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YouTubeチャンネル開設に向けたコンセプトの考え方【YouTube運用】
こんにちは!
運動後の筋肉痛が翌日にこないので、自分も年を取ったなと感じます。それでもやはり汗をかくのは気持ちがいいですね。38歳で改めて運動の楽しさを覚え始めましたので継続していこうと思います。
このブログでは、YouTube運用や動画編集の楽しさを伝えながら、『新しい働き方』を目指す方をサポートしていきます
⬇︎詳細の自己紹介記事はこちらです
今回は、私がやり甲斐あると思っている「YouTube運用」の「コンセプトの決め方」について語っていこうと思います。なので
・動画編集の楽しさや、やりがいを知りたい方
・動画編集やYouTube運用について知りたい・知識を深めたい方
・現状のキャリアについて悩んでいる、副業を検討している方
そんな方はぜひ最後まで読んでいってください。
【はじめに】YouTubeチャンネルを始めるなら「コンセプト」がカギ!
YouTubeチャンネルを成功させるためには、動画のクオリティや編集技術だけでなく、コンセプトが非常に重要です。コンセプトとは、チャンネルの方向性や核となるテーマのことを指します。このコンセプトが明確であれば、視聴者がチャンネルを理解しやすくなり、継続的に見てもらえる可能性が高まります。
ちなみにYouTubeの運用などをお客様から依頼を受ける際、このコンセプトの解像度が低いケースもあります。その際は、こちらから「なぜ?」「どうしてそう思われるのか?」「結果としてどうなっていたい?」など深掘りする必要があります。
◼︎コンセプトが欠かせない理由
視聴者にとっての「魅力」が明確になる
視聴者は、チャンネルの第一印象や動画の内容が自分の興味に合致しているかで判断します。コンセプトが明確であれば、視聴者に「このチャンネルは自分に合っている」と感じてもらいやすくなります。動画制作がスムーズに進む
コンセプトが定まっていれば、動画のテーマ選びや構成が迷わず進められます。アルゴリズムに好まれる
YouTubeのアルゴリズムは、視聴者の興味に合った動画をレコメンドします。一貫性のあるコンセプトを持つチャンネルは、アルゴリズムにとっても理解しやすく、検索結果やおすすめに表示されやすくなります。
まずは、次のセクションでYouTubeチャンネル開設前に考えるべきポイントを押さえましょう。
2. YouTubeチャンネル開設前に考えるべき3つのポイント
チャンネルを開設する前に、しっかりと準備を整えることで運営の成功率は桁違いです。むしろここで成功か否かが決まると言っても過言ではありません。つきましては以下の3つのポイントを明確にしましょう。
1. チャンネルの目的を決める
チャンネルの目的を明確にすることで、動画制作や運用の方向性が定まりやすくなります。たとえば、以下のような目的が考えられます。
マーケティング・ブランディングの一環
自分や自社のサービス・商品を広め売上アップに繋げる手段として活用する。収益化を目指す
動画広告や案件で収入を得ることを目標にする。
要するに動画を視聴した人に「どんなアクションを起こして欲しいか」ですね。
2. ターゲット視聴者の明確化
ターゲット視聴者を明確に設定することで、視聴者のニーズに合った動画を作りやすくなります。以下のポイントを具体的に考えましょう。
視聴者層の年齢や性別
例えば、20代の若者向けか、30代以上のビジネス層向けか。興味・関心
視聴者がどのような情報を求めているのかをリサーチする。視聴シーン
通勤中にスマホで見るのか、リラックスタイムに長めの動画を見るのかを考える。
to C向けてのマーケティングだと仮想のペルソナを設定してさらに深掘りしますが、YouTubeの運用に関してはそこまでは不要かなと思います。まずは上記の点をしっかり設定しましょう。
3. 自分の強みと他との差別化
競争の激しいYouTubeでは、自分の強みを生かして他チャンネルとの差別化を図ることが重要です。
得意分野を活かす
自分が詳しい分野や熱中している趣味を動画にする。他にはない視点を提供する
既存の人気ジャンルでも、独自の切り口やスタイルを加える。視聴者の期待を超える内容を提供する
具体例やエピソードを交え、視聴者の疑問や興味に応える動画を制作する。
差別化を意識して変に奇抜なことをやる必要はないです。まずは自社・自分の強みをハッキリさせましょう。
これらを整理することで、チャンネル運営の土台がしっかりと固まります。
次のセクションでは具体的にコンセプト設計の手順をご紹介します。
3. 初心者でも簡単にできるコンセプト設定の手順
初心者の方でも取り組みやすいコンセプト設定の手順を3つのステップで解説します。まずはやってみましょう。
