雄しべがふぁっさーとなっている黄色い花の話
皆さん、こんにちは。あゆですしです。
5月の下旬、近所を母と歩いていると、花壇にタイトル画像の花が咲いていました。
この花、ぱっと見は黄色くて可愛いらしいのですが、私は集合体が苦手なので、この雄しべがふぁっさーとなっているのが少し気持ち悪いなと感じました。
「雄しべがふぁっさーとなっている黄色い花」の名前が気になって仕方がなかったのですが、家に帰ったら調べることを忘れていました。
6月に入った朝、母が、「トイレのカレンダー見てみ!」と興奮気味に出てきました。
一目散に駆けて行った私は、思わず息をのみました。
「うわ!これや!」
トイレには、花壇で見た「雄しべがふぁっさーとなっている黄色い花」が咲き乱れていました。
若冲ありがとう!
それにしても、未央柳?ビヨウヤナギ?初耳やなあ…。しかも、昔から、日本にあったんやな。
簡単に調べてみると、6~7月頃に花を咲かせる、中国原産のオトギリソウ科オトギリソウ属の花で、ヒペリカムやキンシバイという似た花があるということがわかりました。
見事に似ているので、ぱっと見では区別がつきません。そんなに植物界では「雄しべがふぁっさーとなっている黄色い花」に需要があったのでしょうか?
閑話休題。
ヒペリカム…?もしや…!
華道部の頃、作品に使用した花はすべて教えてもらい、書き留めていました。なので、花の名前の知識は人並み以上あると自負しておりますから、「ヒペリカム」という単語は聞いたことがありました。
しかし、こんな「雄しべがふぁっさーとなっている黄色い花」なんて生けた覚えがありませんでした。
私の思い違いであろうと思いつつ、ヒペリカムを調べると、そこには見覚えのある「小さな赤い実」が検索結果に現れました。
ビンゴ!!!!
ビヨウヤナギと親戚だったことにも驚きましたが、「小さな赤い実」が「雄しべがふぁっさーとなっている黄色い花」からできることの方が不思議でした。
ちなみにこの記事を書くにあたり、「雄しべ ふぁっさー 黄色い花」で調べると、一発で「ビヨウヤナギ」が出てきました。
最初からふぁっさーで調べればよかったのですが、トイレにかかっているカレンダーからヒペリカムの正体が知れてためになりました。
「雄しべがふぁっさーとなっている黄色い花」でこれだけ感動できるの面白いですね。
今日も、花壇の前を通りかかると「雄しべがふぁっさーとなっている黄色い花」がどこか誇らしげに咲いていました。