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【お母さんは、フランス語がわかる。って気づいたようだ】

『お母さん、noirとNohaってどう違うの?」

ええ?

私は、息子が生まれた時から、一親一言語を通してきている。
息子と私は、日本語。
パートナーと息子は、フランス語。

私と息子の会話は、常に日本語のみ。
そうなんだけど。。。この質問は、何じゃ?

ある寝かしつけの夜、息子が私に尋ねてきたのは、フランス語の2つの単語について。
えっと。これは、日本語での意味を教えてほしい。ってことなのだろうか???

私「noirは、色だよ。何の色?」

「茶色?あっ!黒色!!」

私「うん。うん。で、Nohaは、クラスの子の名前でしょ?」

「うん」

あら?意味はわかってそう。。。?
んじゃ。。。え?発音を聞いてる?んか?ええ?
そこ、私の分野じゃぁない。。。な笑



私とパートナーの共通言語は、フランス語。
私たちの使用言語を日常で聞いていれば、いくら、息子と私が日本語での会話を保っていたとしても、さすがに気づくだろう。
息子の場合、3歳8ヶ月の今だった。

3歳1ヶ月から、義務教育が始まり、両親とは違う大人たちと触れ合う機会が増えた。それは、私も。
そんな環境の変化と、自己の成長でだろうか?
息子は、お母さんは、フランス語がわかる。って気づいたようなんだ。



私「noirとNohaの違いは、お父さんかおばあちゃんにもう一度、聞いてみて。その意味は分かったけど、発音は、お母さん、分からないから。」

もう、息子に、フランス語分かりましぇーん。なんて通用しない。
日本語で話して!なんて、押しつけるなんてことも、もちろんしない。
正直に話そう。

私「ねぇ、お母さんは、フランス語をお父さんと話してる。
けど、分からない単語もたーっくさんある。
このまま、お母さんは、Sと、日本語を話していたい。日本語を使っていたいんだ。」

「どうして?」

私「お母さんは、日本人だから。Sは、お母さんの子だから、お母さんと一緒で日本人でもある。日本語を話していたいのは、使っていないと忘れっていっちゃうから、忘れたくないんだ。」

「どうして?」

私「脳は、使っていないと忘れていっちゃうものなんだって」

「ん?どうして?」

私「Sも、黒か茶色か忘れちゃうでしょ?話してないと忘れちゃう。でしょ?同じことで、日本語を使ってないと忘れてしまう。Sは、日本語が話せたり、読めたり、かっこいいと思わない?」

「うん。思う。」

私「良かった^^。Sが、日本語で何っていうの分からない時は、お母さんに聞いて。お母さんもフランス語が分からない時があるから、その時は、一緒に調べよう^^」

「うん。」

これから、フランス語と日本語の語彙の差がどんどんつき始める。
現在は、2言語とも、同じ語彙くらい。
私目線だと、日本語の方が少し上くらいかな?っと思う。
おもちゃの車の皆さんと遊びながら話す彼の独り言は、日本語。
一緒に寝るぬいぐるみのピカチュウと息子の会話も日本語。
ちなみに、私とピカチュウの会話も。笑

3歳から、義務教育という社会に出て、
勝ち負け『競争』、出来るできない「Sの勝ちー」『比較』、「Sがやる。Sが決める」『自己決定』、「大丈夫だよ」労わること、我慢すること、「そのシャツ可愛いね」褒めること、「僕が、助けるんだ!」手伝うことなど言葉で自己を表している息子がいる。

そんな著しい成長の変化を遂げている息子。

息子は、今も、毎日毎晩寝る前に、必ず、私に、
『お母さん大好きー!!』って、抱きしめてくれるのは変わらないでいてくれている。

お母さんも大好きだよ^^

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あゆぼっち物語
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