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もしかしてわたし男見る目ありすぎるんじゃないかと思った話

20年婚活したダメンズウォーカー(古い)と言われ続けた女がよく言うわ。
王道ど真ん中を眩い光を浴びて歩くスターよりもちょっとその傍にいるネクストブレイクの予備軍の予備軍くらいの人に惹かれがちです。
基本負けず嫌いなため、「え?それ誰?」言われると「今に見てやがれ!そのセリフ覚えとけよ!」と推しに力が入ります。

※わたしの方が先に推してましたーという方も多数いらっしゃると思います。ひっそり優越感に浸りながら読み進めてくださいませ。

その①寺西くん
みなさん、タイプロご覧になってますか。
まだどうなるかわからないけど、メンバーになってもならなくてもなんだか寺西くんがスターになる予感。最近なんかすごいもん。
あの事務所オタ仲間に寺西くんの話してもわかる人ほとんどいなかったのに、最近普通の世間一般女性のSNSで寺西くんの名前見たりするもん。

寺西くんをJr.時代から担当されてた方には「新参者が調子こくなてめえ」と思われるはずですけれど、わたしは2020年のSHOCKから彼を推していました。(とはいえその翌年にはJr.卒業するので、推し歴新参者ですいません)
マイフェアレディのフレディで帝劇の0番に立って歌われた時、もう親心で涙腺緩みましたもん。
「久しぶりに若い子を推してときめいている。バックにつく人を目で追っちゃうあの青春が再び!」
と興奮していろんな人に語りました。
SHOCKのソリタリーの求愛の舞を見てほしい、V字のフォーメーションチェンジで後ろに向かう時の帽子を触るあの仕草を見てほしい、ハイヤーの顔上げるところの顔を見てほしい、「リカもう行ったぞ」の滑舌の良さを聞いてほしい、と何度熱く語ったことか。そして、てらにっしの緩さを是非読んでほしいと何度布教したことか。

でも誰もわかってくれなかった。
これじゃただの若者好きの痛いおばさんではないか…ともどかしい日々を送っていました。
それなのに!まさか!やっと!こんなに!
彼が脚光浴びる日が来たとは!
そんなわけで、
わたしって男を見る目あるんだ!先見の目があるんだ!(1回目)
と勘違いが始まったのでございます。

その②山P
そんななか思い出したのが、1996年。小学生の時のこと。
キンキオタだったわたしは母とMYOJOをめくりながら、次に推すべきJr.を探していました。
時代はタッキー、小原くん、翼くん、のちの嵐になるニノちゃん、相葉くん、松潤。この中の誰かを推すって今更だよなあ、みんなと同じだし。
というわけで母と発見したのが7.8人でトラだったかの着ぐるみみたいな衣装を着せられた髪の毛サラサラの麗しき少年山Pだった。斗真くんはすでに人気者だったので、彼を中心にかわいい担当のJr.たちが微笑んでいました。きっとあの中にはふぉ〜ゆ〜福ちゃんもいたはず。
クラスの子には
「かわいいけど誰?頭キノコみたい。ガキじゃん。わたし大人っぽい人のがいいから⚫︎⚫︎くんみたいな」
※⚫︎⚫︎くんこのあとすぐ不祥事でいなくなった
とクラスの子に言われたのをまだ根に持っています。
硝子の少年の時には後ろの後ろの後ろの見切れるギリギリ画面右端で一生懸命水色の衣装で揺れていた山P。
翌年シンデレラクリスマスでは斗真くんと山Pの2ショットのアップから曲が始まったではないか。
そこから1年、雨のmelodyでついにキンキの間の立ち位置をゲットしJr.の頂点に立ち、山Pは日本中の女子たちの人気者となった。
いろいろあったけど、なんやかんやでまだ芸能界にいるのってすごい。
ホラ、やっぱ男見る目あるじゃん!(2回目)

その③高梨選手
そして一気に飛んで最近の話。
わたしは仙台転勤で楽天球場に通っていました。
誰かを推さねば!もっと野球に楽しみを!
と思った時推そうと決めたのが同じ埼玉出身の高梨選手。
当時ホントに球団に酷使されてて、その割になんだか待遇は良くなさそう。
困った時絶対やる気なさそうに太々しく現れて、熱くなる相手チームの応援席を黙らせ、あっさり窮地を救って去っていく彼。めっちゃかっこいいじゃん。
なのに持ち上げられてる感じもなく、スター選手的な扱いは一切受けていなかったと思います。
日本一奪還を信じる楽天オタの先輩に高梨タオルを見せた時
「え、なんで?地味だねー」
と言われたのを今でも根に持っています。
それが今では天下の読売巨人軍さまの頼れる兄貴となっておられる。クライマックスの超重要なところでも登板されていた。ファンの方々からも「高梨でダメならしょーがない」とまで言われて。
移籍して本当によかったね。
やっぱ男見る目ある!!!(3回目)

その④森原選手
そして2022年。
東京に帰ってきていたわたしは、ハマスタに通うようになっていました。けど誰を推せばいいのかさっぱりわからない。スターマンのユニを買おうかと思ったくらい(彼のことは今でもとても好きだ)。
そんな時、楽天から森原選手がやってきたじゃないの!!
森原選手も楽天では特に目立ってはいなかった。背が高くてすらっとした人が静かに出てきて綺麗なフォームで綺麗にスッとおさえてさっていくイメージ。
けれどなぜか高梨選手と並んで推していたので(背番号も並んでた)2人のイベントに行ったことがありました。
猛烈に爽やかでトゲがなくて気取ってなくていい人だった。背も高いしかっこいい。奥様がすでにいらっしゃるのも浮ついてなくて素晴らしい。
その森原選手がベイスターズにやってきた。
「よかった!誰推す問題これにて解決!スターマンユニ買わなくてよかった!森原ありがとう!68番買います!!!!」
と速攻でマイヒーローは森原選手となった。
この時も、わたしのユニを見た大洋ホエールズ時代からのファンの方に
「森原って誰?あ、楽天ボーイか。お手並み拝見」
言われたのをまだ根に持っている。
あれよあれよと抑えになってから負けがつくことも結構あって、悔しい思いもしたけれど何があっても68番を着てハマスタに通った甲斐がありました。だって今や守護神。一億円の男。
すぐ背番号とユニが変わったので、縦縞の背番号68MORIHARAユニはわたしの宝物です。
やっぱわたし見る目ある!!(4回目)

しかしこうしてみんなのヒーローみんなのアイドルど真ん中ストレートな人を推さないタイプの人あるあるだと思うのですが、推しが人気出たり有名になるとちょっと寂しい気がするというめんどくさい習性もあり。
てらにっしがタイプロで次々に日本中の女の子を沼につき落としてる今も、山Pがソロ曲を初めて歌った時も、高梨選手が全国ネットでアップで写ってるの見た時も(そりゃジャイアンツだからね、全国で放送するよね)、森原選手のユニ着てる人を見かけるようになった時も、
「ああ、ついにみんなも魅力気付いてしまった…推してよかった…でも寂しい…でもでもわたしのが早いもん」
と屈折した気持ち。
そして常に新たな推しを探している。

そんなわけで、自称男を見る目のある女です。
そうなの、見る目あるのよ。
夫となった彼について、
「え?なんかだいぶ今まで付き合った人と雰囲気違うねー」などと直訳すると「お前妥協したな?」と意地悪を言ってくる女がいる。
夫、よろしく頼むぞ。
君もいつかきっと思いもよらない大輪のキレーな花を咲かせる時が来る。
周りから何を言われても、その日が来ることをわたしは信じてる。

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