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♡ただ喋りたいだけ♡ #방탄소년단 2022 Oct. ソウル・釜山旅④

さて、3年9か月ぶりの推しの母国、韓国の仁川国際空港に到着。
前回までは推しはジュンスひとりだったけど、今の私はバンタンも加わって8人に。ようやく8人の母国に...ってな感傷に浸る間もなく。
ディレイだ(汗) 着陸予定の18時を大幅に越え、18:30過ぎている。

今回の渡韓で、初めてeSIMを購入した。成田でセットし、仁川着陸直後のチェジュエアの機内で、副回線であるeSIM回線をオンにする。
お、すぐにLINEがつながる。優秀だなぁ。

成田を私より少し前の時間で、別の飛行機で出たお友達のSちゃんも20時のHYBEインサイトに予約、現地で会おう!と約束していたのだけど...

彼女の飛行機も少し遅れたけれど、もう既にA'rexの車内だと。
それでも20時に間に合うか微妙だと。
彼女からのLINEによると、HYBEではInsightの入り口手前にロッカーがあり、スーツケースも預りOK。
最終入場は20:30(予約時間の30分後まで)と。情報助かる🙏
よし、もう直行以外手段がない。宿泊予定の東横インに連絡。

「HYBEに直接行くのでチェックインは22時近くなるかもしれません。」

Booking.comのいいところは、宿泊先と1対1チャット機能があるところ。
そして日系ホテルの東横インは、日本語でそれが可能。
(普通のホテルは韓国語か英語、がほとんど)

私は20:30に間に合うのか、焦る。焦りで汗びっしょり。
入国手続はとてもシステマチックで早く、20分も掛からず空港ロビーに放たれる私。

A'rex「空港鉄道」の標識を頼りに、スーツケースとともに小走り。
久しぶりに到着した仁川空港の雰囲気を味わうとか微塵もなく、大汗。
この旅で、本当にこのスーツケースはよく走った、私と。

地上1階から空港の外にいったん出て、信号のある横断歩道を渡る。
あ、この横断歩道はさ、時々彼らが外国に行くときに事務所の黒い車を
降りて渡ってくる横断歩道だよね、YouTubeとかで中継されるやつ。
チラッと脳裏をかすめた。

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空港鉄道ビルの入口の真横のPCRセンターはカーテンがしまってる。
もう夕方だからか、10/1から帰国時のワクチン3回接種済の人のPCRがなくなった(入国時はもっと前からなくなった)からか、この立派な建物も需要が少なくなったのだろうか。時代の移り変わりだな。

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標識だけを頼りに、半ば野生の勘で突き進むとA'rex乗り場が見えた。
駅員さんにソウル方面は?と聞くと、そこの改札入ってとジェスチャー。
日本から持ってきていたTmoneyにウォンをチャージして改札に入る。
ちなみに駅の改札にあるチャージ機は、「日本語」ってボタンを押せば
全部日本語で案内してくれるので困らない。本当に親切。

ホームに降りると、まもなくソウル駅行きが来たので飛び乗った。
ん?ちょっと違和感。
コネストのwebサイトで観ていたA'rex特急電車はオレンジ色なのに
私の乗った電車は青い。車内の電光掲示には各駅停車の表示。
あ、しくじったな。とっさにそう思った。

オレンジ色の特急に乗りたかったのに、青色の各駅停車に乗ってしまった。特急電車と各駅停車だとソウル駅到着に20分程度の差が出てしまう。

(注)
ちなみに10/12に2回目の仁川空港からソウル駅行きは、間違わずに済んだ。仁川空港から空港鉄道ビルに入ると、まず左手に青色に彩られたA'rex改札が目に入る。初回は慌ててそこに入ってしまった。
特急は、その青色エリアの少し先へ歩くと、右手の奥にオレンジ色のエリアがある。特急は、そこからしか乗れない。
特急電車は、改札からして違うのです。要注意。

話をもとに戻そう。19時少し前に発車した各駅停車でソウル駅に向かう私。
各駅停車に乗ってヤキモキしていたけど、そもそも、特急電車は1時間に2本程度だから、この時間、良い特急があったかどうかわからない。
もう、乗ってしまったものは諦めるしかない。
先行しているSちゃんにLINEすると、すでに彼女はソウル駅に到着。
ソウル駅で地下鉄4号線に乗り換えて新龍山駅まで約10分。
彼女はギリギリで20時の予約時間に滑り込めそうと。
私の電車のソウル駅到着時刻は20時くらいのはず。
30分あればきっと間に合うよ、とSちゃんに励まされる。

