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2週間の集中隔離で気づいたこと。

今日で2週間の集中隔離を終え、新しいホテルで1週間の自主隔離が始まりました。今回は、隔離開始から今日までの流れと気づきを書こうと思います。

①政府指定の集中隔離ホテルに到着

1時間半のミステリーツアーを終えた私は、虹橋空港近くの隔離専用ホテルに到着しました。
見た目からして、恐らく廃業したホテルを流用している様です。
チェックイン、もとい入所手続きの列に並んでいる時に、隣の日本人の方と「これはやばいですね…」と思わず呟きあってしまいました。
期待は勿論していませんでしたが、それでもそこそこ凹みました。

②いよいよホテルに入所してみると…

入所手続き(隔離ホテルのWeChatを登録したり雑多なこと)を終え、4階の自室まで重いスーツケースを押しながら部屋に到着。
まず気になったのはこの廊下のバイオハザード感。

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養生シートだらけで工事現場の様相。このドア横の灰色の椅子は、毎日の食事置き場でした。
この廊下を見ると、部屋も酷いのかなと思いきや、そこまで悪くない。
(ハードルがものすごく落ちた状態だったので余計まともに見えた説)
アメニティも揃ってはいましたが、日本から持ってきたものを使ったのでほとんど使いませんでした。ただ、浴用タオルが1枚だけで交換無しはきつかったです。

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③集中隔離中の食生活

今回の集中隔離で一番不満が多かったのは、ご飯でした。
私は割と何でも好き嫌いなく食べられるタイプなので、問題無いだろうと高を括っていたのですが、そうもいかなかったです。
6日周期の日替わりメニューでしたが、まず何を食べているのかわからない。スープは味が無い。緑色と茶色のお弁当ループ…。
文句をつけるとキリがないですが、悟ったのは、同じものしか食べることができない、そしてそれを知っていることが余計に辛いということです。
Twitterに毎日お弁当の写真をあげ、友人の反応を楽しみに待つことぐらいしかできず、ひたすら黙々と食べ続けました。
正直、最後の方は食が進まなくなってしまい、残してしまいました。

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④その他の隔離イベント

集中隔離、というだけあって、コロナ対策は万全でした。
防護服のスタッフの方々が毎日朝と昼に部屋を訪れ体温測定、夜はWeChatで医務室から問診。
恐れていた肛門PCR検査は受けずに済み、それだけは本当に良かったです。
出所前日には、何故か早朝5時に電話でたたき起こされ野外PCR検査。
前日「5:40頃から始めるので準備しておくように」と連絡がありましたが、30分以上早く起こされるというサプライズイベントでした。

⑤遂に出所の時!

前日に「あなたの隔離解除時間は11:26です。」と連絡が来ます。
やけに刻むのが気になりますが、当日は本当に11:26に開放となりました。
部屋はそのままにして良いということはなく、渡された物々しい袋に、使っていないアメニティ・生活ゴミ・枕カバーやタオルなどの使用済みの用具を仕分けして詰め込み、廊下に出さなければいけず、ちょっと一苦労でした。

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確かに、スタッフの皆さんは常に感染リスクに晒されているので、これぐらいは自分たちでした方が良いのかなと思います。
部屋から出てロビーに降りると、前日の早朝野外PCR検査の陰性証明と14日間集中隔離終了証書をもらえ、晴れて集中隔離終了となりました。
会社手配のタクシーを待っている間、隔離初日の入所手続き中に話をした日本人の方と再びお会いし、隔離あるあるで盛り上がることができました。

こうして、14日間の集中隔離が完了し、今度は会社提携のホテルで7日間の自主隔離生活をスタートさせています。
地獄の6日周期日替わり弁当から解放され、明日からのご飯がまた楽しみになってきました!
東京でも、平日は仕事三昧で外に出ることが無かったので、平日の隔離生活に特別不便を感じることは無かったのですが、やはり食は大事ということがよくわかりました。
自粛ムードの中で、リフレッシュになるからと毎日自炊をしていましたが、それがどれほど贅沢で素晴らしいことであったかと、本当に身をもって感じています。
少なくとも私は、食生活を整えることが、自分を整えることに繋がるんだと改めて気づかされた14日間でした。

では。

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