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今、中国へ行くには準備が大変。

中国に渡航してから、もう7日も経ちました。
記憶が朧気になる前に、中国渡航前の準備から隔離生活をスタートするまで、何が行われたのか?と詳しく書いておこうと思います。
こうして振り返ると、何も考えずに海外に行けていた日々がどれだけ便利であったか、改めて強く思います。

①必要書類を揃える

中国に渡航する前に、以下のものを準備する必要があります。
私は出張での渡航なので、会社と提携している某旅行代理店に仲介していただきながら手配を進めました。
つまり、個人旅行という意味では現実的ではないということですね。
・招聘状
これが無いと何も始まりません。
出張先から(私は顧客から)「この人は取引をする上で必要です!」という旨の招聘状を発行してもらうことで、初めてVISA申請に進めます。
・ビザ
中国政府指定の書類(お伺い書)に必要事項を記載し代理店に預けます。
証明写真は中国政府の指定が細かく、そこら辺の証明写真機では規格が無かったので、カメラのキタムラにお世話になりました。
書類は代理店に送り、指定日に東京ビッグサイト近くの中国ビザ申請センターを訪問します。ここで、指紋登録を行います。
通常はこの日から1週間程度でビザ発給となりますが、私は予約していた便の日程が近づいていたので有償の加急申請を行い、申請の3日後にビザが貼付されたパスポートが郵送で戻ってきました。
期限は3ヶ月ですが、延長申請で最大6ヶ月まで有効だそうです。
因みに、ビザ申請センターには、想像以上に人が沢山いました。(密)
こんなにもビジネス渡航する人がいるのだ…とビックリしました。 
・PCR検査&抗原検査のダブル陰性証明書
中国渡航日の2日以内のダブル陰性証明が必要なので、前々日に中国大使館指定の医療機関で受診しました。
私が行った都内某所は、クリニックの一部屋を間借りしている小さなスペースとなっていて、そこに係員が3人いました。
実際に検体採取する人は重装備の防護服を着ていて、1mも無いぐらいの近くに座っていた2人は装備ゼロだったので、どういうこっちゃと思いつつ…。
結果がわかるのは翌日昼過ぎとなります。
人生初のPCR検査でしたが、こんなに鼻の奥って遠いんだっけ?と思うぐらい細い綿棒を突っ込まれます。私はこれをやられる度に、毎回涙が出ます。

②健康コードの登録

今、飛行機に乗るには、チェックイン時に指定された健康コードの提示が必要です。これは、搭乗前日の20時までに申請を済ませ、且つ、健康状態に問題無いことを示す緑色のコードを入手することが必須条件となります。
私は、ダブル陰性証明書を受け取りがてら、その場で申請は済ませました。
「1-2時間で緑になりますから」と言われましたが、結局色が変わったのは19時55分で、非常に心臓に悪かったです。
この緑色健康コードは搭乗前にしか使いません。
中国入国後は、WeChatと連携した健康コードが必要となるため、こちらも出発前までに登録を済ませることをお勧めします。
尚、各チャックポイントでコード提示は必要になるので、スクリーンショットを取っておくのが得策です。

③中国に到着した後のイベント

成田から3時間で上海浦東空港に到着。その後、約2時間程度かけて以下のイベントをこなしていきます。着陸前にトイレに行くのがBestでしょう。
①WeChat健康コードを提示して列を進む
②簡単な面談、ダブル陰性証明書提示
③PCR検査キットを手渡される(検体を入れる小さい筒)
④プレハブで左鼻と口腔内のサンプルを取られる
⑤イミグレーション
⑥スーツケースなどの荷物をピックアップ
⑦税関申告、何もない場合はそのまま進む
⑧上海健康コード登録、パスポートを取り上げられる
⑨そのまま待機
⑩一定の人数が集まったらそれが1グループとなり、バス停留所まで移動
⑪バスに乗り込む

この後、私は1時間半ほどミステリツアー状態で、隔離ホテルに護送されます。結果的に、浦東空港から虹橋空港まで飛ばされるような形で移動し、ホテルに着いた頃にはヘトヘトでした。
バスから隔離ホテルを見た時は、かなりの絶望感に襲われましたが…これ以降は、また次に書こうと思います。

日本へ帰国の際には、2週間の自主隔離(ホテルor自宅)と聞いています。
まだその手順を踏んでいないので実情はわかりませんが、ニュースで聞いている限りだと、中国の方が水際対策は厳しいのでは、と思います。
空港で終日海外入居者の対応をしている方々にも頭が下がります。彼らのせいでウイルスが広まったわけではないですから、大変なのは皆同じです。

では。




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