そんな連絡を取り合っている最中に、メンバーがインスタを更新。
どうみてもHYBEの練習室。ダンス練習中と。

え?ちょっと待ってください。
私が向かおうとしているその場所にいるんですか?
(そりゃそうだ、彼らの仕事場に私が押し掛けるんだから)

ちょっと震えてきた。
これは、史上一番物理的に、推しと距離が近くなるということだ。
夢にまで見た瞬間がやってくるというのに、痛恨の極み。
こんなボッサボサな髪で、スーツケースごろごろ引きずったままで。
とはいえ何も心配もないけどね、絶対に逢わないから(笑)

20時すぎ、各駅停車はソウル駅に着く。当たり前だけれど、
大韓民国の首都のソウル駅は、巨大な駅だ。東京駅のように広大。

韓国の交通網は、表示がわかりやすく色や矢印などで親切に案内されて
いるので外国人にも親切。長いエスカレーターを上り4号線へ。
コネスト地図によると、新龍山駅まで3駅、5分という表示。
小走りで乗り換え、到着は20:15すぎ予定。
駅から徒歩10分というHYBEまで急いで向かえば20:25くらいには着くか?
SちゃんにLINEするとまだ入場で並んでいるところ、きっと間に合うよ、頑張ってと励まされる。改札でたら左の階段上がるんだよ、と。

新龍山駅で教えてもらったとおり、上がりました。左の階段。
地下鉄の駅を上がると、華やかに賑わう金曜の夜のオフィス街。

初めて降り立った夜の新龍山駅からHYBEへの道のりは、過酷だった。

どっち向かって歩けばいい??焦る。
さっそく、そばにいた、大学生風の男子に聞く。
ちなみに韓国は(男性は特に)困っている人にとても親切。
外国人旅行者だとわかると、丁寧に道を教えてくれたり、案内してくれる。大学生風の男子は、親切に、自分のGalaxyのスマホで調べ始めた。

あ、その2つ折りのスマホ、バンタンがCMしているやつですね!
そんな余計なことが脳裏に浮かぶ。

彼は、あっち方面にずっとまっすぐですよ。と教えてくれる。
ありがとうとざいます!教えてもらった道を、まっすぐ行く。
Sちゃんも駅出たらまっすぐといっていた。
すぐ右手に大きな龍山駅が見えてくる。

ドラゴンヒルの派手なビルを横目にまっすぐ歩く、歩く、歩く、、、
歩くけど、何度もYoutubeで観た、あのHYBEビルが見えてこない。
明るいビル通りから、静かな公園に辿り着いてしまった。

その時点で20:30間近だった。
もう、間に合わないんだろうなと脳みその半分は理解し始めていた。
心配してくれているSちゃんに、多分間に合わないってLINEした。

だけど、ここまで来たら辿り着かないわけにはいかないのだ。
HYBE前の通りのバス停のジミンセンイル広告も観なくちゃいけない。

金曜の夜は、オフィス街にもデートを楽しんでいるカップルが多かった。

「あの、HYBEのビルはどこでしょうか?」

美男美女のカップルは優しかった。
彼氏が自分のスマホで調べ、彼女がアシストしてくれている。
もう一つ向こうの通り沿いですよ、行けばすぐ見えますよ、と。

教えてもらった通りに出て、少し歩くと、大きな歩道橋の向こうに、
写真やYoutubeで観た、あのHYBEビルが私の目の前に見えてきた。

時間は既に20:40。入り口に、結構な人だかりができている。
どうやら、あの成田空港の天候不良で飛行機がディレイになったイルアミさんが大勢いるらしい様子だった。
20:30の最終入場をとっくに過ぎてしまった我々は、スタッフさんに気の毒がられながらも、予約した未使用のチケットだけを記念にいただいた。

