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心のともしび〜スターブロッサム💫🌸〜

2024.10.6 横浜メイド博にて

🌟会社の好きなところ、好きな取り組み

大阪で活動をしている、発達障害メイド喫茶「スターブロッサム」。
ここで働く彼女らは発達障害(※)を持っています。
しかし、障害を隠さず「発達障害の方が働きやすい環境」を提供し、同時に「発達障害を世の中に知ってもらいたい」という姿勢がとても魅力的です。

彼女たちはとても明るく、常にご主人様・お嬢様を想い丁寧に接しています。
癒しを与えてくれる、そんな存在を目指しているのだな、と感じます。

それぞれの個性を活かしつつ、苦手な部分はフォローしあって活動している姿には感銘を受けます。

間借り営業の様子

例えば、福祉制度に詳しい方はセミナーを開いたり、企画力が高い方には新しい企画を考えてもらう。いわば、適材適所の仕事の振り分け方をしています。
大阪で活動できない方も「遠隔メイド」として活躍できる場を提供しています。

好きな取り組みは、SNS上でご主人様・お嬢様が希望したサービスを真摯に受け止め、実現してくれるところです。
また、大阪に足を運べないご主人様・お嬢様への配慮としてオンラインショップで推しグッズを購入できます。

発達障害を持っていても、このように伸び伸びと働ける環境はそうないのではないでしょうか?

※発達障害とは
得意な分野と苦手な分野が健常者より差の激しい障害です。

🌟スターブロッサムとの出会い

私は約3年前に離婚しました。
私自身も、発達障害をもっています。
元旦那に「俺、発達障害のやつ嫌いなんだよね」と言われたこともあり、発達障害である自分のことを好きになれませんでした。

離婚後、一人暮らしをしていましたが、心身ともにボロボロな状態で、外出は心療内科に通院するだけ。

人生に希望を持てず、生きている目的が見つからない、そんなときにふっと「X(旧Twitter)」で彼女たちの存在を知りました。
意識はしてなかったのですが、「発達障害」ということで無意識にフォローしていたようです。

「発達障害メイド喫茶…?」と何となく意識し始めました。

あるとき、スターブロッサムの代表のかやさんが「スターブロッサムに対して誹謗中傷してくる方がいる」と投稿していました。

私はなぜか、居ても立っても居られない気持ちになりました。

誹謗中傷をしている方々と話し合い、解決することができました。

この出来事がきっかけで、スターブロッサムとの交流が始まりました。

しばらくして、大阪で活動しているスターブロッサムの方々が、私が住んでいる地域で「横浜メイド博」というイベントに参加することを知りました。

「行こう。」

離婚後、初めて自分から起こした行動でした。
電車にも乗る、人混みの中にも行く…
そんなことも考えず、決断することができました。

今思えば同じ「発達障害」なのに、どうしてそんな前向きに人生歩めているか、この目で確かめたかったのかもしれません。

私はノーメイクに色付きメガネ、イヤーマフ、マスク姿。
発達障害の方は「感覚過敏」といって、音や光が苦手な方がいます。
私もその一人です。

「こんな姿じゃ引かれるよね…」

そう思いながら会場に到着しました。

当日の格好と会場

受付を済ませ、渡されたパンフレットを頼りに「スターブロッサムのブース」を探していると、一際明るいメイドさんの姿を目にしました。

「あの方がきっと、かやさんだ」

ブース名も見ずに直感で分かりました。
ブースにたどり着くと、とても元気に「ようこそ、ここは発達障害メイド喫茶スターブロッサムのブースです!」と声をかけてくださいました。

「あ、あの…私、X上で仲良くしてもらっている、あゆみ…です。」

覚えているはずないよね…
かやさんはたくさんのご主人様・お嬢様をお持ちだから…

「あっ!あゆみちゃん!会えて嬉しいよ!いつも仲良くしてくれてありがとうね!」

えっ、覚えててくれてる…
しかも色付きメガネもイヤーマフのことも触れずに…

「スターブロッサムのマークの作り方、教えるね」

と両手の指を組み合わせて「星」の形を作って…

「スターブロッサム!」

と元気な声で教えてくれました。

その後、数分会話をしたのですが、彼女の明るさに圧倒されてしまい、内容は覚えていません。

私はいわゆる「推し活」というものをしたことがなくて、辿々しく…

「あの…かやさんのチェキ、ください。」

と言って、チェキと数点グッズを購入しました。

一通り見終わり、メイド博を後にし…
そのまま帰らずに会場の海の見えるデッキで、

「私も、あんな風になりたいな。」

かやさんのチェキをぼーっと見ながらそう思ってたら、チェキに

「生きててえらい!」

と書いてありました。

大切な想い出

私は…離婚して、人生の目的も見つからず、人生投げ出そうとしたときだってたくさんある。
元旦那の言葉もあり、発達障害の私は、生きることが許されないと思っていた。

そんな私には、とても響く言葉で…

「発達障害の私でも希望持っていいのかな…」

と思うと自然に涙がポロポロと出てきました。

泣き止んだ後、空を見上げるとスッと心が晴れ…
自宅に戻りました。

今チェキを複数枚持っており、チェキ入れにしまっていますが、最初の一枚…横浜メイド博で購入したかやさんのチェキは涙の跡が残っている、とても思い入れがあるものです。

これが私と、スターブロッサムとの出会いです。

🌟企業理念や取り組みに共感したポイント

スターブロッサムは「何歳でもチャレンジして働ける場所」を企業理念に活動しています。
スターブロッサムのキャストさんになるための条件に年齢はありません。

きっと、何歳でも「相手をもてなしたい。チャレンジしたい!」という方を積極的に採用しているのだと思います。

私は若い頃、ロリータ服やメイド服など可愛らしいお洋服が大好きでした。
大好きな洋服を「歳をとったから着れない」と処分してしまった自分を後悔しています。

また、「体調優先でお仕事をお休みして良い」「副業OK」など、働き方にも配慮が行き渡っています。

企業理念にある通り、チャレンジ精神の姿勢がとても強くあり、それまで間借り営業していましたが、障害を隠さず実店舗を持ちたいと不動産屋さんを苦労して探し、この度2025年3月に大阪で「実店舗を構える」という夢を実現しています。

彼女たちの絶え間ない努力とポジティブさ、チャレンジ精神は見習いたいと思っています。

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