転職で失うのも、転職先で築くのも「信頼」
仕事における「信頼貯蓄」
これが大切だと思っています。
信頼貯蓄とは
仕事を通じて周りから得てきた信頼であり、貯めてきた信頼のこと。
目に見える結果だけでなく、取り組み姿勢や態度、ルールやモラルの遵守、人柄などなど。
どれだけすごい売上を上げていても、協調性が欠けていたり、モラルがなかったりすると、信頼は増えにくいはず。
転職すれば貯めた信頼はゼロに
転職は、「新しい仕事、職場、人間関係、キャリア、収入…」など、得るものだけではありません。
貯めてきたものを失う、つまり、信頼貯蓄がゼロでのスタートになります。
「仕事ができそうだ、活躍してくれそうだ、カルチャーフィットしそうだ」
採用の時点(入社時点)では、すべて「期待」であって、その会社での信頼はありません。
転職を数回経験して初めて「信頼」の重要さを知る
「信頼貯蓄」は、前職時代に教えてもらった言葉です。
転職した場合、入社したては信頼がないし、その信頼を得ることが(いち早く得られるように努力することが)大事なんだと学びました。
だからこそ、
レスポンスは早くする(できる限りすぐに)、仕事の提出は期日より必ず早めに出す、気付いたことはどんどん提案する、など小さなことでも、当たり前のことを当たり前にできるように徹底しました。
「信頼」は自分のエネルギーにもなる
結果、目に見える形での信頼はありませんでした。例えば、昇給、昇格したとか。(ちょっと言い訳をすると、入社して半年後には海外赴任帯同が決まり、退職することが決まってしまった。言い訳するとね。)
ただ、仕事を任せてもらっている、頼ってもらっている、信頼されているという自負はありました。
自惚れだと言われたらそうかもしれないけれど、「信頼してもらえている感」が、間違いなく仕事へのモチベーションにつながりました。
そして、だからこそより頑張ろうと思えて、仕事に励んでいました。
何度でも築ける「信頼」
私はまた、信頼貯蓄がゼロになりました。
それは残念だし、また次働くとなると一から信頼を築く必要があります。
さらに、今後のキャリアは未定ですが、日本に戻って会社に勤めるのはおそらく数年後になるはず。
そうなるとかなりブランクがあり、益々益々ますますますます信頼してもらえるように努力が必要になります。
大変だけど、この考えを知っているから頑張れると思っています。
「信頼貯蓄」を大切に
転職をもし考えている人がいたら、
これまでの信頼を失うこと、そして転職先で信頼を貯蓄することの大切さが届くといいなと思います。