ステップ1:自分の得意分野と興味をリストアップ
まずは、自分の得意なことや興味のあるテーマを書き出してみましょう。
得意分野の例
動画編集、料理、ガーデニング、テクノロジーのレビューなど。興味のあるテーマの例
最新の映画レビュー、ペットの飼育方法、ビジネススキルの共有など。
リストアップした内容を基に、どのテーマであれば動画を継続的に作れるかを考えます。ネタがいっぱい考えられそうであれば尚良いですね。
ステップ2:ターゲット視聴者をイメージする方法
次に、自分が作る動画のターゲット視聴者を具体的にイメージしましょう。
具体的な例
「忙しい30代のビジネスマン向けの時短料理動画」
「子育て中のママ向けの育児ハウツー動画」
視聴者像が具体的であるほど、動画の方向性が定まりやすくなります。さらに派生したテーマも色々考えられるので、ここの深掘りは非常に大事です。
ステップ3:チャンネルのテーマを絞るコツ
最後に、リストアップしたテーマと視聴者のニーズを照らし合わせて、チャンネルのテーマを絞り込みます。
テーマ設定の例
「初心者向けのDIYプロジェクト」
「働く女性のためのセルフケア方法」
1つのテーマに特化したチャンネルは視聴者にとってわかりやすく、アルゴリズムにも好まれます。「このチャンネルを見ると〇〇についてわかるよね」という形で視聴者がイメージしやすいチャンネルコンセプトを考えましょう。
4. コンセプトを成功させる3つのヒント
ここまでのセクションでは、チャンネル開設前の視点で開設しましたが、ここからは開設後の視点で開設していきます。
YouTubeチャンネルの成功には、明確で一貫性のあるコンセプトが不可欠です。このセクションでは、コンセプトを成功させるための具体的なヒントを3つの視点から解説します。
一貫性を保つ:視聴者に安心感を与える運用方法
視聴者がリピーターとなるためには、チャンネルの方向性が一貫していることが重要です。一貫性を保つことで、視聴者に「このチャンネルなら自分が求める情報や楽しみを提供してくれる」と感じてもらうことができます。
統一感のあるテーマ設定
チャンネルの動画テーマを絞り、一貫したメッセージを伝えましょう。例: 「DIY初心者向け」というテーマであれば、すべての動画をDIYに関連付ける。視聴者の期待に応える
継続的に同じジャンルの動画を投稿することで、視聴者が次の投稿に期待を持ちやすくなります。
例: 毎週金曜日に新しい料理動画を投稿するスケジュールを守る。ブランド要素の一貫性
サムネイルデザインや動画内のフォント、色使いを統一することで、視覚的なブランド感を演出します。
一貫性を維持することで、視聴者に安心感を与え、長期的な関係を築くことができます。一貫性があると人は「ファンになりやすい」という点もあるのでしっかりと考えましょう。
小さなテーマから始める:幅広いジャンルを避け、特化型で始める重要性
初心者が最初に陥りがちなのが、多くのジャンルに手を広げすぎることです。しかし、視聴者は特定のジャンルに特化したチャンネルを好む傾向があります。現在はどのジャンルにも必ずYouTuberがいるので「〇〇なら負けない」くらいの気概でチャンネルを作りましょう。
特化型チャンネルのメリット
視聴者が「このチャンネルは自分に必要な情報を提供してくれる」と感じやすい。アルゴリズムに認識されやすく、関連動画に表示される可能性が高まります。小さなテーマの選び方
自分が得意とする分野や、視聴者が関心を持ちそうなニッチなテーマを選びます。
例: 「旅行」という広いテーマではなく、「国内旅行の初心者向けガイド」といった具体的なテーマに絞る。コンテンツの深掘り
小さなテーマに特化することで、視聴者のニーズに深く応える動画を作りやすくなります。
例: 「初心者向けの動画編集」として、具体的な編集ソフトの使い方を細かく解説。
特化型でスタートすることで、視聴者にとって価値のある情報を提供しやすくなります。
フィードバックを活用する:視聴者のコメントやデータを基に改善するコツチャンネル運営を成功させるには、視聴者のフィードバックを活用して、コンテンツを継続的に改善することが重要です。視聴者からのコメントは本当にありがたいので、必ず丁寧に返信・対応しましょう。
コメントを活用する
視聴者が残したコメントを積極的にチェックし、次回の動画制作に活かします。
例:「このテーマをもっと詳しく知りたい」というリクエストを次の動画テーマに反映。データ分析を行う
YouTubeアナリティクスを活用し、どの動画が視聴者に支持されているかを確認します。
指標例:視聴維持率: 視聴者が動画のどの部分で離脱しているかを把握。
クリック率: サムネイルやタイトルの効果を分析。アンケート機能の活用
