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ラストマイルから見る現代社会の闇

満島ひかりさん主演の映画、ラストマイルを観てきました🙂
観る前にあらすじをよく読んでいなくて、サスペンスものかな?くらいの感覚でした。
しかし、サスペンス要素よりも社会問題に対する要素の方が強い内容でした。
事件は解決したけれど、問題は解決していない感じなので現代社会の在り方について考えさせられました。
あらすじをざっくりまとめると、某大手通販サイトのブラックフライデーの期間に荷物に爆弾が仕掛けられ、開封時に爆発する事件が立て続けに起こります。
満島ひかりさん演じるエレナがセンター長として関東エリアの倉庫にやってきて事件に関わっていく。
社会問題となっている流通業界の闇やお客様ファーストによって起こるブラックな労働。
この2つがこの作品のキーワードになっています。
ネットでポチッとなんて簡単に言うけれど、その陰にはたくさんの人が関わっています。
運営サイトの人、仕分けをする人、そして運送する人。
この他にも目に見えないところで沢山の人が関わっています。
利便性を追求するほど過重労働が強いられる。
人の不幸の上に成り立つ幸せや便利さって一体何なだろう?
どんなにいいお給料をもらえて、会社から認められても病んでしまっては幸せとは言えないと思うのです。
今の私達の生活に流通は欠かせないものです。
流通のお陰で社会が成り立っているといっても過言ではないです。
けれど、仕事や命に関わる事以外で急がないといけない事ってそんなにあるかな?
置き配ボックスとか対策は出てきてるけど、買う前に本当に必要か判断する人が増えれば、少しは変わらないかな?
答えの出ない問題に色々考えてしまいました。
まぁ、色々考えるのが好きだから別にいいんだけどね笑。
そして、ブラックな働き方も誰も幸せにしないことがこの映画で描かれています。
もっと休む事にも真面目になれたらいいのに。
スマホだって充電しないといけないのだから、人間だってちゃんと充電させてあげないと…。
本来持ってる良さが発揮できないなんて、本人も周りも不幸ですよね。
現代社会の在り方や働き方に疑問を抱いている方はぜひ観て欲しい作品です🙂
考える人が1人でも増えれば状況は変わるのではないでしょうか?
そんな淡い期待と社会に対する疑問について考えさせられる作品でした。

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