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迷った時に読んでほしい自分へのラブレター

少しの記憶のかけらが小さな幸せを胸に呼び起こしてくれる。
そのかけらにすがるのではなく、
そっと胸にとどめて見つめるようにしよう。
すがれば欲が生まれる。
欲を追い求めると小さな幸せはどこかへ行ってしまう。
そんな温かな記憶があることを「ありがとう」と思おう。

汚い感情の記憶も、残念だけれどある。
誰かを貶めようとしたり、自分のプライドを守るために嘘をついたことも
誰かを故意に傷つけたこともある。
その瞬間は、自分が間違っていると、自分を責める気持ちよりも
まるっきりそうしないと気が済まなくて
後で後悔して、自分を信じられない気持ちになったりする。
その後悔が、いつか誰かを喜ばせるために生かせればいいなと
無責任に(本当に無責任に)思ったりする。

いつか今まで傷付けた人たちに謝って旅をしようと思う日が来るかもしれない。それよりもこの後悔を抱えたまま生きていくほうがいいのだろうか。
この答えはすぐには出せないけれど、この感情の澱みも抱えて今は生きるしかない。

自分の中には諦めや崩れようとする危ない思想があると思う。
行き過ぎたものをよしとする考え方がある。
悪にも理解を示そうとする物分かりの良さがある。

そんな自分がたまらなく嫌になることがある。
自分の正義を持っていて、
絶対にそれは間違っていると糾弾できる人に憧れるし
自分の罪悪感に素直に従い、悪を拒める人を美しいと思う。

でも、私は、美しい心を持つ人を見ると、その心を守りたいと思う。
純粋で無垢なものを見ると大切にしたいと思う。
誰かを想う気持ちは温かく、尊い気持ちだと知っている。
自分の中にある自然を愛する気持ちや、好きな人を好きだと想う気持ちが、
好きだ。
可愛いところもあるし、とっても小さなことでイライラしたり、傷ついたりするけれど、とっても小さなことで嬉しくなれる自分が好きだ。

だから、大丈夫。
どこまで行っても私は大丈夫。
折り合いをつけながら、なんとかやっていこうよ。

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