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アウト・オン・ア・リム

シャーリー・マクレーン
山川紘矢+山川亜希子=訳
角川文庫

この本を読むきっかけとなったのは、出演舞台のテーマとなる人物が、シャーリー・マクレーンであったからです。

私自身、霊的能力というのか、第六感というのか、そういった能力は皆無です。
ただ、この本に書かれているような霊性や輪廻転生という考え方はとても理解できます。そして興味もある。
身近な方の、何かが見えるだとか、何かを感じる、聞こえる、といったお話はこれまでもいくつか聞いたことがあり、そういうことって、この世界には起こり得るんだろうと思って生きてきました。
しかし能力を持たない私でも、この光景どこかで見たことある?とか、なんだかこの人は初めて会った気がしない!とかいうことも、実は自分の魂が前世で経験しているからなのだとか。
そんなことを聞くと、すごくおもしろい。
命、言い換えれば魂というのは、身体の寿命が尽きたからといって失くなるものではなく、またどこかに廻って生まれてくるのだと想像すると、この世界の全てが、大自然が、とてつもなく壮大でかけがえのないものだと感じ、読了後はとても清々しい気持ちになりました。

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