なんで早く教えてくれなかったの‼️目から鱗な発達障害の本📕
🌟はじめに
発達障害は大きく分けて3種類(ADHD \ASD\LD )ありますが、本書では主に「ADHD」の方がよく陥りやいケースを5つ紹介されています。
🌟この本のポイント❣️
著者自身も当事者である
今までの本と違う切り口で書かれている
専門用語・ページ数が少ない
読んでいて飽きない
コストパフォーマンスが良い
私がおすすめなポイントは上記の5項目です。1つずつ見ていきましょう。
🌟著者自身も当事者である
著者自身も発達障害を持っており、当事者目線で書かれている本です。
本の冒頭の「はじめに」を見ると、いじめや留年・医大での出来事など読者を共感させる内容が執筆されています。
著者はこの経験を活かして、執筆しているので、より当事者の心を打つものになっていると思います。
現在は発達障害専門医として活躍していますが、医師としてではなく、当事者が困っていることを適切に表現されています。
自らも発達障害の医師が本を出版する、ということは珍しいのではないでしょうか?
🌟今までの本と違う切り口で書かれている
従来の本は、ADHDならば「不注意・多動性・衝動性」の3大特性に分類して書かれ、その対処策が記載されている構成だと思います。
本書は著者が発達障害を治療している経験から、患者が共通して困っていることは、「3大特性ではない。」と言っています。
著者は新たに、ADHDの5つの困りごとを「シン・ADHD5大特性」として紹介しています。
「特性に対しての対処策」というよりも「ADHDの方がよく陥りやすい状況」に対して、原因は特性が絡んでいる、という表現をしています。
シン・ADHD5大特性から、私が特に役に立った情報を少しだけ公開!
「シン・ADHD5大特性 参の型 頭の中の多動、頭の中の衝動性!!!」です。
「頭の中で多動が起き、マイナス思考から抜け出せずフラッシュバックが起き不安が増幅する」
例えば、周りからの何気ない言動を悪く受け止めるとあれもダメだったし、あのときも…とフラッシュバックがおこり、どんどん不安が増幅していく状況になりやすいということです。
このような状況に対する、原因と対処策、特に効く薬を紹介しています。
🌟専門用語・ページ数が少ない
ADHDを始めとした、「発達障害の本」は役に立つと買ったは良いものの、「専門用語が多すぎて読む気が失せる」「ページ数が多くて最後まで読みきれない」ことが多いのではないでしょうか?
特に、ページ数についてはADHDの特性の「注意力散漫」から「読み続けることができない」方も多いはず。
本書は、「115ページ」と非常に少ないページ数です。
加えて、文字サイズも大きく1時間程度で読み終えることができると思います。
🌟読んでいて飽きない
前項にも記載しましたが、この本は専門用語が少なく表現されています。
その上、漫画パートと文章パートで分かれており、漫画パートで概要を把握し、文章パートで詳細を理解する構成になっています。
医師が書いた専門書で、挿絵や図解はあっても、漫画で紹介する部分があるものは少ないと思います。
シン・ADHD5大特性は1項目ずつ完結されているので、読みたいところだけすぐに見つけられ、読むことができます。
文章のテイストも堅苦しくなく、ライトに語りかけるよう執筆されているので、何度でも読むことができるでしょう。
🌟コストパフォーマンスが良い
専門書を買おうとすると「3000円」くらいすると思いますが、本書は「1430円」です。
また、現時点で「Kindle」と「ペーパーブック」の2つの媒体で購入可能です。Kindleに関しては「Kindle Unlimited」に入会の方は、無料で読むことができます。
これだけの情報量がこの価格で購入できることは、嬉しい限りです。
購入して、損はない本だと思います。
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🌟著者のこと(Amazonより引用)
瀬戸内 ぴあさ
述べ7000人の患者を診ている、精神科医。
自身もADHDの特性に悩み、その経験を通して「発達障害専門医」として発達障害の方を中心に治療を試みている。
🌟最後に
いかがだったでしょうか?
私は本当に読書習慣がなく、本を最後まで読めないことが多く「買ってしまった自分」に罪悪感を感じていましたが、本書を読んで自信がつきました。
また、発達障害に関しての知識をこれ以上ないくらい、分かりやすく・丁寧に執筆したものは初めて見ました。
当事者兼医師、という立場の著者だからこそ親しみやすく、読者を魅了させることができるのかもしれません。
ぜひ、この記事を見て興味を持った方は買って、読んでみてください。