推しにバレンタインチョコを渡す
みなさんは、推しにバレンタインチョコを渡したいと思ったことはあるだろうか?
推しが生身の人間なら、事務所にチョコを送っているところだが、あいにくワタナベは以下省略。
錬金したmyワタナベにチョコを供えても、気持ちが上がらないだろうなと思った私は、新たなワタナベを錬金することにした。チョコを渡すなら等身大のワタナベに渡したい。
さて、自分のことを手芸をするタイプのオタクと言っているが、私はこういう作品を作っている。フェルトで顔を作るのだ。
なので、ワタナベの顔さえ作れば、あとは人の体を借りれば等身大のワタナベに会える。そういう計画を立てた。
薄々気付いているだろうが、これは推しに最高のチョコレートを用意する話ではなく、チョコレートを渡す推しを作ろうというクレイジーな話である。
言うなれば、チョコレートを作るためにカカオを育てるような「なんでそこから?」という話である。
なので正気に戻る前に取り掛かった。
フェルトに下書きをして、目と口にフェルトを貼り、線にあたる部分を刺繍糸で縫っていく。
ひと針ひと針推しを縫うのはもはや儀式めいてくる。
そして出来上がったのがこちら。
ででん。
言っていなかったが、ワタナベはイケメン設定なのだ。かっこいい。
いよいよフィッティング。
どうだろう?等身大のワタナベの誕生である。
情報過多になるのでこれまた言っていなかったが、ワタナベは片付けができないから汚部屋に住んでいる。写真を撮るにあたって、家中のゴミをかき集めて配置してみたが、汚部屋は一長一夕ではできない。悔しい。
こんなの食べてるだろうなと宅配ピザを頼んだり、ヨレヨレのスウェットを着せたりとやれることはやった。
ちなみに、私のワタナベの解釈的にワタナベの写真は全部暗い。
そして、目的のチョコ渡しの儀。
ちなみに、私はワタナベに恋する女(夢女)ではないので、ワタナベが喜ぶシチュエーションで渡すことを考えた。私みたいなモブ女が渡したとて、ワタナベは喜ばない。
初恋相手のトモちゃんからというのも考えたが、トモちゃんへの執着を断ち切って前に進んだワタナベにトモチョコを渡すのもなんだかな。
というわけで、ワタナベと懇意な間柄だったヤンキーから渡すという体にした。
無事に渡せた写真はtwitterに載せた。
ででん。
言わせたいセリフを付けられるのでtwitter便利。
ちなみに渡したチョコだが、ヤンキーは中学生なので板チョコになった。めちゃめちゃしっくりくるが、あれだけ時間をかけて準備して渡したのが板チョコかーいっ感は否めない。
みんなも、等身大の推しに何かをプレゼントしたくなったら、お面と手ごろな人間を用意できればなんとかなるということを覚えておいてほしい。
ちなみに、お返し編(ホワイトデー)は…ないっ!続