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私は翌日、TMAに一緒に行くことになっているYちゃんに電話する。
「HYBE間に合わなかった、明日の朝一番の回に再挑戦したい!」そう言うと
Yちゃんは、昼間に観覧したけれどフォトブースに寄るのを忘れたから、
もう一回一緒に行くよと言ってくれる。優しい(泣)

2人ですぐさま、翌日、朝一番の予約画面にアクセスする。
しかし…すでに今夜、間に合わなかった同じような人たちが
一斉に予約した後らしく、既にソールドアウト。

朝一番にHYBEに行ければ、午前中に観終わる。
予定していた論峴洞(ノンヒョン)散策もできるし、TMAのKSPOドームにも時間に余裕を持って行ける。でも、HYBEの観覧時間が遅い時間になると
昼過ぎにずれ込むと論峴洞の散策が難しくなる。
直前のタルバン・テレパシー回で彼らが懐かく巡ったあの場所を2人で一緒に散策したかった。

これはもう、諦めだ。HYBEは次回にする、とYちゃんに伝えた。
次にソウルに来る10/12は、昼に仁川空港に着くから、必ずその日に来る。
翌日、朝早く釜山に移動する予定だから、絶対にその日に。
次は絶対に遅刻しないぞ!そう誓って、インサイトの入口を後にした。

前回の旅note③で、一本前のチェジュエアに変更すれば…と書いたのは、
このこと。あと、A'rexの特急に乗れなかったこと。痛恨のエラー。
そんなことを振り返りつつ、どっと疲れがでた。
HYBEビルの前や横には、公園風の緑やベンチもあり、休む場所が多い。
ベンチに座って見上げるとビルの最上階は、ひときわ明るく輝いている。

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インスタに上げたときは、もうその場所にいない。ってよく聞くけど。
でも、さっきまでそこにいたんだよね、君たち。今も、まさか??
その場所、ホビちゃんのリリパやったとこかな?あぁ、ほんと綺麗。

夜に浮かび上がる綺麗なHYBEビルの写真を撮りながら、しばし休憩。
大通りのバス停にはたくさんのジミンセンイル広告が美しく浮かんでいた。

さてと、すてきなジミンのセンイル広告、写真撮りに行くか。
まずどこから行こうかな、よく見ようとすると・・・

メガネがない!さっきまで掛けていたのに!!

TMAはスタンディングなので、会場に入る時の荷物は最小限と言われていた。ボディバッグに入らない双眼鏡は持参できない。
眼鏡を、渡韓2日前に新調していた。

「1.2くらい見える眼鏡を作ってください、観劇用です!」

そういって1時間で仕上げてもらった眼鏡。
会場で眼鏡を落とさないよう付けようと思っていた眼鏡ストラップは、まだ付けていなかった。

直前で眼鏡を触ったのは、HYBEビルに着いてからだ。スマホを観るために、一回外した。
さぁ大変、夜道のHYBEビル前で眼鏡さがし。泣きっつらに蜂。
飛行機は遅れる、HYBEには入れない、眼鏡はなくす…
目が悪いのに眼鏡なしで眼鏡を探す。夜道で。泣くに泣けない。

「あの眼鏡が無かったら、明日7人がよく見えないかもしれない。」って
思ったら探すしかなかった。何回も同じところを歩き回る。
どのくらい時間が経っただろう。30分くらい?
HYBEの入口でチケットをくれたスタッフのお兄さんが日本語ペラペラだったから、落とし物として届いていないか聞いてみようか?

ベンチに座っている人にも聞いてみようかな?
なえ あんぎょん ぱっそよ? 通じるかな??

その時、楽しそうに記念撮影をしている人たちから
日本語が聞こえてきた。イルアミさんの2人組だ。
思い切って、声をかけてみた。

「あの、この辺で眼鏡を見ませんでしたか?」

途中まで言いかけた時に、彼女たちが座っている横に眼鏡が置いてある!
も、もしかして、この眼鏡、動揺した私に、

「これ!あなたの眼鏡なの!?私たち、いまそこで拾ったんだよ!」
元気な声で、明るく話す彼女たち。

「道に落ちてたから、踏まれちゃうと思ってここに置いたの!」
「これを探してたの!?見つかって、よかった!」
「拾ってよかった~!眼鏡ないと困るよね~!!」

嬉しすぎた私は、正直、彼女達にちゃんと丁寧にお礼を言えてたかな?
明るい彼女たちは、良かったね~じゃあね~と言って歩いて行った。
力が抜けて、すぐそばのベンチにようやく座る。
眼鏡をかけると、大通りの向こうのバス停がよく見えた。

