黒歴史？それとも名著？一冊丸ごとエッチの本、その制作秘話
藤沢あゆみです。
ただいま、30冊目の本を書きつつ
本を出版される方のライティングもさせていただいています。
今一緒に本を作っている高橋貴子さんと
今夜22時よりXのスペースでお話しします。
題して、たかあゆぶっ飛びトーク！
よかったら聞きにきてくださいね。
2008年に出版した
「一瞬で彼をドキドキさせる秘密の教科書」
この本は、一冊丸ごとエッチの本です。
そう、ズバリ
セックスに関するモテ本です。
朝にふさわしい話題ですね笑。
それって、恋愛テクの本で売れたら
恋愛に関する本を色々出していって
どんどん、過激になっていって
まるでアイドルがグラビアから
最後にはヌードになるようなこと？
当時「スローセックス」という
本がベストセラーになっていました。
男性向けのセックス指南書で
その道のカリスマの方が
売れたことで女性書にも進出
セックスに関する書籍が
段々、一般的になっていました。
そんな状況でのオファーでした
従来にはない本にしたいと
わたしは張り切っていました。
まず、最高にかわいく。
漫画家の仔鹿リナさんに
イラストを依頼しました。
下着メーカーのピーチジョンの
カタログのように
ランジェリー姿の女の子が
ゴージャスなラグジュアリーホテルに
いるようなイラストをとお願いして
繊細で美しく仕上げてくれています。
そして、本文。
湿っぽい感じではなく、おもしろく
コンドームをつけてというタイミングとか
アノ日だといついうのかとか
聴きにくいことにズバリ答える
実用性を兼ね備えること
例によって、パンチラインが炸裂しています。
電話を通した声はそれだけで湿度35%アップ
（あゆみリサーチ社調べ）
これをananルールと言います。
もちろん有名女性誌とは関係がありません。
常日頃からのアンアンが大切なのです。
あえぎボイストレーニングが重要でっせ！
エッチが合わない。
それこそ、2人が違うところで生きてきたという証。
文字サイズもいきなりデカくなったり
巻末には真っ黒な秘密ページがあったり
かなりエンタメ性の高い本です。
興味のある人は1円でゲットしてみてください🩷
実は、この本のタイトルを
わたしは「しあわせエッチ」に
したいと思っていました。
ですが、エッチという言葉が
タイトルになっていると買いづらいということで
一瞬で彼をドキドキさせる秘密の教科書
になりました。
一秒で売れたので一瞬という類似ワード
ドキドキと秘密で妖しさと好奇心を煽る
工夫の跡が見られますね笑。
そのため本文には
しあわせエッチという言葉が
何度も出てきて
締めくくりがこんな言葉になっています。
彼に抱かれるときは、なんどもしあわせと言ってください。
彼に抱かれたあとは、いつもありがとうといってください。
それこそが最高で永遠の、しあわせエッチの黄金ルールです。
しあわせな気持ちで抱かれれば。ずっとしあわせな女になる。
しあわせエッチという
タイトルがハマるように
本文の世界観を作っていたので
本をひとつの芸術作品と考えると
妥協した感が否めませんでした。
奥付けを見ると3刷まで行っています。
結構売れました。
これが最良だったのかもしれませんね。
他にはない、世界観をつくりたい
そんなエネルギーは感じる本です。
これだけ自由に本をつくって
増刷しているなんてしあわせかな。
もしも、タイトルが
しあわせエッチになっていたら
スローセックスに迫る
ベストセラーになっていたのか？
その答えは、神のみぞ知る！
2003−2024
藤沢あゆみ作家ストーリー
途中で、変えざるを得なかった。
そこから新しい世界観を作ろうと
チャレンジした。
他にも、そんなことがありました。
明日はそんな本の話をしましょう。
明日をお楽しみに！
藤沢あゆみ
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