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どうしても

Netflixの浅草キッド。誰もが絶賛するように私も面白いと思っている。ずっと私が抱いていた、男だったら芸人になりたかったという思いが、この映画を見て熱く呼び起こされたし情熱的な映画だと感じた。
だけど
どうしても気になる演出?がある。
マスカキ厳禁のトイレのシーンは長すぎると思う。
この箇所にとどまらず長すぎるシーンが多いと思う。
よくいう説明しすぎる感じ?
私の持論だけど2時間超える映画は(全てじゃないけど)たいていクドい場面が多すぎるんだと思う(特に邦画)。
芸人の“粋”を演出したいのならなおさらだと思う。
初期の頃のたけし映画のような、説明が一切ない演出の方が良かったなーと思ったのは私だけかな?
爆笑の太田が言ってたけど、昔の浅草とか芸人はあんな小綺麗じゃないとか、あの頃のたけしはあんなんじゃないとか言ってて、ひとり監督もそういうのあえて描かず大衆に当たるように作ったんだって言ってたけど、私は映画は極私的な歪で歪曲されたものの方が見たいしそれにチャレンジする方がかっこいいと思う。
ひとり監督はただ単にそういう描写ができないだけなんじゃないかなーと。
太田が言ってたけど、原作の浅草キッド自体が、たけしが美化した思い出だから、それを元に別の人が創作すればするほど、本当のあの頃の匂いや手触りなんてものは薄まり、たけしとは別の美化された時代を描いてしまうのは仕方ないとは思う。

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