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藤井風についての愛を語ることで持続可能な未来を語る

美容院で髪を切っていた時に、ふと流れてきた歌の歌詞を聴いて度肝を抜かれた。

青春はどどめ色

藤井風 「青春病」より

ど、どどめ色!?
青春がどどめ色って、なにごと?
それが私と藤井風との出会いだった。
片っ端から楽曲を聴きあさり、そのワードセンスに目を見張った。
まだ若いのに、死生観を語るその歌詞に、人生半分以上生きてきた私は射抜かれてしまったのだ。

彼の歌詞は、活字で読むのと、耳で聴くのとでは印象が変わる。うまく言語化できないのだけれど、活字だとひりひりする言葉に、ひとたびメロディがつくと癒しが生まれるのだ。
音楽の力ってすごいなあと思う。言葉に違う意味を持たせることができる。

そんな彼のインタビューの切り取りを耳にする機会があったのだが、そこでは彼が音楽をやっている理由が語られていた。

誰かのよりよい未来のために自分が生み出すものが役に立つってすごいことだと思う。
芸術分野って自己満足の世界と思われるけれど、実際はそれが誰かのためになることが多い。
音楽を聴いて、絵を見て、文章を読んで、心を動かされるのもそう。
誰かの心を動かすことができる作品を生み出せたら、作者冥利に尽きると思う。

先日行われた日産スタジアムでのライブ配信を目にして、私も誰かのために何かできないだろうか。今の私にできることは何だろう、と考えたときに、文章を書くことだ、と思った。
自分が紡ぎだす文章が、誰かのよりよい未来のために役立てばこんなに嬉しいことはない。



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Ayumu Akimoto
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