、採用者へ情報を正しく伝えるために、業界と職種を明瞭に整理できることが非常に大切です。
※そもそもIT領域に強いと謳っていても意外に、これすら違いをわかっていないエージェントの方々は多いとか🙄
職種についてはまた今度♪

結論、IT業界とWeb業界のざっくりとした違いは、
"システムを提供する会社かブラウザ上のサービスを提供しているか"です。

▼図で表すとこんな感じです。

2021_12_17 業界研修 (3)

↑出典:自作

順に見ていきましょう⛄️

IT業界

まずはIT業界側から、大きく分けて発注側と受注側の2つあります。
発注側には社内SEやITコンサル(時と場合による)などが分類されます。
受注側にはSIerやSESが位置しています。

社内SE:その事業会社のエンジニア
ITコンサル:外部のコンサルタント(Accentureなど)、ITのお医者さん。
※最近はITコンサルが自社開発の営業をかけて来ることもあるとか...🧐
SIer(System Integrator):システム開発会社。(ORACLEなど)
開発の上流に位置する。
※インテグレーター:なんでもやさん。SIやプライムとも言う。
SES(System Engineering Service):システムの開発・保守・運用における委託契約の一種。基本的にはSIerから案件が降りてくる2次請け(セカンダリ),3次請け。

SIerとSESの関係性がわかりづらいと思うので、

例えば、あるフィットネスジム事業会社にて、より効果的なサービスを実現するために、「顧客のトレーニング状況、その成果データを全て比較分析できるシステムが欲しいな〜」と思っていた際に、どうすれば良いか考えた結果、SIerと呼ばれるシステム開発会社に相談することが多いです。

こうして相談を受けたSIerは事業会社から開発案件を受注します。

※企業の業務効率化をITの力で助けるのがSIerの目的です。
そのため、僕たちのようなコンシューマが普段そのサービスを目に見ることは少ないです。そういった部分でもIT業界とWeb業界の違いはあります。

しかし、SIerが仕様や設計といった上流工程を定めていくうちに、開発するエンジニアが足りなかったり、できる限り上流工程に人員を確保するために、開発は他の人に任せたりなどします。そこで任せるのがSESです。このように元請けのSIerから案件が降りてくるのが2次受け、3次受けといったものです。

これがIT業界の簡単な説明になります。
続いてWeb業界を見ていきましょう⛄️

Web業界

続いてWeb業界側には、大きく分けてWeb制作会社とWebサービスの2つ存在します。

Web制作会社の中には大きく分けて4つ分類されます。

1. Web制作
HPを制作したりします。
弊社の近くにはSIMONEという超絶オシャレな企業がありますね。

2. Webマーケティング
WEBのデータ、顧客分析、SEO対策、市場調査などを行います。

3. ネット広告代理店
その名の通り、ネットの広告を代理で販売します。グノシーや食べログのような様々なメディアデータを持って、顧客に提案、販売します。
サイバーエージェントやセプテーニなどが代表企業としてあります。

四大マスメディア
新聞、雑誌、ラジオ、テレビ
市場規模は約2兆円、ネット広告は約2.2兆円(2020年)
2019年にインターネット広告がテレビを超えました。

画像4

↑出典:https://media-radar.jp/contents/meditsubu/ad_cost/

4. アドテクノロジー
一言で言うと、広告の配信・最適化における技術です。
RTBという仕組みとDSPSSPといった技術を用いて、各個人に最適な広告を流します。
僕は旅行の広告ばかりいろんなメディアで流れてきます✈️
有名な会社としてフリークアウトがあげられます。

しかし、これら全てを一気通貫で行う会社も多くあります。
それらをWebインテグレーターと言います。IMJやトランス・コスモスなど
※SIerと同様、Webのなんでもやさんですね!😇

話は少しずれますが、この中で一番難しいアドテクノロジーをもう少し詳細に解説しておきます。

◾️アドテクノロジー

上記に記述したとおり、アドテクとは一言で言うと、広告の配信・最適化における技術です。
そのためにDSP、SSPといったシステムを用いて、RTBという仕組みがあります。
▼図で表すとこんな感じです。

2021_12_17 業界研修 (1)

↑出典:自作

▼流れ(リクエストとレスポンスが図解より多いですが察してください笑)
①ユーザーが広告枠のあるサイトを閲覧。
②ユーザーデータをSSPに送信。
③SSPから各DSPに、サイトから受け取ったユーザーデータとともに、どの広告を配信するかを決めるオークションを行うようリクエストを送る。
④各DSPから入札結果がSSPに送られる。
⑤各DSPから送られてきたオークション結果の中から、最高額をつけたDSPの情報をサイトに送る。
⑥サイトから最高額のDSPに対して、広告配信のリクエストを送る。
⑦DSPからサイトへ広告が配信される。

DSP(Demand Side Platform)
一言で言うと、広告のデータと掲載先のデータを分析照合し、広告を最適化するシステム。SSPとリクエストとレスポンスを繰り返す。
広告収益の最大化を目的とした媒体側のプラットフォームとも呼ばれる。

SSP(Supply Side Platform)
サイトに訪れるユーザー情報を取得して、DSPにデータを供給するシステム。DSPとリクエストとレスポンスを繰り返す。
媒体側の収益を最大化させるためのプラットフォームとも呼ばれる。

RTB(Real Time Bidding)
DSPとSSPのやり取りによる広告配信の仕組み

最後にWebサービスについてです。
とは言ってもこちらは普段僕たちが目にしているWebサービスなので、代表例をあげておきます。

スクリーンショット 2021-12-18 16.13.15

・食べログ:飲食店掲載メディア
・グノシー:ニュースアプリ
・メルカリ:あれですよあれ。


以上が約2時間ほどで学習した研修内容かと思います。
突き詰めれば結構濃いですね笑
個人的な感想としては、IT業界は概念が曖昧であったり、システムや仕組みは難しいものがあるため、求職者と採用者との正確かつ円滑なコミュニケーションをとるためにはエージェントといえどしっかりと勉強し続けなければいけないと思いました。というか理解できないとどちらとも本気で支援することはできないと思いました。
まだまだ知識武装しなければならないことはたくさんあるかと思いますが、コツコツ頑張っていきたいです。

お疲れ様でした。

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