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25年前の後悔と反省を思い出す。

 週1回の手話講座に通っています。まだまだ自己紹介もままならないレベルで、講座のたびに腕や肩が疲れて痛むという情けなさです。

 先日「上手」「下手」を学びました。
 左手を伸ばして、右手で、肘くらいから手の先までなでるような仕草が「上手」。手の先から肘に向かってなでるのが「下手」。なでる向きが真逆なのです。
 この二つの手話には、後悔と反省があります。

 今をさかのぼること約25年前。
 私がまだ学生時代の頃に、聴覚障害の方のための料理教室のお手伝いに参加しました。見よう見まねで必死に覚えた手話をカタコトで使っていたのですが…
 ベテラン主婦っぽい参加者の方に、「料理上手ですね」って手話で言うつもりが、手話の手の向きを逆にしてしまって「下手ですね」って言っちゃってたのです。
 その時に笑顔で指摘してくれた主婦の方に、申し訳なさでいっぱいでした。

 その後、手話の勉強からは完全に離れていました。その「上手」「下手」事件がトラウマ的になってしまったのです。

 それから約25年経った今。かんちゃんがオンラインサロンで手話部にとても楽しそうに参加している様子を聞かせてもらって、手話を改めて学びたいと思うようになりました。そんなタイミングで、地元で手話講座が開催されることを知り、申し込んだわけです。

 そして、参加したところ…
 あの時のベテラン主婦さんっぽい方が、講師にいらっしゃったのです。
 さすがにすぐには声をかけることが出来ないまま、何回か通っていたのですが、今回「上手」「下手」を学んだのを機に、そのことをお伝えしました。

 たどたどしい手話でお伝えしたので、手話通訳さんが間に入って適切に伝えてくれました。
 そうしたら、すごく喜んでくださって、私にもわかる手話で「また会えて嬉しい」と言ってくださいました。

 25年前の後悔と反省がやっと癒された思いです。

 手話講座はまだまだ始まったばかりですが、これからもまたやらかしながら、頑張って学んでいきたいと改めて思いました。

 以上、発達障害~母ごころ当事者ごころのあゆでした(*'ω'*)

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