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鳥のように、軽やかに、飛んでみたい。《2024年のふり返り》
みなさんは、新年の抱負を漢字一文字で宣言したことはありますか?
神社の絵馬や、お正月のテレビ番組などでは見かけたことがあるものの、私はいつもなんだか気負いしてしまって、力強い言葉を選んだことはありませんでした。
そんな私が、少しドキドキしながら書いた、2024年のキーワードは「飛躍 - とりのように、軽やかに - 」でした。
今年の年初め。滋賀を拠点に活動するヨガ講師で、日本ジャーナリング協会代表のChihiroさんのもとで、「2024年はどんな年にしたいか」を言葉にするビジョンカードづくりに参加しました。
ビジョンカードとは、夢や目標を視覚化するビジョンマップの言語化版のようなもの。家族のこと、仕事のこと、暮らしのこと、人付き合い、趣味など、好きなテーマごとに「2024年はこうなりたい」という思いを一枚のカードに書き出します。そのカードを手帳にはさんだり、お部屋に飾ったり、日常的によく目につくところに置いて見返すことで、自分が大切にしたいものを思い出し、行動につながって実りやすいというのです。
私は、ときどき新月の願い事を書くようにしているのですが、その願い事ノートにはさんで、今年一年間、心が揺らぐときや、なかなか周りに理解されないように感じるときなどに、本当にお守りのように何度も何度もビジョンカードを見返していました。
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仕事でも次のステップにすすみたいという気持ちが、「飛躍」という言葉につながっています。
日々のふり返りだと、仕事の課題や目標を書き出しがちなのですが、
私がビジョンカードに書いたのは、
「“今”の子どもといっぱい向き合う」とか
「なるべく旦那さんを深い気持ちで応援する」「感謝を忘れずに」とか。なんだかんだ、家族のことが多く、頭の中のけっこうな割合を占めていることにも気づかされます。笑
そして今、あらためて今年のビジョンカードを見返してみると、
・フランスに行く
・月収20万円
という二大目標が叶っていたり、秋以降は子どもたちとのお出かけも楽しんだなぁ、本当にこの通りの一年を過ごせたなぁ、とじんわり充実感を感じているこの頃。
心の声に耳を傾けて、願いや望みを言語化して、視覚化することで、自分の行動が変わってくるということを、この一年間をかけてしみじみと実感することができました。
そして、もう一つ。
今年あらためてわかったこと。
自分の夢ややりたいことだけが叶ったら幸せなのか?と聞かれたら、
私の場合は、YESではない。
鎌倉での日々の暮らしも好きだし、
子どもと過ごす時間も好きだし、
家族の関係をぎくしゃくさせてまで優先したい仕事はない。
だから、仕事の充実だけが、私の幸せではないということ。
そこにはっきり気付けたら、気持ちがすっきりして、いつも時間がないとか、やりたいことができないとか、足りないものばかりに目がいきがちだったけれど、
「なんだ。私は今、けっこう幸せなのかもしれない」
と素直に思えるようになったのです。
家族との暮らしがあって、
健やかな心と体があって、
生活するためのお金も必要で、
自分のやりたいことや夢もある。
ワクワクやときめきも大切にしたい。
目の前のささやかな日常のありがたみに気づいたら、この幸せな日々をどうやったら続けられるかな、という発想に、気持ちも思考回路も変わり、何よりも自分自身の心がずっと軽くなりました。(ここに行き着くまで、本当にたくさんの葛藤がありました。)
そんな風に、どこか大らかな気持ちになれたのは、たったひとつのゆずれないもの = 心の底から切実に願っていた、フランスへの数年ぶりの再訪を叶えることができたからかもしれません。
「飛躍」なんて、いつもは使わない、ずいぶん背伸びした言葉をかかげちゃったなと思っていたけれど、、
2024年は初めて本のライティングをまるまる一冊手がけたり、過去最高単価のインタビューのお仕事をいただいたり、フランスでの取材にも挑戦して、連載企画をはじめたり。
気づいたら、ふわっと羽ばたけていたね、私。
まだまだ、飛んでいけるよ。
来年はまたどんな日々が待っているんだろう。
心から本当に願うことは、叶えられるものなのかもしれません。
大きすぎる夢は、きっとない。そう信じて、2025年を迎えたいと思います。
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▼ Chihiroさんの2025のビジョンカードづくりのワークショップ、今月もやるみたいです。オンライン開催なので、興味のある方はぜひ。
▼ Chihiroさんとの出会いは、江角悠子さん主宰のオンラインサロン「京都くらしの編集室」でした。書く技術や書く習慣をとおして、自分らしい暮らしや仕事をつくっていきたい仲間たちの集まりです。ピンときた方はぜひ、扉をノックしてみてくださいね。