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「子供が(大人に)教える学校」がすごい

こんにちは!最近はもっぱらアート思考をひろげたい、そしてぶりっこになりたいあゆむです!

今日は柴田雄一郎さんの主催する【アート思考セミナー&トークセッション「子どもが教える学校」】 に参加してきたので感想を投稿します。

教員退職後、コーチングに出逢い感覚の教育をしたいと感じて活動をすすめる中で、一番伝えやすいツールはなんだろうと考えたときに「アート」「アート思考」だと思い柴田さん(shibaさん)のセミナーを受講したのがきっかけで今回の参加に至りました。

イベント概要

今回お話をしてくれたのは子供が教える学校を立ち上げた鈴木深雪さん。VUCAと呼ばれるこの時代になぜアート思考が重要なのかをshibaさんが説明してくださいました。予測不能な今の時代、モノを正確に量産してきた今までの資本主義社会から、新しい価値を直感とひらめきで創造する才能主義に移り変わっていくと言われています。

そこで鈴木さんはコロナ渦の中、学校に行けない子どもたちと元気のない大人をみてこのプロジェクトを立ち上げました。バイアスのないまっすぐな子どもたちから大人が元気をもらうことができるのではないかという思いからつくられたプログラムはNHKや新聞にも取り上げられるなど大きな影響を生み出しています。

3週間、子どもたちの情熱に働きかけ、最後は子どもたちが自らの思いを先生として大人に向けてプレゼンするというプログラムになっています。実際に今回のイベントでも子ども先生の授業を受けることができました!

何から学ぶのか(アートってなに?)

正解を置かず、その子の原動力となる興味関心の情熱からあふれた表現が、目の前のひとの心を動かす。その過程から余韻に至るまで「ぜんぶアート」としています。アート、アート思考については私自身shibaさんの講座に影響を受けているのと、とても共感していてわかりやすいので、ここで皆さんにもお勧めさせてくださいっと。

なによりも大切なのはバイアスを持たずに、フラットな関係で感動しあうこと。そこで生まれる感情のバイブレーション。それが私がいきついたアートです。コーチングをしたり、中学校で授業をしたり、パステルアートのワークショップをしていても、自分だけが伝えたいことを伝えて気持ちよくなるよりも、一緒に新しい感動を共有できたときがビリビリして最高のひらめき材料になったりするのです。

9/22(火)13:00~ 所属しているコミュニティ「Nonameschool」主催のイベントで登壇します。もう締切はすぎているのですが、参加希望、アーカイブの閲覧希望はTwitterのDMからご連絡ください。

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誰から学ぶのか(小学校6年生の先生)

本日は小学校6年生のE先生が授業をしてくれました。テーマは「お母さんにフォートナイトで課金してもらうには」でした。

内容をざくっとまとめてみました。

(1)フォートナイトとはどのようなゲームか
(2)どうして課金をしたいのか
(3)問題点
 ▶お金がない
 ▶お母さんが課金をしてくれない
(4)改善点
 ▶お小遣い、お手伝い・・・
 ▶お母さんの機嫌をよくする
(5)課金することの何が問題なのか
 ▶お母さんにヒアリングする
(6)実行したこと
(7)課金してよかったこと

先生が課題解決に至るまでのプロセスとストーリーをリアルな感情ののったプレゼンを聴きましたが、ただ、ただ、ひたすらに感動しました

フォートナイトがすごい!とか、お母さんを説得した小学生先生がすごい!とか起きたプレゼン内容以上に、先生がフォートナイトを大好きで大好きで課金したくて、試行錯誤して課題を解決していくそのストーリーにたくさんのエネルギーを感じ、胸を打たれました。こんなにきらきら、無垢な気持ちで私は自分の大好きな家庭科教育を目の前の中学生に伝えられているだろうかと改めて考えさせられました。

学びの本質が、「なに」を学ぶかよりも「そのひと」から学ぶということに価値が置き換わる瞬間に出逢うことができました。

先生のプレゼンができるまで(whyから始める)

プレゼンをしてくれたE先生のプレゼンができるまでのプログラムにあるルールは3つ。

(1)テーマは自由
(2)表現も自由
(3)自分言葉で

実は(1)の自由が子どもは簡単に考えつくけれど、大人は難しかったりするのですよね。そこに、why(なぜ)の深堀りをいれていくというプロセスが加わります。

なぜこれをやりたいの?なぜ伝えたいの?どんな経験から?といった問いを投げかけることで、自分との対話が生まれます。
(コーチングという言葉を鈴木さんは用いりませんですが、通ずる部分がありますね。)鈴木さんは、「ヒモ解き」という屋号でビジネスマンの思考整理業もされています。

大人はHowやWhatが先行しがちですが、その熱源となるwhyを深ぼることで最後は鈴木さんが一切手を入れることなく素晴らしいプレゼンを完成させてくるそうです。リハーサルもありません。

そのプロセスの中で変化する子どもをみて、一番身近にいる保護者にも変化が生まれるそうです。素敵だなと思いました。

何を学んだのか(ぜんぶアートだ)

本当に私は、学ぶことが好きというよりも、感情のバイブレーションにひたっていたいということを改めて気付きました。

朝起きて「まだ眠い」「眩しい」
ご飯を食べて「おいしい」
友達と合う前「わくわく」
仕事の前「わくわく」「どきどき」
お風呂で「ゆったり」

ぜんぶぜんぶ一分一秒幸せを存分に浸っていられるそんな世界をずっと過ごしていこうと改めて感じました。一秒で起きうる事象もアートだし、全部人生そのものも、地球そのものも、宇宙そのものもアート。そしてそれは、一瞬の直感の積み重ねが生むもので、ときに訪れるひらめきによってイノベーションを起こしたりする。そんなわくわくを期待したり常に抱えながら、私たちは「いま」を生きていたりするのである。

一緒に参加していた「たけうちのぶお」さんの記事もとても素敵ですのでシェアします。

素敵な時間に参加させて頂きありがとうございました。心より御礼申し上げます。

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