09. 基礎工事のはじまり|鎌倉の家づくりのはなし
家づくりのはじめに行う基礎工事は、家の土台となる骨組みをつくる工事のこと。土地の地盤を調べて、地盤が弱いところがあれば、固いところまで杭を打ったりして地盤を強化することもあります。
そして設計図に合わせて、土台となる部分をコンクリートでつくりこんでいきます。基礎をしっかりコンクリートでつくることで、そのうえに建つ木の家をより丈夫に長持ちさせてくれるのです。
地鎮祭がすんで、工事がはじまったら、あとは家の完成を待つだけかというと、そんなことはなく、まだキッチンや洗面所、壁の色など決めることがたくさんあります。
3月から回数を重ねてる工務店との打ち合わせでは、まず部屋の間取りや天井高についての話し合いからはじめ(間取りの話もそのうちね)、構造材という太い柱の位置を確認したり、窓の位置など、全体の設計に関わるところから、イメージを共有していきました。
次に、窓のガラスや取手、部屋の扉、屋根や外壁の材料とか、具体的で細かなところをひとつずつ詰めていきます。
決めることが山ほどあるので、中には「今日の打ち合わせって何がすすんだんだろう…?」と感じてしまうような細かなやりとりも。
個人的におもしろかったのは、床や外壁、木製サッシなどの、木の材料や塗装を選ぶ打ち合わせでした。木の家づくりにこだわっている工務店ということもあり、サンプルとして見せてもらえる木材ひとつひとつがかっこよく、経年変化した色合いもまた味わいがあって、木のいい香りに包まれました。夢が膨らむ瞬間でした。
それまで、窓の大きさや位置など、個人的にとくにこだわりもなく、提案内容をそのままふむふむと聞くくらいでしたが、外壁や木材となると、イメージしやすいこともあり、とても楽しみにしている部分だったので、つい前のめりになって聞いちゃいました。笑
そんなタイミングでの、地鎮祭でした。
地鎮祭が終わってからは、基礎工事もすすめながら、のこりのキッチンや浴室、照明などをつめています。
キッチンは食いしん坊なわたしが家のなかでいちばん好きな場所。憧れの造作キッチンは家づくりのなかで唯一(?)わたしに全面的に決定権がある空間!(のはず)
またまた予算に泣かされる造作キッチンづくりについても、また今度書きます〜!