【台湾から帰国します】わたしが台湾生活で気づいた9つのこと。
こんにちは。台湾留学中webライター、Ayumiです!
台湾に来てから丸9か月が過ぎ、いよいよ留学最終日。飛行機に乗る数時間前にこのnoteを書いています。
この記事は、台湾に来るまで人に対する警戒心が異常に強く、なかなか心を開けずにいたわたしが、9か月間の間でどんな変化を迎えたのか、どのように好転したのかを記録します。
全部で9つ。それではどうぞ。
①人に与える/分享給別人
まず一つ目。
台湾人はとにかく親切。留学前に何度か台湾を訪れていたわたしはすでに台湾人の温かさを知っていましたが、今回の留学では、それをひしひしと、そして確実に体感しました。
留学初日から今日まで、わたしの周りの台湾人は十分すぎるほどのサポート精神を発揮してくれて、外国人で台湾生活に不慣れなわたしを助けてくれるんです。驚きにも似た感動を何度も覚えました。
そして、そんな台湾人に囲まれて過ごすうちに、自分の行動にも変化が訪れました。自分のことに精一杯で、人に優しくする余裕なんて皆無だったわたしが、自分から人に手を差し伸べたいと思えたのは、自分の人生にとって大きな大きな宝物であると信じています。
②この世界は他人だらけじゃない/自己的身邊有人陪我
人に与えるのが得意な台湾人。「人に助けられ、自分も助ける」という雰囲気が漂う場所に生きていると、自然と人とのつながりを感じられます。
なるべく迷惑をかけないようにと自分に言い聞かせながら、人と人との距離に重きを置く日本ではなかなか生まれづらい感覚。わたしもそんな感覚を持った一人でした。
たくさんの台湾人に関わることで自分もそのつながりの一部にちゃんと接しているんだと実。そして、この点においてわたしが外国人であるとかそういうのは関係がない。只々、人と人とのつながりが紡がれました。
③人に心を開く/敞開心扉
もともとわたしは非常に警戒心が強く、心を許した人にしか本音を話さない人間でした。でも、台湾に来て周りの人に積極的に扉をこじ開けてもらい、少しずつ自分の殻を破いていけた気がします。
そうやって「この人は敵ではない」と感じられる瞬間がたくさん積み重なったからこそ、こういう変化を得られたのだと思います。
④人生の歩み方は人それぞれ/人生的十字路口很多元
日本にいると、正解のルートってある程度決まっている気がします。小中高大と進学して、企業に就職。転職も最近は一般的になったけど、前職と次の職の間に隙間があってはいけない…みたいなね。
多くの人はそんなルートを歩んでいるのではないでしょうか。でも台湾に来て、普通の生き方なんてないことを実感しました。
台湾で出会った友達の進路は実に多種多様。大学卒業してから海外留学やワーホリに行く人がいれば、男性は兵役があるし、大学院進学率も低くありません。
それにわたしはの場合は、語学学校で他国のクラスメイトと接していたので、さらにたくさんの生き方に触れられました。
一人として同じ道を歩んでる人はいません。自分が進む道は自分で開拓していく権利があるのだと強く感じました。
⑤孤独感と上手く付き合う/能夠獨自面對孤獨
「孤独感と上手く付き合う」って難しいですよね。台湾に来る前は、何かに頼ることが多かったです。今でも完璧なわけではないですが、少しばかりか飼い慣らせるようになりました。
台湾に来て、好きな場所に身を置いて、人とのつながりの中に生きたからでしょう。大好きな海を見ている時間はとっても贅沢で、一人でも心が満たされる。お店に行くと、店員さんとちょっとした会話をしていい気分で過ごせる。
こうやって、生活の中に純粋に楽しいと思える瞬間が少しずつプラスされることで、自然と心は満たされていたのかもしれません。
⑥中国語を話している自分が好き/我愛講中文的自己
台湾に来て、口から発せられる言葉のほとんどが中国語。中国語を話していると、なんだか人が変わった気分になります。言いたいことをズバズバ言える。台湾の友達は日本の友達よりもはっきり言うので、それを無意識に真似ているのでしょう。それに、わたしにとっては外国語なので、まだ細かいニュアンスが掴み切れず、結果的にズバズバ言えているのかもしれません。
日本語で話すとき、だれも傷付けない言い方を意識しすぎる余り、結局何を伝えたいのかよくわからなくなってしまうわたし。そんな自分にイライラすることもしばしば。
ですから、中国語を使って言いたいことを話せるという状態は、逆に言えばわたしの日本語コンプレックスを解消するのにはちょうど良かったのかもしれません。
⑦日常の中にある戦争/戰爭跟我們的距離
日本にいると、日常生活の中で「戦争」に関する話題が発生することはほとんどありませんよね。それどころか、そういった話題はタブーな雰囲気まであります。日本は戦争放棄しているからか、戦争は日本で絶対に起こらないと過信している部分もあるでしょう。
ですが、一歩世界に目を向けてみると、日本のスタンダードとは全く異なります。語学学校で出会ったクラスメートの国籍はさまざま。まさに世界を凝縮したような環境で学びました。彼らは、自分の国に軍隊があり、兵役がある。という状態を当たり前のことと認識しているようでした。
わたしは日本の現状に関して「日本には”軍隊”がない」「日本は戦争を放棄した」と、社会の教科書で習った知識を並べて説明しました。すると、彼らの反応は「もし日本が攻撃されたらどうすんの?!」。
わたしは何も答えられせんでした。自分も「日本は戦争をしない」という教育を過信して、それ以上に踏み込んだ内容を思考したことがなかったことに気づかされた。
多くの人は戦争が起こることを望んでいないだろうけど、歴史を遡っても確実に戦争は存在するし、国同士は争い、他国を侵略したり飲み込まれたりしてきた。一つの国が未来永劫存続し続けるという保証はない。これが現実なんです。
これからはより深い視野を持って、選挙で表明したいと思います。
⑧自分の人生を創る感覚/做自己的人生
台湾留学に来ることは、わたしにとって長年の計画と行動の結果でした。人生をフラットに見つめなおし、何のバイアスもない状態でやりたいことを深く分析し、それを叶えるための方法を逆算し、実行し、やり続ける。その先に今の自分がいます。
台湾に来る前の日、この計画を成し遂げた達成感でいっぱいでした。台湾に来てから、これは自分の努力で手に入れた生活なんだと、充実感で満たされていました。
そして、やりたいことを実現させられた今、わたしは自分の人生を自分で創ることができるという自信で満ちています。
せっかく自分に生まれたんですから。これからも、自分オリジナルの人生を歩んで行きます。
⑨私を待っている人がいる/很多人等著我回來
日本を離れるということは、日本にいる家族や友達とも離れるということ。わたしが日本に無事に帰ってくるのを心待ちにしています。
台湾にも、宝物のような友達がたくさんできました。彼らはわたしに「等你回來(台湾に帰ってくるのを待ってるよ)」と言ってくれます。
これって、同じ場所にずっと留まっていては気づかなかったことかもしれません。自分を待っていてくれる人がいると、とても心が温かくて、自分の存在を強く感じられます。
留学で得た経験は、本当に本当に尊いものでした。勉強だけでなく、そのすべてが自分の身になったと感じています。いま、日本を飛び出して留学に行こうか迷っている方は、絶対に絶対に行くことをおすすめします。
もし留学に行かずに歳を重ねていたら…と想像すると恐ろしいぐらい。この生活を実現させて本当によかったです。
新しい人生のステージが切り開かれ、自分の足で歩いていく感覚をぜひ味わってみてください。