動き出す
また今日も、新しい発見・気付きがあった。
私は結構無職の期間が長くて、その時間はきらいじゃない。もちろんお金がへていく一方である焦りはあるし、スキルも専門性も偏ったまま歳をとっていく恐怖はある。さすがに働いていない毎日は自分的に違和感があって、働きたいなあという気持ちを持ちつつも変にこだわりはあるし、生産性のないような、興味のない仕事はしたくない、と偉そうにも思っている。振り返ればこれは昔からの癖なんだと思う。でも“妥協しなくてよかった”、と思った経験があるからこそ、現在長い無職期間があり、妥協できないまま歳をとっていっているのである。
”妥協しなくてよかった”、という想い出は、ワーキングホリデーのビザを持ってオーストラリアにいたときのこと。“英語が苦手な日本人は足元を見られてアジア人経営の店で国の最低賃金以下の時給で働かされる”なんて噂はよく聞いたし、実際にそんな店でアジア人に雇われている友達もいた。仕事がないともちろん生活は苦しかったから、多くの人が住んでいたプールとジム付きの綺麗なマンションには住まずに、オーストラリア人の親日の爺ちゃんと暮らして家賃を抑えて暮らしていた。(今考えれば、そんなマンションに一度住んでみたかったなあとは思う。)そして、時間があれば図書館に行ったり、YOUTUBEを見たりして英語の勉強をした。
爺ちゃんの家にはwifiなんてなかったから、図書館にはよく行ったなあ。仕事が決まらない間もどうにか充実している風にして、無給の時期を出費を抑えて勉強するという作戦で耐えた。そうしたら結果的に運よくオーストラリアの会社に就職できた。そこではきちんと平均時給で働くことができたし、食事も出るし、なんなら仕事の後シャワーだって浴びて帰ることができた。きっと、この後の就職にもこの経験は活きた。本当に、妥協しないでよかった、という成功体験だ。
”この体験があるから、私は簡単には前に進めない。”と長い無職期間の中で少し困っていた。新しいことを勉強するのも、お金持ちじゃない私には容易に決断できない。進みたい気持ちと決断できない日が何日も続き困っていたとき、不意にFB広告が目に入った。”〇〇を学ぼう。ブラックフライデーで割引中”と。そこにはたくさんのスーパーリーズナブルな学びの場が広がっていた。広告系はたまに怪しいものがあるから気をつけないといけないけど、しっかり選べば大丈夫そうだ。学ぶことにやっぱりお金をかけなくても、やり方次第でどうにかなる、と通常の私が心の中で喜んでいる。そこからまた視野が広がっていく。やっぱり、私は私らしい自由な生き方を選ぼう。そう思えた、新たな発見・気付きのあった日。