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30代から見る夢はとてつもなく大きいものにしよう
30代になると
『夢を見るより現実を見ろ』
『30代になって地に足ついていないとイタイ』
など、誰に言われたわけでもないのに
感じてしまうことがよくあります。
ちなみにわたしの中学生の頃の夢は、
『船のひとになること』
船のひととは、
客船(しかも世界を周る豪華客船)
の乗務員になること。
当時は、
『また変なことを言い出した』
と、親から飽きられていて
(船のひとという表現の仕方のせいもありますが笑)
周りにその職業についている人がいないものになろうとする事は『無理』なことなんだと、
いつからか自分も線引きをしていきました。
わたしが船のひとになりたかった理由は、
タイタニックを見てあの豪華客船に乗ってみたいと思ったのと(沈んでしまいますが…)
『海外に行けるから』
この理由がとても大きかったのです。
わたしは、この頃から
『海外』
と、言うものにすごく憧れや夢や希望がありました。
地理や音楽や英語の教科書に載っている
ノルウェーや、チェコ、スイスの絶景を
ただひたすら眺めては
自分がフィヨルドの絶景を見たり、
夜景の輝くプラハ城の前を歩いたり
スイスの山々を鉄道で走る姿を想像しては
幸せを感じていました。
『大人になったら絶対にヨーロッパに行く』
むしろ、大人になれば簡単に海外に行けるものだと思っていました。
だけど、19歳でウェディングの仕事をし始めてから
『大人になれば海外に行ける』
と、いう夢は見事に砕け散りました。
それは、『時間とお金』がなかったこと。
正確に言えば、自分が時間とお金を作り出すことができなかったことが原因でした。
当時、一人暮らしをして
車のローンも払っていたわたしにとっては、
1年に1回だけある大型連休に2年がけでお金を貯めて近場の海外に行くのが精一杯でした。
いつかもっと自由に海外に行きたい、
いつか、
いつか、
と、気がつけば29歳。
『わたしの人生終わった』
と、本気で思いました。
30代は20代とは違う生き方があり、
落ち着いて、結婚もして、子育てをして、
自分の好き勝手に生きてはいけない。
そんな風に考えていました。
でも、これからの未来を想像した時に
この土地で同じ仕事をして行く姿や
結婚をして、パートをしながら子育てをする姿が全く想像出来なかったのです。
仕事を辞めて、他県にいこう。
行くなら国際線の空港があるところがいい、
そういえば、セントレアの空港すごく
雰囲気が素敵だったな、
よし、愛知に行こう!
そして、空港で働こう!
そんな、『やりたい』という気持ちだけを持って何のツテも知り合いもいない愛知に移り住み空港で働くことができました。
周りからよく
『30歳でよくその決断をしたね』
『11年勤めた会社を辞めて誰も知らない所にいくの怖くなかった?』
と、聞かれるのですが
わたしにとっては、あのまま何も変わらず人生が進んでいく事の方が恐怖でした。
仕事を辞めて、何もない30歳になったわたしは、嘘みたいな解放感と自由がありました。
それは同時に孤独との闘いでもあったのですが
わたしは今でもこの選択をしたことを、一度も後悔していません。
もちろん、辛いことや自分の存在価値を感じられない日も何度も何度もあったし、
今でも、将来が不安になる日もあります。
だけど、30代で手に入れた『自由』は
わたしを今から何者にでもできてしまいます。
落ち着いた30代でもいいし、
地に足ついてない30代でもいい、
自分の『やりたい』を行動に移せることが
幸せなことだと感じることができたから。
そんな30代のわたしには大きな夢があります。
中学生の頃にみたような、
ただ、純粋にやりたいという気持ちからきた夢
コロナが収束したら海外に行くこと、
それは、2年に1回でも特別な日にでもなく、
『行きたいから』
と、いう気持ちになった時にいつでも自由に行けること。
そして、海外を自分の仕事に結びつけること。
海外に行くことがわたしのライフスタイルになるということ。
わたしはまだ何者でもなく、
何の肩書きもないけれど、
今から時間をかけて、積み重ねてきたものが、ゆっくりと何者かになっていければいいなと思っています。
もし、30代で同じ気持ちの方がいたら、
大きな夢を持つもの同士、地道にがんばりましょう!