20210610
こんばんは。今日もみなさまお疲れ様です。
今日は産休中の同僚とLINEしました。
自分の産休中を思い出し、
同じようなことで悩んでいる人もたくさんいるかと思い、少し綴ってみたいと思います。
妊娠中、体重の増加と貧血以外は
特に何の問題もなく
仕事も産休に入るまでこなしました。
破水からの出産。
産まれたばかりの長男。
そして
ついさっき母親になったばかりの自分。
なぜかポツンと1人にされた気がしたのです。
さぁ!お母さんとして頑張らなくちゃ!
自分に言い聞かせるように意識を強く。
でもそれは退院後、初日の夜に崩れます。
病院では夜もすーっと寝てくれた息子。
実家に戻ったら、ちっとも寝ません。
母が「私が寝かしつけておくから、搾乳しておいで」と気をつかってくれるけれど。
冷凍しておけば、夜中も私が授乳できるから!と言ってくれるけれど。
1人で搾乳することがなぜかとても苦痛でした。
搾乳という行為が好きになれませんでした。
授乳という役割がなくなったら
私は何をすればいいの?
私が抱くと泣く息子。
母や父や夫が抱くと眠る息子。
なんで?どうして?
産んだのは私なのに。
イライラと焦りが伝わるのか
夜中に授乳しようとしても
うまく吸えない息子。
真っ赤になって大声で泣く。
「〇〇!」
1週間前に決めたばかりの呼びなれない名前を呼んでみるけど、当然泣き止まない。
「名前なんか呼んでもわからんのに。ほれ、私が抱いたら泣き止むよ。」と笑う母。
それがプレッシャーになっていました。
気がつけば私も泣いていました。
自分だけが取り残されたような不安。
しっかりしなくちゃ。
でも何を?どうやって?
そのとき。
ブー!!!!
大きなおなら。
息子です。
そして、ぴたっと泣きやみました。
「あー...おなか痛かったんやなぁ」
ポカンとする私に母が言います。
「赤ちゃんは喋れないから泣くねん。泣けばあんたに抱っこしてもらえるでしょ?母親はあんたよ。自信持ちなさい。」
この言葉を私は今でも忘れられません。
私を【母親】にしてくれた優しい言葉。
搾乳が辛ければミルクでいい。
母乳にこだわらなくてもいい。
一緒に泣いてもいい。
母親だって、全てが初めて。
初めからうまくできなくてもいい。
あれから6年。
いまでは走りまわり、宿題に頭を悩ませる日々。
あの頃の自分に伝えたいのは
不安は声に出したほうがいい。
頑張らなくていい。
誰かとたくさん話そう。
明日はきっと機嫌よく過ごしてくれる。
来月には笑うかもしれない。
半年後にははいはいするかも。
1年後、子供はきっとママ大好きになる。
ママの笑顔が、家族を幸せにするよ。