田舎の人間にはストーリーがある。
世間は9連休。私もカレンダーに倣って会社が休みなので田舎に帰省しています。長期連休、まるっと田舎に帰るのは初めて?かもしれません。
・学生時代の友人とその赤子たちに会う
・学生時代の友人の結婚式に出席する
これ以外は特にやることはなく。「何もしない」をしています。
ちょっと補足をすると、シティガールに憧れて、大学から関西に出てきて、実家は福岡のド田舎。最寄りのコンビニまではチャリで20分。最寄りの駅まではチャリで50分かかります。
うんうん。どれくらいか想像できたでしょう。
田舎、学生の頃、ほんと死ぬほどきらいだったんです。ほんとに何もないし、不便だし、コミュニティが狭くてすぐ噂広まるし、窮屈だし。
でも年を取ったからなのか、そんな田舎が恋しくなってきました。
今回の帰省で1日目に実家のお風呂につかったとき
ゆったりと足を伸ばして入れる湯舟と、気持ちのいいぬるめのお湯と、窓から入ってくる気持ちいい風と、何虫かわからない虫の音。
心の底から、癒されていく感覚がしました 笑
~ここまでは前置き(長い)~
田舎がパワーアップしていた話をしたかったんですよ。
私の田舎はボチボチ観光地らしく、あまり住んでいた頃は観光名所に行く機会も少ないから、意識することも少なかったんですが、その観光地がインバウンドとかで結構盛り上がっていました。
昔は本当に津々浦々のじじばば向けというか、あまりおしゃれな感じはなかったのです。でも商店街を中心に、30代くらいのUターン・Iターンした方たちが面白いことをやっているようです。
・リノベーションハウスでカッササロンを営む元介護士の女性
・病気の両親においしく栄養を取ってほしいという動機でスープ屋さんになった女性
・おばあちゃんの家を自分で手入れしながらゲストハウスを営む元建築士の女性
・もともとは釣具店だったという変なBar
ちょっとこれだけでも行きたくなってきませんか?
すべてに共通しているのは、人間のウラにあるストーリーがその人に会うとすごく伝わってくるということ。
顔を合わすだけでは難しいだろうけど、きっと、その人がなぜこれを始めたのか、どんな思いがこもっているのかをゆっくり話ができる余裕があるからなのかもしれません。これってきっと田舎に限らず、絶対に全国どこでも人間のウラにはその人ならではのストーリーがあるはずだと思っています。
たまには何も予定をいれずに、
ふらっと田舎に帰ってきて私が知らない田舎を知っていけたらいいなと思っています。
ではね~。