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【公開】パランパルミル事業・ロジックモデル


日本版パランパルミル:1,000人の親プロジェクトは、まだまだ机上での作業が多いのですが、着々と進めて行っています。

フランスではオリンピックが開幕しましたが、4か月後の11月には私たちも現地に行って、さまざまな児童福祉の現場を見学させてもらう予定です。
(セーヌ川の近くに泊めさせてもらう予定です✨)

今日のnoteでは、「私たちがどんなふうにこのパランパルミルの事業を構想しているか」「みてね基金さんにご助成いただいている3年間で成し遂げようとしている短期アウトカムは何か」などお伝えしていきたいと思います。

なお、これらをもとに定期的に事業評価することで、活動が本当に子どもたちのためになっているのかを見ていき、つながっていないようであれば改善していきます。その過程もこちらで公開していけたらと思っています。


まず私たちがこの事業で最終的に目指すものはこちらです。

本事業の最終アウトカム



以前の記事でも書きましたが、子どもと親の関係性がより悪くならないようにするために、少し離れる時間を持つことはお互いにとって有効です。

そして、それが安心・安全に叶うことは、むしろ親子がより穏やかな関係性を育むことにも寄与すると確信しています。パランパルミルは子どものニーズに応えながら、子どもの安住の地を増やす取り組みであり、地域で子どもを守り、育てる社会を実現します。


5~10年後には具体的に達成できていることとして「子ども」「子どもの親・保護者」「パラン・マラン※子どもとマッチングされる大人たち」「アソシアシオン(事務局機能+パレナージュ※子どもと大人をマッチングすること)」「仕組みづくり」の観点で目標建てしています。

2028年以降には事業の状況やニーズの状況に合わせて制度や法律の変更に関する提言まで行う可能性も視野に入れています。

中間アウトカム


そのうち、年内に取り組む部分が多いのは「仕組みづくり」です。先行事例研究をしたりリスク対策を棚卸・検討したりしながら走り出し前の整備をすることが今年の目標です。

最終的には本事業が持続可能で、拡大していける状態にまで、ここから3年間で持っていきたいと思っています。


アソシアシオンは非営利団体をさしますが、本事業ではウィーズがこの部分を担います。今後はいろんな団体に地域のアソシアシオンを担ってもらい、適切なマッチングがなされる場所がふえていったらいいな、ということを妄想しつつ、まずやるべきことは丁寧なマッチングができる体制作りですので、フランスから学びながらしっかり基盤を整えたいと思います。

そして、この「適切・丁寧なマッチング」のことをパレナージュと呼び、日本でも展開していきたいと思います。


フランスでは子どもとマッチングされる大人のことは「パラン」「マラン」と呼ばれます。日本語に直訳されるときには「半里親」と表現されますが、すでに「里親」という言葉は日本では使われており、その尊い役割を担ってくださっている方たちもいるわけなので、本事業ではフランス同様に「パラン」「マラン」という呼称で、まったく新しい立ち位置として広めていけたらいいなと思っています。

すでに研修は少しずつまとまって来ていて、ウィーズ内部の約25名のスタッフが初期のパラン・マランを担えるように学び始めています。


この事業でもっとも重要な「子どものニーズの確認」には惜しみなく時間をかけていきたいと感じており、私たちの理想を押し付けることなく、子どもたちが自由に自分の「やりたい」「見たい」「知りたい」「行きたい」を表現できるようサポートします。

細かく段階を設けながら、子どもたちがパレナージュによって良い変化を感じられるように伴走したいと思っています。


最後に、お子さんの保護者のニーズもしっかりと確認したいと思います。パランパルミルは何より「子どものニーズ」「子どものため」が最優先ですが、親御さんを敵対視したり、ないがしろにすることは決してありません。

ともにお子さんの最善を考え、一緒に歩くパートナーとして、パラン・マランと一緒に歩みます。


現時点ではこのようにロジックモデルを設定し、それらを自己評価していくための指標や測定方法の設定、目標の設定をして一つずつ走り始めています。

日々の業務はこのように👇エクセルにして、みんなで進捗確認しながら進めて行っています。


今後もできるかぎり進捗を公開しながら進めていきたいと思います。
オリンピックも楽しみですが、パランパルミル・ジャパン(仮称)の動向も楽しみに、見守ってもらえたら嬉しいです☺

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パランパルミル・ジャパン(仮称)実現に向けて
\あなたの声を聴かせてください/

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