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私の闘病日記vol.10『膵臓に写る白い影』

こんにちは!

今回は…

私の闘病日記vol.10
『膵臓に写る白い影』

をみなさんにお話ししたいと思います。

↓↓前回のお話を読んでいない方はこちらから↓↓

私の闘病日記vol.9
『手術前検査』

WEBサイト:イラストFactory

そして。

私と同じ病気で悩んでいる方。

または。

大切な家族に私と同じ病気にかかってしまった方に向けて、少しでも勇気になればと思っています。

そして。

私みたいに病気ではなくても、人生を生きていれば誰もが悩みを抱えて生きていますよね。

仕事で抱えるストレスに、人間関係のトラブル。

将来に不安を抱える人や、お金で困って毎日の生活が息苦しくて…

中には『自殺』をしてしまう人だっています。

何か、もう、消えてしまいたくなる気持ち。

私もそういう感情になった時あったので、少し分かる気がします。

でもね…

正直に言えば!!

もしも今のあなたの体に何も病気がなくて、元気な状態であれば…

私は、あなたが『羨ましい』です。

だって…

私は22歳の時、大腸を手術で全部『摘出』してしまったので、日常生活でも不便なことが多い。

(病気がなくて健康な人は、いいなぁ…)

と思うことも多いです。

でも!

人の悩みに、大きいも小さいもない。

そんな風にも思います。

私みたいに『体』に問題を抱えてる人、それに体は元気だけど『心』に何かを抱えてる人。

いろいろな人がいるけれど、

『生きてる』ってことは、本当にラッキーなんだよ。

そんな当たり前なことに今回、あなたが気づいてくれたら嬉しいです。

私の闘病日記

では、ここからは、

私の闘病日記vol.10
『膵臓に写る白い影』

をお話していきたいと思います。

レッツゴー!!

造影剤CT検査の結果

内視鏡の待合室で休んでいると、受付の人に声をかけられた。

「この後、先生からお話があるから、少しここで待ってて」

と言われた。

(え…何だろう。。今日は先生の診察はないはず…)

何だか嫌な予感しかない。

動揺を隠せないまま待合室で待っていると、知らない先生がやってきた。

そして…

私とママは、別の部屋に案内された。

この日は、主治医は不在だったため、代わりに別の先生が話をすることになったらしい。

話の内容は、この前の造影剤CT検査の結果についてだった。

「膵臓に白い影が見つかりました」

と先生は言った。

(白い影…?)

(え、、また病気…?)

よくドラマとかであるけど、

白い影とか黒い影といったら、まず最初に思い浮かべるのが『癌』だった。

イメージがそうなのよね。。

すると…

先生は、

「年齢的に、おそらく癌ではないと思うけど、何かしらの腫瘍の可能性があります」

と言った。

たしかに、年齢はまだ22歳。

たしかに、若いのかもしれない。

でも…

癌の可能性は、ゼロではない。

調べないことには、本当のことは誰にもわからない。

この白い影が、もし癌だったとしたら…

もう本当、、どうしよう、、

どうしてこうなるのか…

一体、いつになったら安心できるんだろう。。

そのまま残しておいても大丈夫な腫瘍なのか、すぐに取った方がいい腫瘍なのか。

詳しく調べるためには、検査をしなければいけないとのことだった。

先生は、

「2泊3日入院をして、膵臓の検査をすることになります」

と言った。

(なに!?検査ごときで、入院しなきゃいけないの…!?)

『入院』という言葉を聞いて、結構、いや、かなり気持ちが沈んだ。。

超音波内視鏡下穿刺吸引法(EUS-FNA)