YouTubeのコミュニティ機能を活用して、視聴者に「次に見たい動画のテーマ」などを直接聞きます。
例:「次回の動画で解説してほしいトピックを教えてください」という投稿を行い、視聴者の意見を収集。成功例の反復
データ分析の結果、視聴回数が多かった動画の特徴を特定し、それを次の動画制作に活かします。
例:「初心者向け」というテーマが好評であれば、さらに細分化して「初心者向けの初投稿動画の作り方」を作成。
フィードバックを活用することで、視聴者のニーズに応えつつ、チャンネルの成長を加速させることができます。
特にコミュニティ機能の活用は意外と低コストで実施できるのでオススメです。
5. チャンネルコンセプトをブレないように保つ方法
「なんかこのチャンネル最近変わったな?」と感じるYouTubeチャンネルはありませんか?実はこれ、視聴者にとっては結構大きな問題なんです。
いい意味で変わっているならいいですが、視聴者の好まない形で変えてしまうと一気に登録者数が減ったりします。
登録者数が減るのは本当に心臓に悪いです。。ぜひコンセプトはブラさず工夫改善をしていきましょう。
アルゴリズムに好かれる一貫したテーマ作り
YouTubeのアルゴリズムは、視聴者が興味を持つコンテンツをレコメンドする仕組みを持っています。そのため、一貫したテーマで動画を作り続けることがアルゴリズムの評価を高めるカギとなります。
関連動画に表示される頻度を増やす
同じジャンルやテーマで複数の動画を投稿することで、視聴者の再生履歴に基づいた関連動画に自分の動画が表示されやすくなります。
例:「初心者向けDIYプロジェクト」というテーマでシリーズ動画を投稿すると、視聴者が次の動画も自然に視聴する可能性が高まります。視聴時間を伸ばす構成
チャンネル内で一貫性があると、視聴者が複数の動画を連続再生する機会が増え、視聴時間が伸びます。これにより、アルゴリズムがチャンネルを高く評価します。定期的なテーマの見直し
トレンドを反映しつつも、基本のテーマから外れない範囲で調整を加えることが大切です。企画のテコ入れなどは継続してやることをオススメします。
ブランディング要素を強化するためのTips
ブランディングを強化することで、チャンネルの印象を視聴者の記憶に深く刻み、リピーターを増やすことが可能になります。自社・自分の強みを全面に出していくというイメージですね。
視覚的な一貫性を持たせる
ロゴ、チャンネルアート、サムネイルデザインに一貫性を持たせることで、視覚的な印象を強化します。
例:特定の配色やフォントを使用し、ブランドカラーを決める。動画の構成を統一する
すべての動画で共通するオープニングやエンディングを設定し、視聴者に安心感を与えます。
例:数秒間のロゴアニメーションやテーマ曲を導入。キャッチフレーズやタグラインを作る
チャンネルのテーマや方向性を一言で表現するフレーズを作り、視聴者に覚えてもらう。
例:「初心者でもできるDIY」を毎回の動画説明やイントロで強調する。
長期的視点を持つことで得られる安定性
とても重要なポイントですが、YouTubeチャンネルを育てるには「時間がかかります」本当に「時間がかかります」
新しく社員やアルバイトの方を雇った時に、仕事を任せられるようになるには時間がかかりますよね?それと同じことなんです。だからこそ時間をかけて育てる必要があります。
成長を計画的に捉える
チャンネル登録者数や再生回数の目標を中長期で設定し、少しずつ達成していくことでモチベーションを維持します。
例:3か月で登録者100人、1年で1,000人を目指す。視聴者との関係を育む
コメントやメッセージを通じて視聴者とのコミュニケーションを大切にし、信頼関係を築きます。リピーターを増やすことで、安定した再生回数とエンゲージメントが得られます。データ分析を習慣化する
YouTubeアナリティクスを活用し、どの動画が成功しているか、どの部分で改善が必要かを定期的に確認します。視聴者層や離脱ポイントを把握し、次回の動画制作に活かすことができます。一時的な失敗を恐れない
投稿した動画が思うように再生回数を伸ばさなくても、分析と改善を重ねることで必ず結果に結びつきます。
特にYouTubeの運用を企業様や個人から依頼される場合、期待値の調整はとても重要です。中には「3ヶ月くらいで売上上がるよね?」と仰るお客様もいますが、ゼロではないものの一般的にはかなり難しいことだと思います。
【おわりに】よくある失敗例と改善方法
ここまでYouTube運用における最初のコンセプト作りに関して解説してきましたが、いかがでしょうか?想像よりやること多いなと感じられた方も多いかと思います。
でも、始まってからの方がやること多いので、あまり悩まずどんどん動いていきましょう。
