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ビビりまくってたけど意外と大丈夫だった稽留流産後の手術体験記

先日、稽留流産後の手術をしてきました。手術がこわくて仕方なかったのですが、手術の体験を書いてくれていた方のTweetを手術前に読んでいたおかげで少し不安が解消されたので、私も体験記を書きます。

読んだら辛くなりそうな方は、読まないでくださいね!


流産の経緯(不安になりそうな方は読まないでください!)

  • 9月25日:最終月経日

  • 10月29日:妊娠検査薬で陽性

  • 10月30日(5週0日):
    産婦人科受診するが全く何も見えず。5週0日だと胎嚢が見えるくらいの時期らしいが……

  • 11月7日(6週1日):
    胎嚢が見えたが、胎嚢の中は真っ黒で何も見えず。1週間くらい遅れている様子。この頃からつわりが始まる。

  • 11月14日(7週1日):
    胎嚢の中に何かはあるが心拍は確認できず。でも胎嚢は大きくなっている。やはり着床が1週間遅れた模様、あと着床がちょっとずれていると言われる(ずれてたらどうなるのか質問するも曖昧な回答をされる)。

  • 11月27日:
    稽留流産との診断。前回から大きさが変わらず、おそらく前回受診の直前くらいに成長が止まっていたのではとのこと。

手術前日~当日の大まかな流れ

手術のスケジュール(と、ひとこと感想)は以下の通りでした。

  1. 前日
    24時まで食事OK、それ以降は食事禁止(翌日晩ごはんまで食べられないことに絶望する)

  2. 当日朝
    7時頃にコップ1杯の水だけ飲む(朝食禁止がきつい)

  3. 病院にて診察、子宮口を広げる処置
    子宮の中を確認し、手術実施の最終判断。子宮を広げる処置をする。(処置は痛くない、でもこわかった!)

  4. 病室にて待機
    2時間半くらい待たされる。(映画を見て楽しく過ごす)

  5. 手術開始
    分娩台にて麻酔をされ、眠った状態で手術(麻酔前まで怖すぎて脚がガクガク震える。麻酔された後は意識なくなると思いきや、ちゃんと眠れずウトウト状態で、なんとなく手術の様子を感じながら手術を受ける)

  6. 病室に戻る
    30分ほど分娩台で寝かされた後、ストレッチャーで部屋のベッドに移動(分娩台でもあまりちゃんと眠れずウトウト……でも意外とあっさり終わったな~とホッとする)

  7. 麻酔が抜けるまで寝たあと、看護師さんに付き添われてトイレ
    目が覚めたら、トイレに行くためナースコールで呼んで、看護師さんに付き添われてトイレ。(手術直後からトイレにいきたすぎて、トイレ我慢が辛かった。あと、早く水が飲みたくて仕方なかった。)

  8. 帰宅
    トイレと水分補給を済ませ、帰れそうだったら帰る。(体も軽くて意外と元気!やっとご飯が食べられる喜びをかみしめる。)

手術の詳細

1. 前日

私にとって空腹が最大の敵。24時まで食事OKということなので、25時まで食べ続ける(時間オーバーしてる)。明日の絶食が不安すぎた。

2. 当日朝

7時頃にコップ1杯の水を飲む、ということでしたが起きたら8時だったので、8時にグビグビと多めに水を飲む。つい何度も何か食べようとしかけては、食べたらあかん!!と気づいて我慢する、を10回くらい繰り返す。

3. 病院にて診察、子宮口を広げる処置

9:30 病院受付
病院に着いて預り金現金4万円(※)を支払う。貴重品を預かってもらう。
※翌週の診察で返金されました。結局、手術費用は23,027円でした。

10:00 診察と子宮口を広げる処置
診察室にて子宮内を確認し、手術実施の最終判断。前回の診察と子宮の様子は変わらないように見えた。
手術実施が確定したので、そのまま子宮口を広げる処置。
何かを奥の方まで突っ込まれて、変な嫌な感じがしてめっちゃこわかった!でも痛みはない。
そのあと、なんだか力が入らないような感覚で、気分もちょっとだけ悪くなる。

4. 病室にて待機

10:15 病室で待機
手術着に着替えてベッドに横になる。たぶん膣に何か入れられているので、膣あたりに違和感があり、やはり気分がちょっと悪い。手に力が入らない感じ。
携帯も受付に預けたので、タブレットにダウンロードしてきた映画「任侠学園」を視聴。面白いシーンがあってクスッと笑ったりしながら楽しく待つ。いつのまにか膣の気持ち悪さは忘れる。

12:15 分娩室へ
分娩室に来てくださいと呼ばれたので、トイレを済ませて、「手術室じゃなくて、分娩室か……」と思いながら移動。
分娩台に上がり、こわさと不安で脚がガクガク震える。

震えながら手術準備を待っている間に、隣の分娩室からオギャー!と命が誕生する声が聞こえる。おめでとう……!