という検査をするとのことだった。

検査名長いし、アルファベットも何だかよくわからない。。

簡単にいうと、腫瘍に針を刺して検体を採取する検査だと説明を受けた。

検査は、いつもの内視鏡検査室で、行うとのことだった。

そして、

腫瘍が良性なのか、悪性なのか病理診断をして、

それから、手術で腫瘍を取るか取らないか、決めることになった。

超音波内視鏡下穿刺吸引法(EUS-FNA)という検査は、

出血や感染などの偶発症は2%以下で、

比較的安全な検査だと伝えられて、少し安心した。

先生から、

「偶然このタイミングで検査して、見つかってよかったよ。

不幸中の幸いだね」

と言われた。

不幸中の幸い、、ね。。

前の病院で、家族性大腸腺腫症(FAP)の診断を受けた時にも、そう言われたけれど、

やっぱり幸いなんて、全然思えなかった。

そりゃ、取り返しのつかない状態になる前に

今、見つかってよかったのかもしれないけど。。

よかったね、なんて言われても、私には全然そんなふうに思えないよ。

大腸だけでも参っちゃうのに、、

また問題が増えてしまった。。

まさかの事態で戸惑う心

お会計が終わった後、入院の予約をしてから家に帰った。

(そっかぁ…私、大腸だけじゃなくて膵臓も悪いのかも…)

まさか検査するだけなのに、入院になるなんて思ってもいなかった。。

膵臓の白い影が、大丈夫なものなのか、悪いものなのか。

早く知りたい。

だけど…

知るのが怖い。

もうどうしたらいいかわからなかった。

自分じゃ、もうどうすることもできないんだけど…

最近は、ずっと嫌なことばかり続いているから、

もしかしたら今回も、

悪い結果が出てしまうのではないかと、不安でいっぱいだった。

(もうどうか本当に、本当に、、大腸以外はなんともありませんように…)

もう祈るしか、自分にできることはない。

正直、大腸も半年に1回内視鏡検査をしていれば、

癌になんかならないと思っていた。

もし、癌になるとしても、もっとずっと先のことだと思っていた。

まだ結果はわからないけど、

自分の知らない間に、膵臓もこんなことになっていたなんて。。

大腸も膵臓も、全然信じられない。

痛くもなんともないし。。

やっぱり、造影CTの結果で、膵臓に白い影が写っていると聞いた時は、

がっかりしたし、どうしてまた私が。。

って思った。

それに、どうしても、今の状況も受け入れることができなかった。

でも、

少し時間が経つと、もう悲しいとか怖いとかは思わなくなった。

どうしてかな。。

もしかしたら、病気になることに、慣れちゃったのかもしれない。

きっと手術をすれば治るのだから、治らないわけではないんだから。。

ちゃんと病気と向き合うしかない。

それしか、これから先、生きられる方法は他にはない。

(きっと、絶対に治る…治るだけマシなんだ)

早く、無事に全てが終わってほしいと願った。

今は、年末年始の時期で楽しいはずのなのに、

これから入院と手術があると思うと、心の底から楽しめなかった。

怖いだとか悲しいだとか、そんなこともう思わない。

あとは、なるようになるという、そんな気持ちだった。

2泊3日の検査入院準備

年を越して、2019年になった。

せっかくのお正月も、全然楽しむことができなかった。

これから検査入院や手術があるなんて、、

こんな憂鬱な気分で迎える年末年始は初めてだった。

そして、ついに…

1月6日。

検査入院前日。

結局、夜から入院の準備を始めて、寝る直前に入院準備が終わった。

めっちゃギリギリ。笑

学校のテストと同じで、追い込まれないと行動できないタイプだ、私は。笑

(今回は、2泊3日だから、そんな荷物持って行かなくても大丈夫か…)

次回、また入院準備をする時、

楽なように、持って行くものをリスト化しておくことにした。

今回は手術じゃなくて、検査だけだし。

(明日の今頃は、もう家にいないんだな…)

そう思うと、自然と寂しくなって、ため息ばかり出た。

でも今回は、2泊3日だけの入院だから、なんとか頑張れそう。

問題なのは、手術の時の入院…

手術する場合の入院って、どれくらいの期間入院しなきゃいけなくなるんだろう。

結構、早く退院できたりするのかな…

過去に入院して手術したことがないから、全く何もわからない。

困った、困った。。

検査もささっと終わらせて、早く家に帰ろう。。


ということで、今回はここまで!!

最後に…

今回は、

私の闘病日記vol.10
『膵臓に写る白い影』

をみなさんにお話しました。

いかがでしたか?

次回は、今回の続きをみなさんにお話していきたいと思っています!

↓↓こちらから続きが読めます↓↓

私の闘病日記vol.11
『2泊3日の検査入院スタート』

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櫻根あゆ|大腸癌・膵SPN
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