旅行記#8 松山(愛媛)/道後温泉に浸り、四国カルストで牛に会う
2024年9月28日~29日
愛媛・松山を1泊2日でまわるコンパクトな旅。
☆9/28 土 羽田~松山へ
さて始まりました。
台風や残暑が懸念される9月後半。今年はちょっと地震も怖かったりしましたが、予定通り松山へ向けて出発します。
朝4時起床。
前日は月末かつ金曜日とあり帰宅は21時を過ぎていたため、そこから夕飯、洗濯、洗い物・・・からの旅行準備が始まりました。ただただ眠い。
まずは「4時に起きる」が最高難度のハードルでしたが、緊張からか無事起床。
早朝に部屋を出て、5時過ぎの山手線に乗ります。
まだ暗いけど、寒くはない。上着が要らない良い季節です。
京急に揺られて6時半前には羽田空港に到着しました。
7:20のJAL便に搭乗。定刻通りに離陸。外はもうだいぶ明るくなってきました。
いつも思うけど、飲み物をもらうタイミングはちょっと緊張するな。
8:45松山空港に定刻で到着。ここまで遅れなし。
到着ロビーで早速「みかんジュースタワー」が出迎えてくれました。
愛媛に来たという実感を強制的に与えられた気がします。
閑散とした海辺で朝食を食べる
レンタカーの手続きを終えてもまた朝の9時過ぎ。どこも店が開いていないので、近くのマルシェ(という名の現地のスーパー)にて朝ごはんを物色。
ちなみに羽田では離陸前におにぎりを食べています。(足りない。)
散々迷った挙句、鯖寿司、から揚げ、みかんジュースを購入。そしておやつに、鰹節味のせんべいとお餅(あんこ入り)もゲット。ひとまず食料確保。
買ったはいいけど、どこで食べようか…?せっかくなので海の見える場所で、と思い調べたところ近くに「塩屋海岸」という場所がありました。
車で10分もかからずに行ってみると、地元の方なのか、パラソルなんかを出して寛いでいる人がいます。朝から海でまったりなんて良いですね。
彼らの目には、我々はどのように映っていたのでしょうか。空気の読めない旅行客とでも思われていたら申し訳ない。
適当な石の上に座り寿司開封。食べようと思ったら鯖が暴れて落下。
曇っていたので、特別景色が良いということもないけれど、穏やかな海を眺めて腹を満たしました。
”非日常感”はかなりあったので、こういうのもなかなか良いですね。
四国カルストへ
今日のメインイベントは「四国カルストで牛を見ること」です。
あまり情報がなく、とりあえず”山道らしいけど、行けないこともなさそうだ”というふわっとした情報を頼りに向かってみます。
途中で砥部焼(とべやき)のお店を発見。
体験コーナーもあって、ろくろや絵付けもできるみたい。そういうの結構好きなのですが、今回は時間の都合で断念。
渋い感じで良いですね。焼き物を見るのは楽しい。
砥部焼のお店を過ぎると、だんだんトンネルが多くなり山がちになる。まだ2車線あるけど、途中からガチの山道になった。とにかくカーブが延々と続きます。
そして途中で急にナビが途切れました。(しっかりしろ)
たまたま近くにうどん屋さんがあったので、そこのおじさんに道を尋ねると、とても親切に教えてくださった。
教えてもらった通りに、集落の中のくねくね道を上っていく。
13:30頃、なんとか目指していた姫鶴平(めづるだいら)というポイントに到着しました。
とにかく曇っている。でも早速牛を発見。
さて、四国カルストとはなんぞや?
