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何度目の、再会?
12月23日〜25日まで、自主企画「潮彩〜しおさい〜」を開催します。
ふたり芝居3本、非言語即興作品1本、歌で構成される、私が好きなものを全て詰め込んだ企画だ。
現在、そんな潮彩の公式Twitterから、作品情報が流れている。
このnoteでは、1週遅れで、なぜその作品を選んだのかについて話したいと思う。
第1週目 萩と百合
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あらすじ
自らを星の子と称するほどの
自信家「鉄幹」に見出され、
歌人として才能を開花させた晶子と登美子。
歌人としても、鉄幹を巡る恋の上でもライバルだったふたりだが…
もうすっかりお馴染みの2人芝居。
与謝野晶子と山川登美子が繰り広げる愛憎劇だ。
何度も観たし、何度もやった。
それでもこの作品に執着しているには、まず大前提として、脚本のあつとさんへの大きなリスペクトがある。
以前彼が主宰する劇団に所属していたのだが、入団理由として1番大きかったのは、あつとさんの脚本が好き、というものだった。
天才だと思うのです、彼は。
長編作品から感じられる繊細さと壮大さ。
短編作品から感じられるテンポ良く全てをさらっていく様。
あつとさんに今作をやりたいとご連絡させて頂いた時「作品書けって言われれるのかと思った」ってお返事頂いたから、次はその権力を行使させて頂きます。
まぁでも、萩と百合がよかったので、今回は。
私が劇団を卒業する際に挑んだ今作。
やはり、けじめのタイミングで、やりたいのはこの作品でした。
お相手は秋枝明日香ちゃん。
知り合って約2年くらいと、潮彩ゲスト陣の中では知り合ってからの日は浅い。
そんな彼女と、晶子と登美子という、姉妹のような2人の関係に挑みます。
共演は何度もしてきたけど、ちゃんと舞台の上でお話したことがあるのは、それこそ2年前。
その時にぐんと仲良くなったから今があるのだけど。
年下だけど、ずっとずっと甘えさせてもらっていて。
だけど、実はまだちょっとだけ、全てを曝け出すには勇気がいる。
そんな人。
思い返せば、初めて萩と百合に挑んだ時。
田村のきょんちゃんと、べりーとやったのだけど。
べりーとのお稽古の時、何だか相手に委ねるのが途端に恥ずかしくなっちゃって、ぼろぼろになったことを思い出しました。
短大の同期とはいえ、だからこそ、なんだか恥ずかしくなっちゃって。
うまく思いを伝えられなくて、泣いたことがある。
あの時の感覚と少し似てる。
まだお稽古してないけど。
なのに、お稽古回数は1番少ない。
他にも色んな作品をお稽古しなければならないということもあるが、あきちゃんを信じているから、1度のお稽古を濃密にしたくて。
言い訳できないように。
光に目が眩み、目の前にみえるものは、果たして
何度目かの、再会。
ご期待ください。
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