Ayako

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最近の記事

大切な君、明日もすこやかに

君は自由に。 これ以上我慢しなくていい。 辛い思いをしなくていい。 今はただ、 僕の背中に乗って 風を感じていて。 穏やかにゆったりと 休んでいて。 僕は降り立つ 君の相応しい場所に。 君は歩き出す ゆっくりと。 心地よい場所のはずだ。 ぬかるんだ場所もあるかもしれない。 そんな時も僕は君の横で 一緒に歩いている。 辛ければまた 僕の背中に乗ってもいい。 別の場所へ行こう。 君にこれ以上の苦労はさせない。 自分に自信が持てないのは 今、少し愛が足りていないだけで

    • 僕の灯り

      昼間の眩しい太陽ではなく 遠くに輝く夜空の星でもなく 君は僕だけを照らすやさしいランタンの灯り こんなにも僕の心をなごませてくれる 安心を与えてくれる ほのかに暖かい でも僕の心を溶かすほどに熱い とても大切な僕だけの灯り か弱い君の火を僕は両手で守っている もし火が消えてしまったとしても安心して また僕が君に火を分けてあげる 僕の火を分かち合う唯一の君 これからも僕が君に火を灯す

      • あわ

        またしばらく行くと、こんどは大きなサメに会った。 「やぁ、あわ坊。こんなところで何をしている?」サメは海の中で、あぶないことがないように、すみずみまで見張っているようだった。 「美しい世界を見に、海の上へ行くんだ。」とぼくは答えた。 すると、サメはあわに少し迫って怒ったようにこう言った。 「悪いことは言わない、やめておきな。あわというのは、水の中だけで 生きられるのさ。海の上では、パチンとはじけて消えてしまうよ。」 「消えるってどういうこと?」からだをゆすってみても、ぼくの