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わたしのはなし③好きな会社

22歳の終わり頃。
今となっては最後に就職した会社の話。
(これからまたどこかに働きに出るかもしれないけど)

その頃、服よりも小物に興味が出始めて、
初めてアクセサリー屋さんで働き始めました。

初めはアルバイトから。
面接してくれたのは、店長と副店長。
話した時から、とても雰囲気のいい方たちだと思いました。
面接で、一通り仕事の話をしたあと、"わたし"自身の話をしてくれたのも、嬉しかったことの一つでした。

趣味に、読書 と書いていたので、どんな本を読むの?と聞かれ、
「小説が好きで、中でもイヤミス(後味が悪く、嫌な気持ちで終わるミステリー作品)が人の本性や、本質が見えて好きです。」と答えると、
当時の店長が同じ趣味だったこともあり、とても盛り上がってすぐに採用されました。

働き出して感じた事は、「なんて素敵な会社なんだろう」でした。
叱るところは叱る、褒めるところは褒める、得意だと感じたところには更なる課題を与える。
こういったことは、簡単なようで実は会社のみんなで思いを同じにして実行することは意外と難しいことです。
でもそれを何百人と従業員がいる会社が一丸となって行っている、そんな印象の職場でした。

そして何より、素晴らしいなと感じたのは、
一人一人と"話す時間"を設けていたこと。
ほぼ仕事関係なく(3分の1だけ仕事の話)、個人の将来の話や、彼氏の話を3ヶ月に一度、ミーティングとして業務に取り入れてくれているところでした。

それによって、"なんでも話しやすい職場"を作ってくれていて、スタッフのことを考えてくれているんだなぁと思いました。

わたしには、人と話すことや周りを見る力があると感じてくださって、色んなメーカーさんとの商談や、売り場の全体ディスプレイや管理などを任してもらえることがあり、とても勉強になりました。

色んなことをしていく中で、その時点では最早、自分のお店でもこうしよう、と考えていました。

ちょうどその頃、ダンススタジオで一緒に働いた彼と、付き合って一年が経ち、同棲を始めていました。
因みに同棲の"決まり"を決めていたことを周りの友達から偉い!と褒めて貰ったので、少し。

・基本的に全て折半
・2年一緒に住んで、少しでもあれ?と思ったら同棲解消して別れる
・一緒に住む前に双方の両親に挨拶をする
(両方実家も近くにあった為)
と、いうものでした。

大切な若い時期、無駄にだらだら付き合いたいとはお互い思わなかったのだと思います。
わたしは普通だと思うのですが、みんなそんなこと決めないそう。

彼と住み始めてすぐに、なんかしたいね、2人で。と言う話を夜中、時には朝方までよくしていました。
(今でもたまにします。)
自分でいうのもあれですが、当時からお互いに興味と尊敬があったんだと思います。

そんな中で、共通のすきなことで、イベントをしよう!と動き始めました。

今思えばここから、わたしの夢が少しずつカタチになっていくことになったのだと思います。

次は、すきなことアートイベント編です。