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“繊細さん”だからこそ、生まれる心遣い

以前は、『繊細さん』というワードもなく、ただ、“いろんなことが気になる体質”によって、生きづらさを感じることが多かった。

けれど、“ほかの人には気付けない、相手の思いや場の空気を感じ取ることができる”という、プラスの特性として活かすことで、現在の職場では、

「接遇の神だよね😇✨」

とまで言ってもらえるようになった。


“繊細さん”だと自覚するまで

牡牛座生まれで、もともと持っている五感の鋭さや感覚重視な性質に加え、小さい頃から家では常に父の機嫌を伺う日々。

自然と、表情や仕草、行動パターンから、そのときの相手の心情を読み取れるようになっていたのだと思う。


成長とともにその対象は、学校や職場の人たち、道ですれ違うだけの人にまで広がって、

「どうしよう、怒らせたかな…」
「傷つけちゃったかも…」
「一緒にいても楽しくないのかな…」

と、余計な心配が増えていくことで、人と関わるのは好きなのに、気疲れする機会も多かった。



数年前、とあるキッカケで『繊細さん』というワードに出会い、私自身の“特性”として客観的に考えられるようになった。


特性を活かせる生き方へ

繊細さが表れる場面や程度は、人によってさまざまだけれど、

“同じような特性を持つ人がたくさんいる”

ということがわかっただけでも、私にとっては救われる出来事だった。

それまでは、否定されることや理解されないことがほとんどで、あまり表には出さないようにと抑えてきていたから。


ひとつ前の職場が、あまりにストレスの多い環境だったおかげで(笑)、生き方について考える機会が増え、この“特性”を活かす方向へのシフトに繋げることができた。


『弱点』こそ最強の『スキル』

今いる職場は、医療機関。
より細やかな気遣いと対応が求められる。

多くのスタッフが、忙しさに追われて粗雑な対応をしてしまう中で、私の対応が人の心を癒したり、安心を提供できることに、とてもやり甲斐を感じられている。


働く分野としては初めての業種なのだけれど、対応力に一目置かれるようになり、冒頭のように褒めてもらえるまでになった。


これまで褒められることと言えば、難関校に合格したり、資格試験に合格したり、

“努力”によって得た“成果”

に対してのものばかりだった。


けれど今は、

私が“ありのまま”でいること

に対して評価してもらえる。


これは、何倍も嬉しい✨

ある視点から見れば、『弱点』として捉えられるところでも、

発揮する場を変えたり、対象を変えたり、方法を変えたり、…
工夫次第で、実は『一番の強み』にすることもできる。


いま我が家では、長男が初めての受験を控え、将来について考える機会が増えている。

“受験”という枠組みの中では、きっとマイナスになる部分の多い長男だけれど、その特性をどう活用すれば本人にとって心地良く生きられるのか、日々楽しみながら考えている🎵



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