53.星野源さん②「湯川寺、そして人間の欲深さ」
順調に朝が不安です。
心臓の鼓動が激しくなり、息苦しくなり、座っていられなくなり、横になっていることがほとんどです。
身体が危機を感じて、鼓動も激しくなるんだと思うんですよね。これはわたし独特の体質なのか、躁鬱の症状なのか、どうなんでしょうか。躁状態の時にこそ、鼓動が激しくなりそうなものですが。
そしてそういう時は必ずと言っていいほど、障害者手帳のことを調べたり、市の福祉のことを調べたりするんです。誰か助けて欲しいってことなんでしょうね。
そんな感じで、ネットでいろいろ検索していたら、いつの間にか星野源を探していました。もう癖になっているんでしょうか・・・。源さんの言葉で助けて!という無意識の気持ちかな。
本当はこの検索するっていう行為もあまり良くないんですけどね。見たくない情報が飛び出てきた場合はそのまま落ちていくので。
すると、ある画像を発見しました。
源さんの『FamilySong』の歌詞が、お寺の掲示板に書かれている・・・。
おおおおぉぉ!とびっくりしたわたしは、そのお寺のサイトに飛んでみました。
それは北海道函館湯川町にある「湯川寺」というお寺です。読み方は「とうせんじ」。
FacebookやInstagram、TwitterなどSNSもしているお寺で、住職さんがギター弾き語りなどもする、一般的なお寺のイメージを覆すような、そしてとても素敵なお寺だと思いました。
「会いたい人に会いに行ける明るいお寺です」
「なにもない時にもふらっと、皆さまの行きつけのお寺にしてもらえれば幸いです」
行きつけの飲み屋ではなく、行きつけのカフェではなく「行きつけのお寺」。
お寺って敷居が高いイメージで、観光で行くとしても、礼儀作法やマナーが気になってしまうのですが、このお寺は気軽に足を運べそう。お寺カフェもありました。
もちろん住職さんたちはきちんと修行を終えられた方です。
そして湯川寺にはブログもあるのですが、源さんのことを何回か書かれています。
「音楽と仏教は似ている」「ここにいないあなたへ」「Hello Song」「Family Song」など。
読ませて頂いた感想は、ほぼ同じことをわたしも感じており(恐れ多くて申し訳ない)、いつか必ずこのお寺に行く!と固く誓いました。
もしかして、源さんファンには有名なお寺なのかな?
興味がある方はぜひ、サイトを訪れてみてください。お寺の掲示板にデカデカと源さんの歌詞が書かれている風景は、圧倒されますよ。
北海道函館市。いいところですもんね。ご飯美味しいし!以前行った時は旅館でイカソーメン食べました。劇的に美味しかったです。
綺麗な夜景も観たんですが、観光客でごった返していて「押すんじゃねぇよ!」「フラッシュが眩しいんだよ!」と怒号が飛び交っていました。
いやいや、夜景はあなただけのものではないですよ。その綺麗な夜景に、癒されようと思って来ているんではないんですか?
昔、上野美術館に「阿修羅展」を観に行ったことがあります。
入場制限がかけられていて、まず美術館に入るまで1時間ちょい待ち。そしてやっと館内に入ってみると、意外と余裕がありました。ゆっくり観られるように、配慮してくれているのかなーと思いながらいろいろ回った最後、たどり着いたのが「阿修羅像」です。その周りだけ異様な光景でした。
スキャンダルを起こした有名人や、政治家を取り囲む記者たちのように人が集中していて、乗車率120%の満員電車並み。これか、入場制限の理由は。
さっきの函館の夜景と同じく、ここでも怒号が飛び交います。
「押すな痛いだろ!」「見えないんだ早くどいてくれ!」
もうね・・・なにしに来たのあなたたちは。喧嘩するために来たのでしょうか。人間の欲深さというものを阿修羅像は冷静に見下ろしていましたね。それを含めての展示ということなら、上野美術館、やるな!!狙い通りだったよ!
後半、話がずれましたが、湯川寺、いつか必ず行きます。そしてお寺カフェで静かにお茶する。