父をショートステイに入れることにした
1/6に父が転倒してから、ちょっと今までの生活が成り立たなくなった。
父はポータブルトイレは一人で使えていたので、まだこの生活が出来ていたんだけども。
転倒してからは起すのも寝かすのも歩くのも介助が必要なので、今までより段違いにコールが激しくなってしまった。
特に夜間。
一時間おきにコールしてきて、トイレや 痒みや痛みのマッサージ、痰がらみ、痛み止めや水を飲ませたりと 全く仕事に集中できない。
締め切りはまだ描き溜め期間だから多少は遅れてもいいのだけど、連載が始まったらそうは言ってられないし、なにより、納品に遅れるとわたしの収入は0円になってしまう。
むしろアシスタントも使っているので、持ち出しで払わないとならない。
今まで父には介護の愚痴は言わないで来た。
元施設ヘルパーの意地だった。
施設ご利用者と同じようなにこやか介護を心がけてきた。
おかげで、妹は怒りっぽいから頼みごとが出来ない…と父は私に用事をお願いすることが増えていた。
施設介護は時間が来れば介護職を離れてプライベートの時間が確保できるけれど、在宅介護は24時間対応しなくてはならない。
そんなのはもう、無理だった。
たまたま今日年始初めてのケアマネ訪問日だったので、父とケアマネと私で顔をあわせたのを機に、私は『今のままの介護はもう無理です。施設の検討を始めます。』と、断定的に話を始めた。
父は、初めて私が介護はもう無理と言ったので、ショックだったと思う。
しかし、姉も妹も身体介護してくれない状態では、私だけがなぜこんなに一人で苦しまなければならないのか…という私の気持ちは治まらなかった。
姉と妹は2月も海外旅行に出かけるらしい。オーロラを見にフィンランドに一週間くらい行く と今日聞いた。
勝手に決めていた。
二人は仲良く、趣味が旅行なので、いつも勝手に予定を決めて遊びに行ってしまう。
私は認知症の母の介護から 父の介護まで10年、
旅行どころかまともに遊びにも出かけられないというのに。
二人は風邪だ仕事だ となったら、介護を手伝いに行く予定だったけど、その日は行けません。と急にキャンセルしてくる。
在宅介護している私は、私が休むと生活がまわらなくなるので、風邪だろうが鬱だろうが休めない。
たまに呑み会に出るとしても三ヶ月1回あればいいほうだ。
夕方出かけて夜帰ってくるあいだ、妹か姉に父をみていてもらうために、二人の日程を合わせてもらってお願いしてから、出かけていく。
しかし、帰ると、寝かしつけも出来ていないので、結局帰ってから介護の仕事が待っている。
母のときは要介護5の寝たきりまで看ていたのでもっとハードだった。
それで3回帯状疱疹になったり、介護鬱でメンタルクリニックに通ったりもしていた。
そんな生活を続けて10年…不公平だと思うのだが。
とうとう、初めて『もう無理です』と、リタイア宣言してしまった。
そこからケアマネさんは早かった。
目の前で希望の施設に連絡して、すぐに3日後の(酸素機械の設置があるのでこの日が最短だった)ショートステイを予約してくれた。
普段、対策を先に提案している私が、『もう無理』と言ったことで、本気度が伝わったのだろう。
母のお世話になった特養は、電話の始めは受け入れに難色を示していたようだが、両親の名前を告げると、毎日父が母の面会に来ていたのを覚えていてくれて、それならば早めに受け入れ準備します、と言ってくれた。
情に厚い施設だった>_<///ありがたい。
ショートステイで締め切り前の10日前後を確保すれば、ひとまずまだ残りの日数は在宅でもやっていけそうだ。
今年は仕事を増やしているので、ここが頑張り時。
また介護離職は避けたい。
今回はさすがケアマネさんは頼りになる!!とつくづく思った。