愛媛と高知の間に広がる、この土地特有の高地の風景のようです。
岩がごつごつしていて、牛が放牧されています。バイクでツーリングしたり、サイクリングしたりする人も多いそうで、そういった景色を楽しむ場所なのですね。
そんな場所に急におしゃれなコーヒースタンドがあります。
よいしょよいしょと上ってきた人々の憩いの場所。景色を眺めながら外で休憩します。(本当に雨じゃなくて良かった)
ちょっと霧が出てきたので、タイミングを見てもう少し奥へ行ってみることにしました。この辺りの道路は1車線なので譲り合いが大事ですね。
散策路みたいなものがあるようで、車を止めて少し歩いてみました。天狗高原というところらしい。
若者の団体(陽キャ)が来てちょっとビビる。そしていつの間にかいなくなった。みんなどこに行った?
思ったより広い場所みたい。ススキが一面に揺れて秋を感じます。
牛が近くにいたので近づいてみます。柵があるので、触ったり餌をあげたりすることはできません。
草を黙々と食べる牛たちは、この土地で何を思うのか。
15:30くらいになりました。この辺で2時間くらい過ごしていたようです。
日が暮れる前に市内まで戻らないと。
牛たちに別れを告げ、山を下ります。(またまたカーブだらけの道、運転ありがとう。)
道後温泉を満喫
道後市内まで戻り、今回の宿へ向かいます。
山を下り、市内に入ると道は結構混んでいる。朝は空港からカルストへ行ってしまったので、松山の活気をここで初めて感じました。
今回の宿はこちら。楽しみです。
18時過ぎにチェックインすると、「みかんジュースが出てくる蛇口」とやらが出迎えてくれました。またもやみかん。早速飲む。うまい。
宿から歩いてすぐに「道後温泉本館」という、道後温泉のシンボル的な建物があります。大層趣のある場所ですね。
夜は混んでいて結構待つようなので、明日の朝に入ることにしました。
この辺は浴衣で歩いている人も多く、まさに”温泉街”という雰囲気です。
腹が減ったのでとりあえず夕飯を。
この辺りは飲食店も多く、お店を選ぶのには困らないと思います。予約をしてはいなかったけど、目をつけていたお店にすぐに入ることができました。
「鯛将」なんて良い名前だ。そこまでお値段が張る感じでもなく、ほどよく活気のある良いお店でした。
じゃこかつ、かつおの藁焼き、鯛めし、鯛のクリームコロッケ・・・
土地のものはやはり美味しい。こういう食事こそ旅行の醍醐味ですね。
食事が終わった後は、商店街でお土産屋さんを物色。今治が近いので、かわいいタオル屋さんもありました。風呂上り用に瓶ビールも1本購入。
割と閉店時間が早いので、21時頃にはお店がどんどん閉まっていきます。
宿に戻り、写真スポットとして開放されている能舞台へ。
足袋を履けば舞台に上がって写真を撮ることができます。篝火もあり、夜だったのでなかなか良い雰囲気でした。
実際にお能も上演されるみたいですね。ぜひ見たいものです。
宿の温泉に入り、部屋でビールを飲みながらのんびりしていたら、気づくと1時半をまわっていました。そろそろ寝ます。
☆9/29 日 道後温泉本館で朝風呂
朝6時起床。昨日混んでいた道後温泉本館に行ってみます。
ぴかぴかに晴れているけど、朝はまだ涼しい。
温泉は朝6時から営業していて、この時間なら待つことなくすぐに入ることができました。脱衣所もそこまで混んでいない。
風情はもちろんあるけど、設備は新しく清潔な感じがしました。
最高の朝風呂です。
宿に戻り、8時頃に朝食。旅館の朝食って良いですよね。
なんかこの前も千葉で同じことをしていた気がするけど、セルフ海鮮丼を作りました。まさかの鯛を食べ損ねましたが(ちょうどなくなっていた)、この後昼食で食べることになるので、まあ良いとしましょう。
チェックアウトまで多少時間があったので、商店街をぶらぶら。
一六タルト、カラクリ時計、道後温泉駅舎などを散策。とにかく雰囲気が良いです。
