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【海外インターンシップの話】

私は昨年、約2ヶ月間の海外インターンシップに行って来ました。

就活を終え、軽い燃え尽き症候群になっていた為、環境を変える素晴らしい機会だと思い、迷う事なく挑戦しました。

仕事内容はクルーズ船乗務員のウェイトレスです。

船の乗船資格を取得する為に、2週間フィリピンで訓練を行い、取得後はシンガポールをベースに東南アジアの航路を乗船していました。

私が乗船したクルーズ船は 乗客定員約3300名 乗員約2000名 という豪華客船で、クルー約2000人の内日本人クルーはたったの6人

労働時間も1日約12時間、オフは1日もありませんでした。

そんな厳しい環境の中でも私は挑戦して本当に良かったと思っています。


理由は二つあります。


1つ目は国際色豊かなクルーと出会えた事です。

50か国以上のクルーと共に生活をし、様々な文化に触れ、自身の感性が研ぎ澄まされたからです。

世界情勢が日々変化する中、ネットワークも通っていない、外部の情報が遮断された船の世界では、多国籍であっても船の中では国との間の壁は一切なく、クルーズ船という1つのナショナリティが存在しているような 不思議な感覚でした。

廊下ですれ違うクルーはみんな友達、今後海外旅行する時は必ず現地に仲良くなったクルーがいる  出会いの大切さを実感しました。


2つ目は改めて日本の住みやすさを再認識出来た事です。

乗船前に2週間滞在したフィリピン マニラでは大都市ではあるけれど、舗装されてない道やストリートチルドレン、スリや詐欺がまだまだ目立っており、怖い思いを何度も経験しました。

また仕事の合間に下船した就航地では伝染病や狂犬病、治安の面で不安な街もありました。

日本では狂犬病は完全に駆逐され、医療も発達している、所作やマナーの美しさ、和洋中恵まれた食事に囲まれ、愛する家族と共に生活出来る

そんな恵まれた環境で過ごせているという事に気づき、当たり前の日常のありがたみを噛み締めて過ごして行こうと思う機会となりました。

たった2ヶ月間でしたが英語力や就労経験以上に得た経験や出会いは大きく、より一層国際社会と関われる仕事に就き、成長していきたいと思うきっかけとなりました。

 
いつか家族を自社便でシンガポールへ連れていき、乗船したクルーズ船の船旅をプレゼントしたいと考えています。

Ayumi