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非常勤講師の給料事情とわたし的おすすめの理由(週3.5日教員で年収300万を超えました)

まえおき

こんにちは。教える人のための働く悩み解決コーチ すずき あゆむです。この記事を手にとってくださりありがとうございます。

教師からのIT企業転職、非常勤講師、モデル、起業、旅暮らし、スピード婚・・・色々人生楽しませてもらっています🌱

起業家としての活動の中で・自分軸コーチング講座・書籍出版プロジェクト「らぶぼん」・パステルアートのワークショップでは関わったお客様より「出逢えてよかった!」「新しい自分に気付けた!」「本当の願いに気付けた!」そうおっしゃってもらっています。他にもゲストハウス開業合宿や移住支援、街づくりの手伝いを通してたくさんの豊かさにも触れることができました。ありがたき・・・

■ 教員
価値観の合わない教育現場 →転職成功!! 
自分の教育価値に疑問 →移住・起業スタート 
生徒との関係性に悩む →「問い」が変わり関係性に変化 

■ 教育事業会社員
上司と価値観が合わない → 関係良好 
自分の意見に自信が持てない → 提案力UP 
忙しく自分の時間が持てない → 転職開始 恋愛開始! 

こんな長文なメッセージをたくさん頂いております。(泣けるw)

そんなわたしが昨年出版した先生に向けた本はこちらです。
書籍【先生がわくわく学校に行ける本】

そして今は、これからの教育をより豊かにしていくために、頑張る先生のためのアップデートプロデュースを担当しています。


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給与事情について

本日は公立の非常勤講師として、どれくらいのお給料をもらっているのか公開したいと思います。将来フリーランス教員を目指す方や、実際に非常勤講師として働いている方もきっと参考になると思うのでぜひ読んでみてください。

※前提として東京都時間講師制度の情報をもとに説明します。

非常勤講師は時間額制です。受け持つ授業数に対して金額が定められており、その範囲は1,880円(勤務1年未満)~3,350円(勤務17年以上)と、かなり幅広いです。

ちなみに私は経験年数に応じて2019年現在2,130円で働いていますが、個人的に勤務年数 = 指導力とは全く言い切れないので、指導力あるいは面接できちんと評価の上、時間額を設定して欲しいなと感じています。

つまり、毎月振り込まれるお給料は長期休業等、月によって変動はありますが、時間額 × 週の担当コマ数 × 52週(年間週数)÷ 12 となります。

その時間額には以下の業務内容を含みます。

1.学習指導としての授業(45分〜50分)
2.授業の実施に付随する業務
(例)提出物の点検、考査の採点、成績会議、教職員との打ち合わせ

参考までに私の令和元年度の担当は週9コマ(週2日)で、その月収は68,000円でした(教員5年目)。

フルで授業がある月は82,000円、7月や12、1、3月は長期休業と重なるので60,000円弱程度でした。

<<大きな変更>>
→ 令和2年度より変更があり、夏季休業中も同一月給&期末手当が支給されるようになりました。つまり毎月授業のコマ数×1万円程度の収入だと思っていてください。

週2日勤務(半日+1日)でそれだけもらえるならば、ありがたいものだなんて思う人もいるかもしれませんね。給与は翌月5日に振り込まれます!

非常勤講師として収入をあげる方法

この記事では3つ簡単に紹介しようと思います。

(1)毎年務め続け、勤続年数を増やす。
(2)教材準備、成績処理の雑務をとにかく短縮し時給単価をあげる
(3)非常勤講師としての経験を価値として、別の収入源をつくる


(1)

17年以上非常勤講師を勤め続けることで、最高3,350円の時間額を得られることができます。ずっと連続して希望の条件に合う仕事があればの話ですが…(ちなみに、家庭科や技術などの実技科目は非常勤講師が足りなくて毎年たくさん電話がかかってきます)。

(2)

大卒1年目の新任先生は特に教材研究はこつをつかむまで、とにかく時間がかかると思います。人に教えるということは教える内容の120%以上の知識と段取りと説明力が必要ですからね。

さらに、考査の作成と採点、成績処理…全校生徒11クラスを受け持ったことがありますが、11クラス分のアナログでの採点業務は7時間かかりました(あまり思い出したくない笑

この授業外の業務時間短縮の工夫については、需要があればこれから記事を出していこうと思います!本当になめたらいかんです!笑!

(3)

これから広げていきたいことでもあります。困っている先生に自分の教材や情報をシェアをする。学校現場で感じたことを発信するなど、フリーランス教員として自分にしかない価値を提供することで、誰かの役にたってお金を頂くという方法ですね。

その価値は、教育委員会が時間額で決めるわけでもなく、お客さんの要望とそれに答える自分の努力によって無限大に広げていくことができますよね。そんな先生仲間が増えてくれたら嬉しいです。

私は、フリーランスとして令和3年度に独立し、モデル活動や、執筆活動、コーチング、ヒーリングなどで生計をたてています。複数の学校に勤務して、たくさんの先生方や子どもたちと関わっていたからこそ、感覚的な理解が深まり、撮影やセッションで活かすことができています。

ワタシ的、非常勤講師がおすすめな理由

これから社会は大きく変わります。

学校教育も、オンライン化に向けて急ピッチで進めざるを得ない状況になってきました。終身雇用や年功序列の終わりが近づいています。

社会は「大転職時代」に変化してきており、それに伴ってサービスも大きく変わってきています。

ただひとつ「教育」の重要性は絶対になくなりませんよね。形を変えながら重要性は増しています。学生だけでなく、誰もが学び続けなければならない時代になってきています。

自分のために「働く」

わたしは非常勤講師として、「教える」のではなく「学ぶ」という最大の価値を自分自身に得ることができています。自分がつくった授業で子どもたちのリアルな表情をみることができ、それがリアルなフィードバックとなって様々な価値を得ることができます。

非常勤講師は、正規教員ではないので何年も同じ学校に務められる保証も、必要もありません。私にとって教職は(今は)生活を支えている収入源ではありません。

しかし、非常勤講師をすることで、これからの社会に、子どもたちに何が必要かを常に考えられる環境に身をおけています。

そして、SNSが当たり前の今の社会では、同じく学びに意欲のある全国、世界中の先生方とコミュニティをつくることができ、協力したりしながらお互いを高めあうことができる楽しい働き方を実現しています。

「教育」という無限大の可能性に携われていることに感謝し、これからも頑張ります!

週3.5日教員で年収300万以上になりました。(2022年6月追記)

たくさんのひとにこの記事を読んでいただき感謝でいっぱいです。
非常勤講師として勤め始めてから2年たち、現在わたしは私学の通信制高校で週3日と区立の中学校で4時間(午前中)教員をしています。

週3.5日教員をしながら、起業をして時間的にも収入的にも豊かになりました。まさか自分でもこんな生活をすることができるようになるとは思っていなかったので驚いています。(個人事業も加えるともう少し年収は上がります。)

もし、この記事を読んでいるひとが「教員」「講師」という働き方をきっかけに、あるいは超えて自分の人生を豊かにしたいと思ってくれたら嬉しいです。


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すずきあゆむ
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