長い目で見る必要性
物事を長い目で見て考えることは、時に必要ないし、時に大切だ。
仕事では、3ヶ月後くらい先を予想することが多い。このスパンはきっと、業界によって長い・短いがちがう。
「短くない?」という人もいれば、「長いね」という人もいる。同じ業界でも、人によって変わる気がする。
はたまた、生活面でも味方が変わる。貯金なんかは、長い目で見ながら考えながらした方が良い。買い物もそうだ。長く使えるかどうかで考えて、選ぶ人は多い。
長い目で考えた方が良いことの方が、圧倒的に多い。しかし、それは本当に必要なのだろうか?
長く使える、長く勤められる、長い付き合いができる。そうやって物事をついつい考えてしまいがちだけれど、正直言って、明日何が起こるか分からない。
不吉だけれど、地震がくるかもしれないし、事故に巻き込まれるかもしれない。
生きているかさえも分からないのに、どうして何ヶ月も先のことを考えなければいけないのだろうか。
長い目で考えてしまって、やりたいことができない人は多い。けれど、そうやってきちんと考えているから足踏みをしてしまうなんて、この上なくもったいない。とても賢い選択なのだけれど、本当に楽しいのだろうか。
大学卒業の1週間前に内定を辞退した帰り道に「1年後から世界一周をする」と決めたとき、清々しい気持ちだった。とんでもないほど周りの大人たちには迷惑をかけたけれど、長期的な視点も将来も、すべて無視した私は無敵だった。
結果的に、世界一周を得て想定していた人生とは、まったく変わった。
振り返っても、いまの生活で良かった。
多くの人が言う「長期的な視点を」という言葉は、時と場合によっては適切ではないのだ。
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