見出し画像

本に POPをつけて100冊完売させた結果

藤沢あゆみです。

2003年に初出版、今30冊目の本を書いています。

今日のサムネイルは2008年に作った本のPOPを、当時ガラケーで撮影したものです。画像粗いけどご了承くださいませ。

今日は、そんなPOPのお話です。

本屋さんにいくと、本にPOPが
ついていることがありますよね。

多くの場合、印刷して作られますが
わたしは、手書きで立体感のある
POPを作っていました。

造花やパーツを貼り付けたり
キラキラ折り紙を買ってきて
ハートを切り抜いて貼り付けたり
図画工作の時間です。

なぜこんなことをするのか
かわいさというよりは
違和感をあたえるためです。


本屋さんは基本的に
印刷物でいっぱいですから
手書き&立体感のある
造花やパーツ、キラキラ折紙で
なんだろう?と違和感を持たせ
目を引く効果を考えていました。

ひと月2冊の本を出していたとき
女性書売り場に自分の本を
並べておいていただくこともあり
さらにPOPがつくと目立ちます。

一年通して売れている
ベストセラーがあって
その隣に置かれる本は
書店によって様々でした。

一年通して置かれた場合
POPも季節ごとに変えて

海に一緒に行く彼がいない!
だいじょうぶ、一秒で彼ができる!

クリスマス一緒に過ごす彼がいない
だいじょうぶ、一秒で彼ができる!

みたいに旬のコピーにしていくのです。
水着姿の女の子のイラストを描いたり
着物姿の女の子のイラストを描いたり

どこまで効果があったのか?

そろそろ、面出しから棚差しに
しようかなと思っていたところ
POPを納品したことで
踏みとどまってもらったことが
実際にありました。


100円ショップに行って
カラー画用紙や、両面テープ
キラキラの色紙
造花や飾りを買い占めました。

両面テープ、色画用紙
造花の品揃えは
100円ショップって
かなり充実しています。

特にクリスマスシーズンなど
キラキラでかわいく
軽量で POPに貼り付けて
使いやすいパーツが勢揃い

ただ、ペンの性能は
普通の文具店の方がいいですね。

手を変え、品を変えPOPを作り
せっせと出版社に納品しました。



一度の納品で
30枚から50枚くらい納品し
500枚作ったところで
神の一声が・・・


「藤沢さん、領収書もらってきてください」


出版社でPOP作りに
経費を出していただけるように
なったのです。

編集さんと100円ショップで
POP作りの材料を買い揃えその後、POPを作成します。

各出版社に POP作成グッズが一通り揃っていました。
経費が出るだけではなく
編集さんがPOP作りを手伝って下さるようになりました。

出版社の会議室でPOP作りをしました。
童心に帰って楽しいと言ってくださる編集さんもいました。

自費でたくさんPOPを作ったから
ついに経費が降りるようになった?

確かに、それもありますが
実際、本が売れたというのが
経費が降りた1番の理由です。

編集さんと一緒にある書店さんに行ったとき
100冊の多面展開が完売してPOPが残されている・・・

その光景を見たとき本当に売れてるんだと
実感できました。

POPに経費が出るって結構すごい。
始めたときは、経費が出るなんて思いもしませんでした。



著者仲間の本のPOPも作って
出版パーティーに行ったとき
プレゼントして喜ばれました。

自分にできることを
報われるかどうかなんて
思いもせずにただやった。
報われるのって
そういうときな気がします。



2003−2024
藤沢あゆみ作家ストーリー

これまで出した本の中で
一番早く書けた本。
なんと、2週間!
なぜそんなことができたの?
その裏側を語ります。

また明日をお楽しみに。


藤沢あゆみ


本は出すだけでは終わりません。
売ることも楽しむ方法、伝授します。
一日無料体験レッスンでお待ちしています。


あなたが出版をかなえるまで
藤沢あゆみが完全伴走します。
2025年、あなたも、唯一無二の作家になりませんか?


いいなと思ったら応援しよう!