本当の「issue」を発信できていますか?エンジニア採用において重要なissue訴求を解明します!
こんにちは、ポテンシャライトの寳田(ほうた)です🙋♀️
ポテンシャライトではアドベントカレンダーを実施中なのですが、それも終盤に近づいてきました!(毎年思うのですが、1年って早い・・・。)
ポテンシャライトアドベントカレンダーまとめはこちら👇
今回はエンジニア採用において、訴求するべきissueについて言及していきます。
ダイレクトリクルーティング、つまりスカウト業務は人事にとっては外せない業務ではないかなと思います。上手にスカウトができるに越したことないですよね。
そんな中、採用市場において「課題をあえて打ち出すスカウト手法」に取り組まれている企業様も多いのではないでしょうか?(エンジニア特化の媒体である転職ドラフトにも「今抱えている課題」を明記する部分がありますね。)
ポテンシャライトでは特にエンジニアへの訴求において「issue(=課題)」を重要視しています。エンジニアは課題を解決するためにプログラミングをしている、という認識を個人的に持っていて、ビジネスサイドの方が捉えている「課題」とは認識が異なるのかもしれません。また、優秀な方であればあるほど「魅力」よりも「課題」に惹かれることが多く、課題ドリブンスカウトという手法を考案しました。
・・・ただ「課題訴求をすることが重要だということは分かったが、どの粒度の課題を記載すれば良いのか?」とご相談いただくこともありました。
そこで今回はエンジニア採用において重要な課題ドリブンスカウトにおける「issue(課題)」訴求の手法とその粒度についてお伝えさせていただきます!
では始めます!
1. ダイレクトリクルーティングのこれまで
まずは、ダイレクトリクルーティングのこれまで を簡単に振り返ります。
※過去ポテンシャライトからアウトプットしている内容もあるので既にご存知の方は読み進めていただいて構いません!
手法は様々な進化を遂げているものの、スカウトで求職者さんにアプローチをするというのは一般化していますね。ただ、返信が来ない という事象に悩む方も多いのではないでしょうか?
そこで2つのデータを。
1つ目はこちら。
実は「就職活動をしており、且つ離職中のエンジニアは全就職活動中のエンジニアの中で6%しかいない」ため、ダイレクトリクルーティングにおいて手詰まり感が出てくるのも無理はないかなと思います。
2つ目はこちら。
優秀なエンジニアに1週間で届くオファー(=スカウト)の数👇
優秀な方は毎日のように以下のようなスカウトを受け取っているでしょう。
もちろん自社の魅力を訴求することは大事ですが、あえて自社の弱みや課題を打ち出してみると良いでしょう。
2. 他社が打ち出している「issue」を取りまとめてみた
とはいっても、「何をissueとして打ち出せば良いの?」といろんな声が上がってきそうです。(私自身も、この状態になりました。)
・・・そこで、エンジニア採用において各社が訴求している「開発組織におけるissue」を洗い出してみました。(一部公開します!👇)
「issue」というよりも「事実/職務内容/募集背景」を記載しているに留まっている企業は一定存在しておりました。エンジニア視点で考えた時に、具体的な課題が明記されている企業とそうでない企業2社からスカウトを受け取った際にどうでしょうか?恐らく具体的な課題が明記されているスカウトの方が具体性があって良い、と判断するのではないかと思います。
3. 打ち出すべき「issue」とは・・・?
結論、こちらの項目の中から、issueを明瞭にしていけば良いのでは?と考えています👇
ん?「魅力分類」と書いているけど・・・。そう思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。自社で訴求している魅力がきちんと自社で働く魅力になっていることが前提ではあるのですが、魅力を裏返すと、「issue(=課題)」として訴求ができます。
例えば
魅力 は issue になり得ると把握いただいた上で、それぞれの項目でどんな内容をissue訴求すれば良いのかをいくつかご紹介していきます。
※下記内容についてはDX Criteria というデジタル技術を企業が活用するために必要な要素を多角的かつ具体的に体系化したものを参考にしております。
ご興味をお持ちの方はこちらへ
3-1. issueの言語化
具体的に訴求できるissueの要素はこちら。issueを洗い出す際に下記のような観点から自社のissueを導き出すとissueの言語化がしやすいでしょう🙋♀️
team観点での訴求
システム観点での訴求
データ駆動 観点での訴求
デザイン思考 観点での訴求
コーポレート 観点での訴求
3-2. issueの優先度づけ
ここまででissueが明瞭になったかと思うのですが、まずはその取り組み状況を分けてみましょう。
issue(=課題)の取り組み状況分類
★をつけた「改善中/難航中/未着手」あたりが貴社の中でissueとして訴求できるかと。
ここまで来たらさらに詳しくissueを追求していきたいですね。
恐らく
・フロントエンドエンジニアの方に解決して欲しいissue
・バックエンドエンジニアに解決して欲しいissue
は異なるのではないでしょうか?
・・・そうです。職種別にissueを分類することも可能です。
下記のように職種別でissueの優先度付けをしていきます👇
職種別でスカウト送付をする際も自社として訴求するべき正しいissueが求職者さまにも伝わるのではないでしょうか?
3-3. issueの訴求タイミングと手法とは・・・
最後に、せっかく策定したissueを求職者さまへ伝えるタイミングと手法についてご紹介します。
まず、issueの訴求タイミングについて。
今回はダイレクトソーシング(=スカウト)に限った話をさせていただきましたが、スカウト1通目の初回送付でissueを訴求するのか、2通目の再送で訴求するのか?という話をさせていただきます。
結論、issueの訴求という観点だとスカウト1通目(=初回送付)に盛り込みましょう。
例えば、
・優先度「S」のissueを1通目に、
・優先度「A」のissueを2通目に
というように粒度を変えてみても良さそうですね。
スカウト文面の構成としては、下記4つの項目を入れ込んだ文面をお勧めします!
次にissueを訴求する手法について。
もちろんスカウト文面に箇条書きに記載していただいたり、スプシのキャプチャをつけたりしていただくなど構わないのですが、notionのようにどこかで可視化された状態でまとめておくとスカウトに限らず、ご面談などでも利用できるかと思います。
LINEさんはこのようにページにまとめておりますね!下記のように一つにまとめておくと、URLをスカウト文面に盛り込むこともできるので良いですね!(ページのUIも素敵・・・👏)
4. 最後に
いかがでしたでしょうか?今回はエンジニアの方へアプローチする際に訴求するべき「issue」項目を一挙公開させていただきました。今後もポテンシャライトなりの新しい採用の形を創出し続けていく予定ではありますので「エンジニア採用におけるアプローチ方法」にお悩みをお持ちの方はぜひお気軽にご相談くださいませ!
個人としては今後も採用/人事系のアウトプットを続けていく予定でありますのでよろしければフォローいただけると嬉しいです!(下記クリックいただき「フォロー」ボタンがあります)👇
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