行きたかったみかんジュースのお店「10FACTORY」に、ほぼ9:30開店と同時にイン。しかしすでに先客がいました。考えることは皆同じですね。
様々なみかんの品種のジュースが飲み比べできたり、みかん関係のお土産が売っているお店です。
個人的には河内晩柑(かわちばんかん)が好きなのですが、河内晩柑ジェラートを発見・・・!超絶食べたかったのですが、朝食後すぐだったので、さすがに食べられず、ちょっと残念。
松山城は思ったより楽しい
ホテルに戻って10時チェックアウト(ギリギリ)。
まずは松山城に向かいます。
天守閣は高いところにあるので、ロープウェーかリフトで行くようです。
良い天気だったのでリフトにしてみました。スキー場みたいで楽しい。
すぐ隣にはロープウェーが走っています。料金は同じでした。
良い天気だけに、9月後半とはいえとにかく暑い。
階段が続いたので汗だく。城内に入っても階段だらけ(城だから当たり前)で汗が止まらない。空調もないので(当たり前)汗が噴き出る。
火縄銃が持てるコーナーがあって楽しかったです。
天守最上階からは瀬戸内海がよく見えました。ここまで来ると風が気持ち良い。しばし休憩。
城を出てから食べた伊予柑ソフトクリームが美味しかったです。が、中盤暴れ出したので素手でキャッチ。愛媛の食べ物は活きが良くて暴れがち。
(おそらくソフトクリームの中に空洞ができてしまい、食べている途中で滑り落ちた模様)
帰りもリフトで下りました。
人間が淡々と静かに運ばれていく様子がシュールでした。
下灘駅で海を感じる
最後に、"一番海が近い駅"というスポット・下灘駅(しもなだえき)を目指します。
その前に近くの「夕焼けぴちぴち市」という売店にも寄りましたが、ここでは何も買わずに、目の前にある高校のサッカーの試合を見ている保護者と同化してちょっとだけ海を見ました。
下灘駅には一応駐車場はありますが、ほぼ埋まっていました。
駅だけど、電車を待つ人ではなく写真を撮る人ばかり。海に向かって座る後ろ姿、というのが定番の撮り方のようです。誰だか知らない方が撮ってくれました。ありがとうございました。
天気も良く、秋の爽やかな風が気持ち良い。(でもちょっと暑い)
海がすぐ下にあるように見えますが、道路があるのですぐに海というわけではありません。
この駅はどのくらい利用客がいるのでしょうか。走っている路線は予讃線なので、ここから電車に乗ると讃岐の辺りまで行けるってこと…?なんだか果てしないですね。
昼食はやっぱり海鮮
時間は13:30を過ぎて腹が減ってきた。
近くにある「魚吉」というお店で昼食にしました。※予約していなくても入れました。
海を眺めながら、愛媛の食材でランチできます。最高です。
朝食べれなかったので鯛めしを食べました。甘い。鯛はうまい。
ここから松山市内へ戻りレンタカー返却し、無事空港へ。
17:45松山空港を離陸。若干遅れてました。
19:30ごろ羽田着。結構風があったようで、フライト中はまあまあ揺れました。我々の席の直前でドリンクサービスが中止になったくらい。
でもその後リンゴジュースを下さった。CAさんも大変だなあ。
***
3連休を外したのでそこまで混雑を感じることなく、スムーズにコンパクトに回れました。天気も崩れず、大きなトラブルもなく。
もちろん道後も楽しかったけど、道中の車内で聞いていた平成のヒット曲が懐かしくて歌いすぎた。
元ちとせ、一青窈、MISIA、浜崎あゆみ、大塚愛、中島みゆき、宇多田ヒカル、夏川りみ、絢香、平原綾香・・・といったクセ強めの女性歌手たち。そしてサザン、EXILE、ミスチル、ケツメイシ、気志團などの懐かしすぎる曲たち。歌詞は全然出てこないけど、曲は結構覚えているものです。
お疲れさまでした~
次はどこに行こうかな。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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