老いと社会の接点
記:2023/4/24
2023年が始まって4ヶ月。
新しい事業が複数並行して進んでいることで多様な方々との新しい出会いの数もハンパなく多く、心から感謝しかない。
ただ、新しいことをやるにはそれなりの費用も必要で、その確保のために来月からクラウドファンディングに挑戦する準備も進めている。
でも、冷静に考えたら新しいコトもお金も、今、まだ目の前にないにも関わらず本当に沢山の方々が本気で協力してくださっている。
ここまできて、お金も調達できず、何も前に進まなかったら、ぼくはペテン師だ。信頼も友達も全て失う可能性も当然ある。
だれに頼まれたわけでもなく、福祉の学校づくりや、ユニバーサルな公園づくりをやるのは、それが、絶対、これからの日本社会には必要だと思うから。
なぜなら、介護の仕事をしていると未来が見えるから。
ドラえもんと一緒にタイムマシーンに乗って未来へ行けるわけじゃないけど、介護の現場に行くと自分の50年後の未来が、そこにある。
老いは全人的に人間が経験することで、身体機能や認知機能が緩やかに低下して行く過程で行動範囲も人間関係も緩やかに減少していく。
そこでみた切なさは「じぶんと社会の接点がなくなる」ことだ。社会との接点が無くなったとき、たとえ命があったとしても、その人の生は終えてしまっているように感じる。
「生きていてもやることねーんだよ」って、以前、利用者さんに言われた言葉が本当に衝撃的だった。
せっかく生きているんだからさ。
病気があったって、障害があったって、毎日辛かったりしても、最期、呼吸が止まるまで社会とのつながりを絶やさないような環境づくりを本気で取り組んでいく。
日々、協力していただいている皆様の時間と人生を、たいせつに。
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