#14 お薬手帳を語るVol.1
こんにちは。
薬についてちょっと詳しい人(薬剤師)です。
日々の業務で感じたこと、気づき、疑問を綴っています。
さて、みなさんはお薬手帳持ってますか?
普段、薬を全然飲まない方には馴染みがないかもしれません。
そして、メリットが伝わっていないかもしれません。
が、これが本当に役に立つんです。
そもそもお薬手帳とは、
使用している薬の名前や使い方などを記録するノートです。
普段、飲んでいる薬、使っている薬の名前、言えますか?
言えるよーって方もいるかもしれません。
でも、用量(規格)もわかりますか?
薬には、同じ名前でも複数規格あるものがあります。
例えば、血圧を下げる薬であるアダラート®︎
(ニフェジピン)。
この薬は、
アダラート®︎CR10mg
アダラート®︎CR 20mg
アダラート®︎CR 40mg
アダラート®︎L10mg
アダラート®︎L 20mg
アダラート®︎カプセル5mg
アダラート®︎カプセル10mg
と一つの名前で7種類も薬が存在します。
そして、用法(薬の飲み方)も人によって異なります。
患者さんから飲んでいる薬の内容を質問すると、
「血圧の薬飲んでいるよ。ピンクの錠剤。」
というような返答が非常に多いんですよね。
そこから飲み方を聞いて、よく処方される薬や、特徴を思い浮かべて推理…。
(ピンクの錠剤…1日1回…血圧でピンク。
ピンクだとアダラート®︎かアジルバ®︎かな。
形は丸?楕円?アダラート®︎だったらLかCRどっちだ?1日1回だからCRかな。)
私の頭の中はこんな感じです。
それでも推測なので、正確ではない。
もし、白い錠剤ならもうお手上げ。
でもここにお薬手帳があったらどうでしょう?
薬の名前、飲み方まで書いてあれば…!
こんな推理することなく、患者さんともっとスムーズに、そして正確にいろんな確認ができるんです。
さてさて、まだ語りたいんですが、長くなるので続きはまた今度♪
疑問質問あればお気軽にご相談ください。
わからないことは全力で調べてお答えします。
みなさんのヘルスリテラシーが少しでも向上するお手伝いができますように。
引用:バイエル薬品
https://pharma-navi.bayer.jp/
武田薬品工場株式会社
https://www.takedamed.com/sp/medicine/detail/?medicine_id=151