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魔法をつかうひと

忙しい街の大きな商業施設のなかのお店で働いていた

日々に疲れきり
身体やこころの不調に
気付かないふりを続けるのにも限界を感じる

もうそろそろ、なんて思いながら
なんとなくきっかけを求めていた頃
Yoliの求人募集が目に止まった

吸い寄せられるように
すぐに履歴書を書き、送り、連絡を待つ
会ってお話をしましょうということになり
約束の場所に現れた春香さんは
全身に光を纏ったように輝いて見えた

やわらかくて朗らかで品があって
それでいて相手を緊張させない雰囲気

カチコチに緊張していたわたしは
(待ち合わせ場所付近に1時間前からスタンバイしていた)
一気に気持ちがほぐれたのをよく覚えている

それから
幸いにも一緒にお仕事をさせていただけるようになり
すばらしい仲間とともに過ごす中で
春香さんの魔法をたびたび目にすることとなる

Yoliの服は着る人を選ばない、と常々思っているけれど
春香さんがコーディネートすると
ぴったり似合うのはもちろん
新しい自分への驚きと発見に高揚する

新しくなにかを始めようとするときに
これまでとなにかを変えようとするときに
後押しをするような風が吹く
あ、また魔法を使ったなと思う

その風に乗ってわたし自身も
予想もしなかった場所へと連れられて
たくさんの出会いと
扉がひらいていく感覚を次々に感じながら
日々の解像度があがっていく

そうか
はじめて会ったあのときに
わたしも魔法にかけられたのかも

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