空間が曲がるということ
こちらの記事がとても面白くて。
自分でもついつい遊んでみたくなったのでした。
リンク先の記事は、二次元の平面を曲げてみることで空間が曲がるということをイメージしようとしたものです。なので、ちょっと曲げてみました。
クリアファイルを1枚用意します。
2枚に重なっていても曲げにくいだけなので、切って1枚にしました。
目印で中心に点を打っておきます。
少し傾けて平行線を2本書き込みます。
このマーカー部分で切り込みを入れます。
ここからが問題なんですが。
このクリアファイルを曲げていきます。
こんな感じ。
もう少し曲げてみます。
もっと曲げてみます。
少し角度を変えて見てみます。
おお!
平行だった線が交差しました。
そんなの当たり前でしょう、と思われるかもしれません。でもここで問題なのは、
二次元の平面を三次元的に曲げた
ということにあります。二次元平面に住人がいたとしたら、曲がっていることはわからない。三次元を意識できないからです。
私達は三次元空間に生きているわけですが、空間の曲がりは四次元的に起こります(多分)。でも、私達は四次元という空間の次元を意識し得ない。四次元的に曲がっていても曲がっていることはわからないのです。でも、物体はあきらかに曲がった空間を進んでいく。
何故? 何故、まっすぐ進まないのか?
そこで最初にイメージされたのが万有引力の法則になるわけです。物資同士が引き合っているのだと考えた。
でも違う。
物資が引き合っているわけではないのです。
空間が曲がっている。
空間をまっすぐに進んでいるつもりなのだけど、空間そのものが曲がっているものだから、曲がった空間に沿って進んで行くと曲がってしまう。
ちなみに、時間も曲がる。時間に方向があるのかどうかはわからないけれども、少なくとも遅くなったり早くなったりする。それを知った時の衝撃は今でも忘れられない。
自然科学というのはとても面白い。今まで自分が知り得なかったような考えもしなかったような、そんなことをたくさん教えてくれる。
四次元的に空間が曲がるということを認識できたら、どんな世界が見えるのだろう。これから、どんな未知の世界を教えてくれるのだろう。
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