体の中から守る
気がついたら1月も半分が終わろうとしている。
ようやく今年最初の仕事(お弁当ケータリング)を無事にお届けし、やっと今年が動き出したのを感じる。
お正月何をしていたかというと、子供がインフルエンザに罹り看病、そして案の定私にもうつり寝込むというお正月を過ごした。
けれどもそれよりも心配だったのは、お義母さんの体調。
年末から良くないと聞いていて、私は病院にお見舞いも行けずただただ祈っていた。
けれどその甲斐もなく、年明け、お別れをすることになってしまった。
本当に数週間前までは話もできてそれほど悪いようには見えなかった、それもあり、みんなショックを隠しきれなかった。
病気は、いつどんなふうに生活していても、避けられないと実感した。そして私は何もできなかった、何もしてあげられなかった、という思いだけが残った。
残されたお義父さん。
お母さんととても仲が良く、病気になる前は毎週二人で出かけていた。
それが突然一人になるなんて、、
私には想像できないくらいの喪失感なんだろう。
それでも生活は続いていく。
年末にお義父さんの家に数日泊まり、その間は私が食事担当でごはんを作っていた。
ついでに、帰宅する前にお義父さんの1週間分の作り置きをした。
一人で食事をすることもだが、食べるものがコンビニで買ったものや冷凍食品だと、それだけで寂びしい。
せめて私が作ったものなら、少しはほっと安心して食べられるかな。
それがとても気に入ってくれたようで、これから毎週お義父さんの作り置きを作ることになった。
距離が近いわけではないが、お義父さんが送り迎えをしてくれるという。
しかも、仕事として頼んでくれるということだから本当にありがたい。
お義父さんは去年退職したが、働く意欲がまだまだあって、ボランティアで外国の人に日本語を教える仕事をするらしい。
アルゼンチンに行ってボランティアをするという計画もあったそう。まだまだ元気でいてもらいたい、そういう意欲も無くして欲しくない。
感情を思いっきり表に出すタイプではないお義父さんだが、お義母さんとお別れした時は本当に辛そうだったし、逆に私たち家族がいる時は少しは気持ちが明るくなっていたと思う。
私に何ができるだろう。
考えるまでもなく、私はご飯でお父さんを体の中から守ろうと決めた。
お義母さんにはしてあげられなかった分、私ができることをちゃんとやろう。
去年、イベントでご一緒させてもらってから大ファンになった、料理家で菌検査解説員(菌カウンセラー)の清水みのりさん。
みのりさんが出した【身体が喜ぶ発酵調味料メソッド】という本。
本物の調味料の話や、食品添加物、私たちは何を摂って何を控えるべきかが書いてある。
是非皆さんに読んでほしい。
自分だけじゃなくて、家族や自分の大切な人を守るためにも、食材にはできる限りこだわりたい。
私たちは食べたものでできている!
今年は滞っていたレシピも、たくさんアップしていきます。
(去年はお弁当やケータリングをメインに活動したので)
ケータリングは特定の人にしかお届けできないけれど、レシピは誰でもいつで作れるからね!
料理動画もお肉をやめてから全く更新していないので、そちらも頑張ろう。
少しでも、たくさんの人が喜んでくれるように。
けどまずは、私の周りの大切な人を守ることから。一つずつ。一つずつ。