余命10年を読んだ
この世は「死」を綺麗なものとして記されることが多いけど、それは身近に「死」を感じたことの無い人の作品に過ぎないと思う
この本は等身大の「死」について書かれていて、「死」は本人にとってとても悲観的
前を向こうと頑張って足を進めても、進んだ先には何も待っていないこと
短過ぎる命の期限は本人にとって何も肯定的なものではないこと
そんなことに気付かされてしまった
この世には「お互いに好きだけど別れなきゃいけない」ってのが存在するらしいけど、想い人がこの世からいなくなってしまった人は、この消化しきれない気持ちを何処にぶつければいいんだろうね
#余命10年 #小坂流加