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一回くらいは誰かに踏まれたのか、ツルが曲がっていた。
そっと戻すと掛けるのには支障はなかった。レンズも綺麗だった。
彼女たちが拾ってくれなかったら、もう、とっくに壊れていただろう。

あの時の親切な2人組のイルアミさん、本当にありがとうございました。

信号を渡るとバス停には、来週のジミンセンイルを祝う広告がたくさん。

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ちょうどその時は西洋のアミさんが大勢で、楽しそうに写真を撮っていた。
改めて방탄소년단の人気はグローバルだなぁって思った。

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同じように一人で写真を撮っていたイルアミさんと挨拶し、
お互いにジミンの広告と写真を撮りあった。
彼女も明日のTMAのために来たこと、楽しみましょう、とお話して別れた。

この数分間の出逢いなのに、彼女は私を覚えていてくれた。
日曜日の帰りの仁川空港、A'rexの出口から空港へ向かう通路で、
彼女が私に声を掛けてくれたのだ。彼女の記憶力に感謝。
その話は、日曜日のエピソードに辿り着いたときに書こう。

HYBEの前の大通りのバス停にいる素敵なジミンを堪能し尽くすと、
すっかり夜も更け、21:30を過ぎていた。
そろそろホテルに向かおう。よく考えたら、お腹ペコペコだ。
新龍山駅に向かって歩くと、月の美しい夜だった。
とぼとぼ歩きながら来週こそは道を間違えないぞ、と心に誓っていた。

金曜の夜の街は賑やかで、通りのお店には仕事帰りの人達が溢れていた。

でも、その賑やかさに飛び込むには疲れすぎていた。
新龍山駅の近くまで来ると、静かそうな綺麗なカフェを見つけた。
入ってみると「22時までですが、いいですか?」と店員さん。
あと7分しかない。とことんギリギリだな、今日は(笑)

急いで食べますね~、のようなことを伝え、ケーキセットをオーダー。
このアップルシナモンケーキとバニララテは、とても美味しかった。

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あと数分で閉店とは思えないくらい、お客さんたちは寛いでいたけれど
22時になって店員さんが閉店です~って各テーブルに声を掛けると
アッという間に一斉に片付け始める皆さん。
お~これが韓国のパリパリ文化(私が勝手に名付けているw)、
と関心して、私もケーキを全部口にいれてお店を後にした。

新龍山駅の地下鉄の階段に着いた。HYBEから続く通りをもう一度
振り返ると、煌びやかに光るアモーレパシフィック本社ビル。
「来週は必ずあっちの出口から道に出よう」自分にもう一度言い聞かせた。
駅の入口にいた9月にセンイルだったジョングクが、私を見送ってくれた。
来週は、もう迷子にならないでね、って言ってくれているようだった。

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新龍山駅から4号線で7駅、12分くらい、東大門歴史文化公園駅へ。
東横イン・ソウル東大門2は、4番出口の階段を上がると目の前にあった。
出口から5秒。隣にはセブンイレブン。最高だ。

「いらっしゃいませ、遅い時間まで大変でしたね。お待ちしていました。」

遅くなることを1対1チャットで伝えていたスタッフさんが優しく迎えてくれた。笑顔と流ちょうな日本語で迎えてくれ、ようやく安堵。

明日のTMA終演後、チケットを取ったツアー会社が、会場から帰りのバスを出してくれる。
幾つかの拠点駅で降ろしてくれることになっており、その一つが東大門歴史文化公園駅だった。時間が深夜帯になると案内があったので、地図上、駅の近くだったこのホテルにしていた。

駅からの近さはもちろん間違いなしだけれど、久しぶりの渡韓当日にあまりにもハプニングの多すぎた私には、日本語で対応してくれるこのホテルは癒しでしかなかった。

部屋に入って、心配かけたSちゃん、明日ご一緒するYちゃんに顛末を連絡すると、泥のようにベッドに吸い込まれた。
久しぶりの渡韓初日、お疲れ、私。

(続く)

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