5. 手術開始

12:30 手術開始
麻酔が入る。意識何秒でなくなるかな~と思って時計を見ながら数えてみるものの、いつまでも意識がなくならない。看護師さんに「あ、目閉じて~」と言われる笑
頭がぼーっとはしてくるけど、ウトウトという感じで意識は少し残ったまま手術開始。何されているかはよくわからないが、ぼんやりふわふわした気持ちのまま過ごしていると、いつの間にか終わる。
分娩台の上に上げていた脚を降ろされ、毛布を掛けられる。電気が消され、みなさんが退出する姿を見送る。

12:45 手術終了
意外とあっけなく終わったなー。てか私、寝てなくない?
ところで私、パンツはいてるのかな?と思って腰のあたりに手をやるとさっき看護師さんに渡したパンツを履いている。パンツ履かされた記憶がないので、寝てたのか?
それにしても、変な曲流してるな~この部屋。なんやこの選曲。インド風の不思議な感じの音楽。なにこの状況、と思ってちょっと笑う。

6. 病室に戻る

13:15 ストレッチャーでベッドへ
いつまで分娩台で寝てるのかな~と思ってた頃、ストレッチャーを持ってきてくれて、ストレッチャーの上に寝る。
そのまま病室に戻ってきて、ベッドに移動。
「寝てくださいね。目が覚めたらトイレに付き添うのでナースコールしてください。歩かないでくださいね!」と言われるが、すでに尿意が結構ある。でもとりあえず寝てみることにする。

14:00? こっそりトイレへ
しばらくして、寝たか寝てないかわからないが、トイレいきたすぎて寝てられない。たまらずナースコールするも、「まだ麻酔きいているからトイレいけないので、寝てください。目を閉じて~」と言われる。辛い……

再度寝てみるが、やはりちゃんと寝れない。もうたまらず、こっそりトイレに行くことに!
ちょっとふらふらするけど何とかトイレへ到着。めっちゃ血出てたらこわいなーと思ったけど、一切血が出てなかった。でも膣に何か入っている様子?
とりあえずトイレに行けて良かった。静かに戻って来て、ようやく落ち着いて寝る。

7. 麻酔が抜けるまで寝たあと、看護師さんに付き添われてトイレ

15:45 子宮内のガーゼ抜き、1回目のふりしてトイレ
しばらく寝たけどやっぱり目が覚める。静かに荷物置き場からタブレットを持ってきて本を聴く(kindle読み上げ)。今度はのどの渇きが辛い!水飲みたい!!だって、朝8時からずっと水飲んでない。というわけでナースコール。

看護師さんが来てくれた。トイレに行く前にガーゼ取りましょうね~と言われて、膣からなっがーーーーーーい血まみれのガーゼをするする抜かれる!!!!
怖すぎるのと気持ち悪い感覚で、「う、うあああぁぁぁ~~~~」と力が抜けるような声が出ました。びっくりしたー!あんななっがいガーゼ入ってたの!?だからさっきのトイレの時出血なかったのか。
痛くはないけど、感覚も気持ち悪かったぁ!!

そして1回目のふりしてトイレへ。そのあとやっと水をもらえて回復!

8. 帰宅

トイレから戻ってきて、引き続きタブレットで「任侠学園」を視聴。見終わっても看護師さんが来ない。もうすっかり元気ですが、いつ帰れるの?と思ってナースコールをしてみると「帰れるなら帰っていいですよ~」と言われ、帰っていいなら先に言うといてくれや!!とちょっとムッとしながら帰り支度。

17:15 病院を出る
やっとご飯が食べれる~~!お腹ペコペコだったので、近くのレストランでハンバーグをいただきました。
タクシーで帰ろうと思ってたけど、体も軽くてお腹も満たされ、結構元気だったので電車で帰りました。

術後の経過

まとめると以下のような経過でした。

  • 手術当日の夜~翌日夕方まで:めっちゃ元気

  • 翌日夕方~術後3日目:ときどき腹痛と出血(月経3日目くらい)

  • 術後4日目~5日目:元気、出血は月経最終日くらい

  • 術後6日目:術後の診察、子宮内にまだ残っているので子宮収縮の薬を出される

  • 術後6日目~8日目頃?:元気、出血は月経最終日くらい

感想

身体的にも精神的にも、「意外と平気だった」というのが率直な感想です。

身体的には、とにかく手術前がこわかった!でも実際には全然こわがる必要なかったです。こわがっていても自分ではどうしようもないので、信頼しているお医者さんに身を委ねるしかないですしね、と手術が終わってからなら言えます。

精神面では、私はものすごくメンタルが弱いので自分でどうなることかと心配していました。でも一番つらかったのは「流産です」と言われた日くらいでした。

流産手術後は、たまにくる腹痛がちょっと嫌だったくらいで、つわりがおさまったのもあり基本的には元気に過ごせました。あと、妊娠中に我慢していた食べ物も食べられるしお酒も飲めるし!

なによりも、すでに今2人の子が元気に生まれて育ってくれているってなんて素晴らしいことなんや……としみじみ、今ある幸せに感謝の気持ちでいっぱいです。

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