最後にそんな序盤でよく聞く失敗例と改善策を解説します。
目的やターゲットが不明確な場合のリスクと対策
YouTube運営の失敗で最も多いのが、目的やターゲットが不明確なままチャンネルを始めることです。この問題は、視聴者に伝わるメッセージがぼやけてしまい、YouTube側も「このチャンネルは何が言いたいの?」という評価になってしまいます。
失敗例1:チャンネルの目的が曖昧
「とりあえず動画を投稿してみた」という状況では、視聴者にとって魅力的な理由が伝わらず、再生回数が伸び悩むことが多いです。
改善方法明確な目的を設定する
例: 「副業として収益化を目指す」「趣味の共有を楽しむ」など具体的な目標を持つ。目的に基づく計画を作る
収益化を目指す場合は、収益構造や視聴者のニーズに合ったコンテンツを計画。
失敗例2: ターゲット視聴者が定まっていない
動画のテーマがバラバラで、誰に向けた動画なのか分からない場合、視聴者の共感を得ることが難しくなります。
改善方法ペルソナを設定する
視聴者の年齢、性別、興味関心、ライフスタイルを具体的にイメージ。視聴者に合わせた動画内容を企画
ターゲットが求めている情報やエンタメ要素を提供。
動画のクオリティや一貫性の欠如
動画の質やチャンネル全体の一貫性が欠けている場合、視聴者が離れてしまう原因となります。
失敗例1:動画のクオリティが低い
音声が聞き取りづらい、編集が粗い、画質が悪いなど、基本的な品質が不足している動画は視聴者にストレスを与えます。
改善方法基本的な機材を揃える
スマホでも十分ですが、マイクや照明を加えるだけで大幅に改善可能。編集スキルを磨く
無料の編集ソフトやオンラインチュートリアルを活用し、スキルアップを図る。
失敗例2:コンテンツの一貫性がない
初心者がよく陥るのが、複数のジャンルに手を出しすぎてしまうことです。
改善方法テーマを1つに絞る
例えば「旅行」と「料理」を組み合わせるのではなく、まずは「初心者向け旅行ガイド」など特化したテーマで始める。定期的な投稿スケジュールを守る
視聴者にとって、次にいつ新しい動画が公開されるのか予測できる安心感を提供する。
視聴者とのコミュニケーション不足
視聴者との関係性を構築できないと、リピーターが増えずチャンネルの成長が止まる原因になります。
失敗例1: コメントやフィードバックを無視
視聴者がせっかく残したコメントを放置すると、次回以降のエンゲージメントが下がります。
改善方法:コメントに積極的に返信する
視聴者が感じたことに真摯に応える姿勢を見せる。動画内で視聴者の声を紹介
視聴者の質問や意見に基づいたコンテンツを作る。
失敗例2: チャンネルの運営が一方通行
視聴者のニーズを無視した動画を投稿し続けると、次第に離れていきます。
改善方法アンケート機能を活用する
視聴者に「次に見たい内容」を聞き、参加感を高める。YouTubeアナリティクスでデータを分析
どの動画が視聴されているかを把握し、人気のテーマを深掘りする。
自己満足に終始した運営
自己満足だけで動画を作ると、視聴者の求めている価値を提供できずに終わることがあります。
失敗例1: 自分が好きな内容だけを投稿
視聴者の興味を無視していると、動画の再生回数が低迷します。
改善方法:
視聴者目線を意識する:
動画を作る際に「この情報は視聴者にとって役立つか?」を考える。
トレンドを取り入れる:
視聴者が求めている最新のテーマを動画に反映する。
失敗例2: 改善を怠る
投稿を続けてもデータ分析や視聴者の声を無視していると成長が止まります。
改善方法:
定期的な振り返りを行う:
毎月データを確認し、どの動画が効果的だったか分析する。
競合の成功例を参考にする:
同じジャンルの人気チャンネルをリサーチし、自分のチャンネルに応用する。
「撮りたいものを撮る」この考え方が間違っている訳ではありませんが、まずは「視聴者が見たい動画はどんなもの?」「このテーマなら自分の撮りたいこのテーマを合わせられる!」というスタンスで常に視聴者を意識した動画制作を心がけましょう。
今回は「YouTubeチャンネル開設に向けたコンセプトの考え方」というテーマでお送りしてきましたが、いかがでしたか?
私は動画編集からスタートし、今ではYouTubeの運用なども手がけるようになりましたが
苦しいこともありながら、全力で勝負できる環境はとても刺激的で面白いです。
もしこれから動画編集を始めたいなどとお考えの方は、私が在籍していたAIM Creators Collegeはおすすめです。
・AIM Creators Collegeについて聞きたい方
・YouTube運用、動画編集についてお悩みの方
そんな方はぜひ気軽にコメントかXでメッセージお待ちしてます♪
zoom相談などもお受けしてます!
では、また次の記事でお会いしましょう!